カテゴリ:日本酒が抱える問題( 8 )

 

ヤバイ ホントに酒税は上がるのか!?


ちゃんと民主党のマニュフェストを読まずに、昨日は適当な憶測で書いてしまいました。

いい年をしながら政治に全く関心がないのんべえを笑っておられる方もおられたでしょう。

さきほど見たテレビ東京のワールドビジネスサテライトで、初めて知りました。

本当に日本酒の酒税は上がるらしいじゃありませんか!?

まさか憶測が当たっていたなんて。      ガッ~~~~~~ン!!!




民主党の案ではアルコール度数の高低にしたがって課税額を決める方式にするのだと!

つまり15%の日本酒は、同量の5%のビールの3倍の税金が掛るということ。

ビール飲料の中もビール・発泡酒・第3のビールですべて税率は一緒になるらしい。

”酩酊度合いに対する課税”だということですが、何かシックリきませんよお。


ちなみに現在の課税額(1キロリットル当たり)は以下のようになってます。
 ビール   220千円
 発泡酒   178千円
 第3     80~134千円
 日本酒   120千円


民主党方式になったらビールは安く販売できるようになるでしょう。

反面、日本酒の課税額は2倍~3倍にアップし、小売価格も大幅値上げ必至です。

さらに課税額のアップは単価の安い普通酒ほど影響が大きくなってくるはず。

つまり、低価格商品比率が高い、大手酒造メーカーと地方で日常酒を造っている零細酒蔵

への影響が大きいことになります。

大手メーカーも大変ですが、零細で普通酒比率が高い蔵は壊滅状態になるのでは・・・・・

吟醸比率が高い酒蔵はまだマシかもしれませんが、ますます”日本酒=高い酒”となって

日本酒離れが加速してはどうしようもありません。

この酒税が適用されたとたんに現在の約1300の蔵は半減するのでは?


政府とすればビールをどんどん消費してもらえば、4社のビールメーカーが潤って効率的に

酒税が徴収できるだけでなく、法人税も徴収できてバンバンザイ!となるのでしょうか?


ヨーロッパ各国は自国のワイン醸造業発展⇒輸出振興のための制度づくりを行い

ワイン産業を保護しているとか・・・・・

それに比べ、日本固有の文化を無視し、アルコールを”酩酊の具”としてしか考えない

ような発想であれば、わたしゃ絶対に反対です!

しかし、日本酒が高くなるよりビールが安くなることの方が歓迎されそうなご時世。

本当に心配になってきました。


この理解、間違いであればいいのですが、当たっていたらぞっとします。 

俺の1票返してくれ~~~~~~~



( こちらの記事の方がわかりやすいかも ⇒ 日経8月31日記事 )



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by sakenihon | 2009-09-01 02:48 | 日本酒が抱える問題  

『國酒』とは?

今日は、いかにも梅雨といった一日。
外に出る気もありません。

ようやくカミサンの賛同も得て、梅干しを作ってみることになりました。
もうシーズン終わりかけてますが、昨日買ってきた梅をこれから洗おうかというところです。

週末に小難しい話題が続いてしまいますが、『國酒』という言葉をご存知でしょうか?
「酒米の調達方法」の中でこの言葉を使いましたら、yutakahashi さんから”聞きなれない”とのご指摘をいただきました。
のんべえも『國酒』を知ったのはホンの最近、酒蔵巡りを始めてからです。

しかし、醸造業界にはかなり浸透した”業界用語”のようです。
今回、酒米について調べている過程で、偶然こんな記事に遭遇しました。

醸界タイムスの最新記事。(醸界タイムスってネーミングもなんか凄いですね。)
日本酒造組合中央会第56回通常総会 國酒誇る「沖縄宣言」採択
 
結構長い記事ですがポイントは、
  ① 日本酒造組合中央会の総会が始めて沖縄県で開催されたこと
  ② 「沖縄宣言」を満場一致で採択
    伝統民族酒である國酒(日本酒、本格焼酎・泡盛)の製造業者が「國酒として誇りうる酒造り」を行う決意を表明し、法制において國酒たる明確な位置づけを求めた。
  
ということのようです。
つまり、『國酒』とは日本酒と泡盛を含めた本格焼酎であり、そのことを法的に明確にしてゆくそうです。ん~~すばらしい。
なるほど、泡盛も國酒なんですね。
泡盛は日本の焼酎の元祖ですからね。

凄いですねえ『國酒』
『國』の字が『国』でないとこが、またイイ! と思うのはのんべえだけ?


