五味って? 辛口って?

「辛口本醸造」のくだりに、ひとこと補足です。

人間の舌で味を感じる部分のことを味蕾(みらい)といいます。
舌の上にあるプチプチした小さなイボですね。
味蕾が感じる味覚とは、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味でこれを五味といいます。

五味の中には『辛味』がありません。
人間が辛いと感じるのは、味ではなくて舌への刺激だそうです。
ピリピリヒリヒリの刺激を辛いと感じるんだそうです。

ですから、『辛口の日本酒』という表現は変なんです。
辛口と感じるのは、アルコールの刺激が強い場合や甘みや旨みが相対的に低い場合です。
悪く解釈すると、「このお酒にはたくさんアル添してますよ~~」と言ってることになります。
本来、日本酒はお米のデンプン質を利用していますので、甘くて当たり前。
甘みが少ない酒はありますが、辛い酒はないはずなんです。

辛口のお酒といわれると、まゆにつばを付けたくなってしまいます。


ちなみに『辛口の酒=うまい酒』の常識が出来上がったのは、アサヒスーパードライからだとか。
それまでは、ビールにも辛口とかドライがいいなんて常識はなかったそうです。
それ以前に『辛口』って表現は一般に使われていたのかな? 
「辛口の批評」とかはあったかも・・・

それが日本酒にまで波及して辛口神話が生まれたとは・・・・テレビCM恐るべし!


甘さを感じるのは味覚の中で最も原始的感覚なんだって。
だから赤ちゃんは甘みしかわからないんだって。
成長するにしたがって、いろんな味覚を持てるようになる、『舌が変わる』ってそういうこと。

日本も戦中戦後の貧しかったころには甘みがもっとも珍重されて、お酒もめちゃくちゃ甘口になったらしい。
その反動もあって、経済発展とともに甘み離れが進んで現代に至った、なんてことをどこかで読んだような、聞いたような・・・・




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by sakenihon | 2009-07-28 02:38 | その他いろいろ  

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