四国 高知 『土佐の一本釣り』の町 久礼へ
沈みかけた頃、ようやく本日の宿泊地『土佐久礼(とさくれ)』へ到着しました。
かなり小さな、かわいい駅でした。
正確には「高知県高岡郡中土佐町久礼」となります。
久礼は土佐湾に面した”かつお”で有名な漁師町です。
50歳以上の方であればご存じだとおもいますが、ビックコミックに1975年から1991年まで
連載された青柳裕介さんの漫画『土佐の一本釣り』の舞台となった街でもあります。
【土佐の一本釣り とは】カツオ漁船に乗る若者・純平と年上の恋人・八千代の恋愛、土佐の漁師町に住む人々の生活を描いたものである。(ウィキペディアより)
私がこの町を選んだ理由は、漫画のイメージもあり「高知らしさ」を味わえそうな気がしたことと、
駅からすぐ近くに酒蔵(西岡酒造)が存在していたためです。
久礼の街には「黒潮本陣」という人気のリゾート風旅館があるのですが、今回は経費節約の為
そちらは諦めて、昔ながらの小さな宿『大谷旅館』さんにお世話になりました。
『大谷旅館』さんは観光客というより、工事などの仕事で訪れた人が宿泊している印象でした。
一人旅には大きな施設より、こじんまりとした家族的な旅館の方がお似合いですね。
酷暑の汗をお風呂ですっきり流した後は楽しみな夕食タイム。
地元の味が並びました。
まずは、何といっても『鰹のたたき』。
東京の料理屋とは見かけが違います。上品ではないですね。
でも、『鰹のたたき』は鰹に野菜を盛って土佐酢を掛けた上から、味が馴染むように包丁で
押したたくことから『たたき』と呼ばれる訳ですから、これが正統派なんでしょう。
さらに『鰹の腹身』。 お腹の一番薄い部分だけを焼いたものですね。
見るのも食べるのも初めての食材。
いかにも本場という感じです。 思ったほどクセもなく適度な脂で肴にピッタリでした。
(後で探したら、御徒町の『吉池』でも手に入ることがわかりました。)
『さざえ』 地元で獲れた感じの小ぶりなものが二つ。
『煮魚(いとより鯛?)』
『イカ飯』(一口サイズ)
『そうめん』 徳島県名産の『半田の手延べ素麺』かな?
『炊き合わせ』
『酢の物』
品数、量とも十分でした。
板前さんの料理ではなく、おかみさんの家庭の味という感じです。
写真を見てもわかると思うのですが、全体的に薄甘口の優しい味付けでした。
漁師料理というと、「醤油ドバーッ」「砂糖ドバーッ」てイメージだったんですが全然違いました。
おかみさんにもその感想を伝えましたが、高知はこんな感じ(薄甘口)だそうです。
そういう意味では、瀬戸内海側の味付けと基本的には変わらないのかも・・・・・・
『鰹のたたき』を除いて。
この夜は小雨模様ということもあって、のんべえらしくもなくおとなしくしていました。
後からの情報では、近所のスナックに行くべきだったようです。
毎夜、地元の方々が盛り上がっていて、いいコミュニケーションが取れる場所だったそうです。
予算をケチリ過ぎて、いい機会を逃してしまったのかも・・・・・・・
チョット残念。
明日(7月17日)の朝から『西岡酒造』さん。
朝から酒蔵かい! 楽しみ~~
で就寝でした。
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by sakenihon | 2008-12-06 12:24 | 酒蔵めぐり