実はこの記事でのんべえが一番注目したのが、一番最後の竹下財務副大臣が業界に対し自らの言葉で語ったという一節。
是非ご一読下さい。
いや~いい事言うなあ!
のんべえもそう思いますよ!
座布団3枚くらいあげたいです。
今度の選挙、やっぱ自民党に入れよっかな・・・(いやいやそれは早計か)


ところで、竹下財務副大臣って竹下登元総理の弟さんなんですね。
さらに竹下総理の生家が造り酒屋だったて知りませんでした。(勉強不足です。)

調子に乗ってウィキペディアで調べてみると、造り酒屋出身の偉い人って沢山いるんですねえ。
  ウィキペディア⇒⇒⇒ 【造り酒屋出身の著名人一覧】
麻生さんも見方によれば酒屋の孫っ子ということか・・・・
ビックリ!です。 
さすが地方の名士が揃っておられるんですね。
なのになんで日本酒業界はこんなに衰退するのか?

ところで竹下財務副大臣!
民主党政権になったら民主党に移ってでも約束を守ってくださいねー。
ホント、お願いしますよぉ!



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by sakenihon | 2009-06-21 16:50 | 日本酒が抱える問題  

酒米の調達方法


今日は池袋サンシャインで年に一回の”日本酒フェア”の開催日。
行くつもりだったのですが、五十肩で外出が辛くて断念しました。(あすはMRI検査です。)
鑑評会入賞の酒500銘柄の試飲ができて、全国の酒蔵さんと話もできるという又とないチャンスだったんですが、まことに残念!
自分の根性無しを悔やまれます。
皆さん、行かれましたか~~?



日経新聞の記事ネタを無理やり持ってくる気などサラサラないのですが、今日(17日)の記事でどうしても取り上げたい記事がありました。
近々、酒米の自家栽培に取り組んでいる酒蔵をまとめたいと準備をしていたところで、大変タイムリーな記事でしたので取り上げたいと思います。

以下概略です。

【酒米 地元農協から調達】 
(制度改正利用  生き残りへ知恵を絞る)

秋田県酒造組合加盟30社は、日本酒の原料米全量を従来は全国農業組合連合会(JA)などの集荷業者から仕入れていたが、一部を地元の農協から直接購入する。
3月に実施された加工用米の制度改正を利用した全国初の試みで、コストは一割程度削減できるとみている。(従来、60kg当たり1万6000円のところが9500円前後で購入の見込み)


以上が記事の概要です。

従来、酒蔵は食糧法での制限のために、JAを経由しないと地元産のお米さえ調達することができなかったということです。この制限が今回やっと緩和されたということのようです。
JAにしても県の農協にしても、一度集積した大量の米をまとめて処理するので、この田んぼの米がほしいといった希望はかなえられないわけです。
なんとも古めかしく不合理なお話に思えます。

もちろん、こんな制約とは関係なく農家と直接に契約して酒米の栽培をしている酒蔵もあります。
しかし、大きな問題になるのは精米作業です。
精米作業は、高精米になると50~100時間もぶっ続けに行う必要があり、中小規模の酒蔵では人件費の関係上、外部に委託するしかないという場合が少なくありません。
酒蔵の中に精米機はあっても製造石高が減ってしまって、現在は使っていないという酒蔵をのんべえもたくさん見てきました。

しかし、各県の精米所はJAの運営でありJAから購入したお米しか精米してくれないそうです。
したがって、独自の契約栽培や自家栽培を行う場合は、自家精米か独自の委託先を確保しなければなりません。
ここのお米が使いたいとか、有機無農薬のお米でお酒造りをしたいと思っても、簡単にはできないのが現状のようです。(県によって多少の状況差はあるようです。)

今回の規制緩和は一歩前進ではありますが、本来であれば地域の優れた篤農家と志の高い酒蔵が協力し合って、優れた酒造りに邁進できるような制度を作り上げることが、「国酒」たる日本酒を護るべき国の役割だと思います。
フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、とどの国も自国のワインの品質維持と振興のための制度づくりが行われており、その結果として日本へも大量に輸出されています。
日本は酒税を徴収することが唯一最大の目的で、産業振興は後回しとなっているのが残念です。
まずはお酒の監督官庁を国税庁から経済産業省へ移管する必要があると思うのですが・・・・・・・


こんな窮屈な日本の酒造りの現状ですが、2月に訪れた青森県弘前市の三浦酒造(豊盃)さんのように、たった400石でも自家精米で頑張っているお蔵もあることを思い出しました。
自家精米が可能であるから”豊盃米”という独自米で酒造りが可能であり、思いきった酒造りができるということなんですね。
ただし規模は家内工業で、かわりばんこの寝ずの番が可能な400石に限られるということになります。


以上の問題以外に独自の酒米の栽培にはいろいろな問題があり、全国的にも自家栽培を行っている酒蔵はほんの一握りのようです。
現在、下調べ中です。
まとまりましたらご報告したいと思います。

(追記) もう一つの調達方法として契約栽培があります。
     高級品種や特殊な品種に多いようです。
     もっとも有名なのが兵庫県三木市産の山田錦。
     大吟醸など高精米向きの日本一の酒造好適米ですね。
     こちらのお値段は60kgで4万円を軽く超えます。
     ご興味のある方は、こちらの過去記事もどうぞ=> 【お米のはなし】 



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by sakenihon | 2009-06-18 01:45 | 日本酒が抱える問題  

”晩酌” と ”寝酒”

只今15日の午後9時。
恐ろしいほどの勢いで雷雨が来襲しています。
庭の被害が心配・・・・


以下、昨日の日曜日の日本経済新聞の受け売りです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

眠れずに、ついついアルコールの力に頼るのが『寝酒』。

しかし、寝酒は睡眠の導入にはある程度の効果があるものの、睡眠を浅くしたり夜中に目が醒めやすくなったりしてしまい、結果として不眠を増幅するんだそうです。
(寝酒後の睡眠は通常時の1.4倍、途中で目が醒めるとのデータも)

また、いびきが多くなったり睡眠時無呼吸症候群へもつながることも睡眠を浅くするそうです。

夜中に目が覚めて、また飲んでしまう・・・・なんてことを繰り返すとアルコール依存症へと、いいことはないようです。

ただし、ストレスを和らげるための晩酌はこの限りにあらず。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

言われてみれば当たり前なのですが、「晩酌」と「寝酒」は違うんですね。

ここからはのんべえのつぶやきです。

サラリーマンをやっていると残業で帰宅が10時、11時ということも。
それから夕飯となると、疲れを癒すためにツイツイ一杯となりますよねえ。

晩酌のつもりが、そのまま寝酒につながることになってしまいます。
結果、疲れを癒すつもりが翌朝の目覚めがかえって悪くなってしまう。
このパターン、すごく身に覚えがあるんです。

結局、遅い晩酌は極力我慢するのがいいのでしょうね。
我慢が出来ないのんべえは、日本酒を”和らぎ水”とともに少なめに頂くというのがベターだと思ってます。

あまり目新しさがない記事だったかな・・・・




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by sakenihon | 2009-06-15 21:33 | 日本酒が抱える問題  

鶴岡の地滑り と 日本酒

酒蔵を巡っていると、日本の自然の豊かさを感じることばかりです。
水、米、土、材木、酵母菌、そして人。 
日本酒の原料・材料・道具、すべてが天然由来のものばかりです。
営々と酒造りが続けられてきたのは、豊かな自然があるからこそですね。


ただし、時としてその自然が多くの災害をも起こします。
地震、火山活動、台風、冷害、大雨、干ばつ、等などキリがありません。
先日、山形県鶴岡市七五三掛地区を襲った大規模な地滑りのニュースを見ました。
先に発生した地震の間接的な影響による水脈の乱れが原因ではないか、ということです。


ちょうど一年前に鶴岡を訪ねました。

鶴岡は出羽三山の主峰月山(1984m)を仰ぐ日本海の面した庄内地方有数の街です。
人口14万人といっても、高層ビル建築物は駅周辺のビジネスホテルのみ。
延々と広がる穀倉地帯の中で、江戸の風情を色濃く残す街並み残っています。


そして、鶴岡市米と水に恵まれ、は山形県有数の酒蔵の街です。
現在でも以下のように、歴史ある蔵が7蔵も健在です。

栄光富士  富士酒造       創業231年 (加藤清正の末裔)
大山     加藤嘉八郎酒造   創業137年 (富士酒造の隣)
奥羽自慢  佐藤仁左衛門     創業285年
羽前白梅  羽根田酒造      創業420年
出羽の雪  渡會本店       創業370年
くどき上手  亀の井酒造      創業134年 (旧羽黒町)
白露垂珠  竹の露         創業151年(旧羽黒町)

最も名が知れているのは「くどき上手」ですね。
富士酒造の「古酒屋のひとりよがり」は第一次地酒ブーム時代からの垂涎の吟醸酒。
そのほかの蔵も時流に流されないいぶし銀の酒造りを続けています。


そんな酒蔵の街に突然起こった地滑り災害。

災害地の七五三掛(しめかけ)地区は鶴岡駅から南東に30kmも離れており、近隣には酒蔵がなかったのは不幸中の幸いですが、七五三掛地区は月山のふもとですので、水脈がどのようにつながっているか解りません。
ある日突然、井戸から水が出なくなったり、水質が変わってしまうことは十分考えられることです。
水質の変化は酒造りにはかなりのダメージになり、枯渇すれば廃業になる可能性もあります。

数百年も続いてきた酒造りが、こんなことで途切れるとは思えませんが、
大きな影響が出ないことを願うだけですね。


それにしても災害が多発する日本で、数百年も脈々と酒造りを続けてきたのは驚きです。
お陰で、こんなに美味しいお酒が頂けるのですねえ。 
ホント感謝、感謝です。




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by sakenihon | 2009-06-04 01:58 | 日本酒が抱える問題  

日本酒 需要と供給のジレンマ

昨日は暑いくらいにいい天気でした。
今日も引き続きよさそうです。
今は早朝。 
すずめのさえずりがウルサイくらいです。
 
今日は久々に朝っぱらから日本酒の話です。

ネット上をフラフラしておりましたら、こんなページを見つけました。
【日経 WagaMaga 《食べる》最新記事】

なんと日経さんに”磯自慢”の紹介です。
さすがに日経。
チャンと取材されて簡潔にまとまったいい記事で、日本酒ファンとして少し嬉しくなりました。
磯自慢がお金を払って書いてもらったPR記事ではなさそうです。

しかし、ここでまたのんべえとしては考えてしまいます。
ああ、またこれでますます入手しにくくなるなあ・・・・
記事にもあるように既に需要が供給を上回り、厳しい販売制限をしているのに、こんな記事が載るとますます大変なことになってしまいますね。

先般の青森の酒蔵巡り旅でも感じたことですが、日本酒の造りの量にはいくつかの区切りがあるようです。(あくまで私の勘です)
経営が成り立つ最低限が200石。      (360KL 年商約3千五百万円)
家族的な手作業生産での理想が400石。 (720KL 年商約7千万円)
杜氏・蔵びとを使った最低限が2000石。  (3600KL 年商約2億五千万円)

最近、人気で引っ張りだこなのは400石以下の酒蔵がほとんどです。
寒仕込み、吟醸づくりで手をかけてじっくり造れるのはどうしてもこの規模になってしまいます。
設備投資して蔵人を雇い規模を大きくすると、稼働率を維持するためにどうしても普通酒比率が上がってしましますので、心ある酒蔵はその道を選びません。(磯自慢さんもそうです。)

しかし、400石(1升瓶四万本)では”幻の酒”にもなりません。
”幻”と呼ばれるには、せめて20~30人に1人くらいは飲んでいないと話題にもならないと思います。
ところが400石では、4合瓶を1年に1本手できるのは200人に1人という計算です。(日本の潜在飲酒人口を2000万人とした場合)
ここに日本酒のジレンマがあるように思います。

有望で志ある酒蔵が手頃で優秀な日本酒を次々に世に問うているのですが、私のような
極楽のんべえが飲みほしてしまうほどしか量ができないのです。
本当に美味しい日本酒は、日本酒になじみのない若い女性をも虜にします。
しかし、そんなお酒を口のする機会というのは努力しないと得られないのが現状です。
だれが悪いわけでもないのですが、ここに日本酒が停滞する原因の一つがあるように思います。

じゃあ、どうすればいいのか・・・・残念ながら私には明確な答えがありません。
獺祭さんの生産方法は一つの回答だと思います。
はせがわ酒店さんが取り組まれているようなチョイ飲みして買える酒販店というのも有効ですね。

のんべえにできるのは周囲の人に美味しいお酒を教えてあげることぐらいですかね。

またまた、朝からの長文・駄文 お粗末でした!



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by sakenihon | 2009-05-19 06:23 | 日本酒が抱える問題  

『ファミリーマートの日本酒』に思うこと

ある方からコンビニエンスストアのファミリーマートだけで販売している日本酒があることを教えていただきました。
コンビニにはお世話になってますが、不覚にもまったく知りませんでした。
さっそく店頭調査!

『粋』のネーミングで4商品が販売されています。
「日本盛」「白鶴」「月桂冠」「宝酒造」の大手4社がそれぞれ1商品づつを造っているようです。
f0193752_105053.jpg


各商品の内容は以下のようなものです。

 《名称》   《精米歩合》  《店頭価格》   《キャッチフレーズ》  《メーカー》 
 大吟醸     50%     360円    「すっきりした味わい」   日本盛
特別純米酒   70%     358円    「豊かなコク 山田錦」   白鶴
 純米酒     70%     350円    「華やかな香り」       月桂冠 
  清酒      70%     298円    「キレのある超辛口」    松竹梅(宝酒造)

一応購入して飲んでみましたが、香味の良し悪しはここでは触れません。
あえて言えば、燗酒は対象外、冷やして飲むように「すっきり系」で仕上がっています。
価格も含めて製造元の4社それぞれ苦労されてるな、と感じました。
コンビニという超高マージン業態への投入ですし、量的にも大きなものではないでしょうから、
大手の蔵にとっては「おいしい商売」とはいえなかったと推測します。

ただし、従来の日本酒に不足しているもののヒントをいろいろと示している商品だと思いました。
これはファミリーマートのバイヤーさんが中心となって企画された商品だと思います。
マーケティングのプロらしく、日本酒業界の常識にとらわれない工夫を随所に感じます。
私もサラリーマン時代に商談の経験がありますが、ファミリーマートさんは無印良品良品計画と兄弟関係でもあり、バイヤーさんはユーザー目線に立った感性で商品企画を行ってます。

この商品のターゲットユーザーはもちろんコンビニの来店者に絞られており、日本酒にはなじみが薄い層(=新規ユーザー)ということになると思います。
特に一人暮らしの女性を意識しているように思います。

私が感じた商品企画上の工夫点を列記してみると・・・・

【デザイン】
缶ビールや缶酎ハイを見慣れたユーザーに自然に受け入れられるような色づかいとデザイン。
ネーミングは直感的に日本を感じるような漢字一文字【粋】
【容量】
200mlと一回で飲みきりし易い量。

【容器】   f0193752_11461089.jpg
重くなく廃棄しやすいアルミ缶を利用。
一度に飲み干す必要がないスクリューキャップ。


【キャッチフレーズ】
一般のユーザーに商品のイメージが伝わるように、専門用語を使わない平易な表現。
【特別純米酒】
精米歩合は70%に抑えて、「山田錦100%使用」で「特別純米酒」とうたってます。
一般のユーザーには精米歩合60%と70%の違いよりも、「山田錦」という原材料の違いの方がわかりやすいとの考え?
【品質維持の視点】
コンビ二という冷蔵設備が整った売り場が保障されている利点を生かしながら、窒素充填も行って、賞味期限を「約1年」と比較的長く設定している。

この商品がすべて正解とは全く思いませんし、ヒットしているかどうかもわかりません。
しかし、数百年も営々と続く日本酒の酒造りをこれからも続けるためには、香味の追及だけでなく、変わりゆく消費者のいろいろな事情をもっと調査・考慮する余地は多いなあと感じた一品でございました。
      




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by sakenihon | 2008-11-03 12:58 | 日本酒が抱える問題  

田園調布に突撃!

第二次世界大戦の前には、全国に1万軒以上の日本酒の蔵元があったそうです。
そのころは日本の税金の60%近くが日本酒の酒税だったといいますから、一大産業だったんですねえ。
ところが現在は1800軒ぐらいまで減ってしまって、いまでも毎年廃業するお蔵が後を絶ちません。

一番の原因は消費の減少です。

アルコール全体の消費量は増えているのですが、ワインや焼酎、缶酎ハイなどに押される格好で日本酒は急速に立場が弱くなってます。つまり人気がないんです。
地域によっても差がありますが、首都圏の食品スーパーでの店頭陳列構成比はワイン=60%、焼酎20%、日本酒10%、その他10%てとこのようです。

実際の消費もそんなんかいな?と思い、独自に市場調査?をしたことがあります。

東京都大田区の資源ごみ回収日は週一回(木曜日)ということを確認し、とある木曜の早朝に田園調布に突撃しました。
捨てられたゴミを見たら、どんなものがどのくらい飲まれているかわかるかな?と考えたからです。
それにしても、今考えると何で田園調布?という気はしますが、千葉の田舎者の好奇心ということにしておいてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ちょっと脱線しますが)田園調布のお金持ちはさすがです。ゴミの出し方が大変きれい!驚きました。田園調布では一般庶民のようにゴミの集積所に捨てるのではなくて、各おうち(邸宅)の勝手口の前に出すシステムなんですね。ですから、このゴミはどこの家のゴミってことが明白なんで、変な出し方はできないようです。自治会も滅茶苦茶厳しいそうです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そんなわけで、調査も以外に楽でした。(それでもお屋敷街をくまなく徒歩で、ゴミ収集車に追いつかれないように調査しましたから大変でしたが。)

やっぱりアルコールの中ではワインの空きビンが8割以上で圧倒的でした。
ワインの瓶が5本、6本まとめて出されている邸宅が結構あります。つまり、ほぼ毎日1本ペースで飲んでるんですね。   勝手なお世話ですが・・・・・
それに反して日本酒はというと、残念ながらほとんど発見できませんでした。(全体でも2~3本てところでした。)
やはり時代はワインやねーと痛感しました。


私が住んでいる千葉の田舎の住宅街でも同じことをやってみました。

こちらでは缶ビール、発泡酒、缶酎ハイの類の空き缶が圧倒的多数、次がワインと焼酎の瓶で日本酒の瓶はやはり少数派でした。
最近はパックのお酒が多いのかもしれませんが、これは確認できませんでした。

秋田県や新潟県ではまだ日本酒の消費は多いようですが、都市部に行くほど日本酒を飲む人が減っているようです。
特に都市圏の高所得者ほどワインの消費が多いのかな?
なんでこんなに日本酒は飲まれなくなったんだろう??? 
なんでワインは人気があるのかなあ?

次回はデータも交えながら、もう少しかんがえてみたいと思います。
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by sakenihon | 2008-10-03 01:37 | 日本酒が抱える問題