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津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《カネタ玉田酒造 玉田陽造物語②》

前回から続く・・・・


陽造氏が何としても家業を継承しなくてはならなかった理由はもうひとつあった。
実は、陽造氏の生家は玉田家の分家であった。
大正時代、陽造氏の祖父は分家として同じ弘前市内に『カネタ』の屋号で創業していた。
ところが、昭和36年になって本家が廃業してしまった。
そこで陽造氏の父、秀造氏が本家再興のために蔵を引き継ぐことになったのだった。
その際、分家として創業した屋号『カネタ』を残し『カネタ玉田酒造』としたのは先代の意地を感じる。
看板を下ろすことは、分家として本家を再興した先代の意思を裏切ることになる。
そう易々と廃業など考えられなかった。

家業を継いで一番困ったのは、『どんな酒をつくったらいいのかわからない』ということであった。
桶売りが続いたため、自分の蔵の味を失っていたということも問題だった。
しかしもっと根の深い問題があった。

桶売りが始まる前の時代、津軽地方で造られた酒はなぜかほとんど北海道へ送られていた。
なぜそんなことをしたのか、ご先祖様は何を考えていたのかは不明だが、そっちのほうが高く売れたのかもしれない?
とにかくその影響で津軽の人々は地元の酒ではなく、関西(灘)の大手蔵の酒を飲んでいた歴史があるのだ。
津軽の酒の特徴は?と問われれば、『灘の酒』と答えなくてはならなくなる。
つまり目指すべき津軽の『酒の味の方向性』というものがなくなっていたのだった。

まったく困った状況だが、とりあえずは杜氏さんというプロに任せておけばそれなりの酒はできる。
なんとか看板は下ろさずに頑張ってこれていた。

ところが、事業継承後ちょうど12年目、陽造氏51歳の時に大事件が起こる。
1991年(平成3年)の秋、日本海を通過して青森を直撃した台風19号である。
収穫直前のりんごが台風によってほとんど落下してしまい、リンゴ農家は大変な被害を受けた。
全国的にも報道されたのでご記憶の方も多いと思う。

実は当時の玉田酒造の蔵人はほとんどがリンゴ農家の人たちだった。
ところが、台風でその本業が壊滅的な打撃を受け、ほとんどの人が出稼ぎへ出てしまったのだ。
リンゴの収穫を終えると酒造りに来ていた蔵人が、突然来なくなってしまったのだ。
玉田酒造は台風によって突然に造り手を失ったのだった。
(蔵元を裏切った負い目のせいか、復興後も彼らが蔵へ戻ることはなかった。)

玉田陽造氏は自分で酒造りをするしかなかった。
『51歳の杜氏見習い』の誕生である。
いくら学生時代に醸造の勉強はしたといっても、すでに30年近く経っている。
いくらなんでも無茶である。 が、やるしかなかった。 


これが玉田陽造氏のじょっぱり精神であったのだ。

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『玉川』は分家時代からの代表銘柄。



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by sakenihon | 2009-02-28 01:28 | 酒蔵めぐり  

津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《カネタ玉田酒造 玉田陽造物語①》


前回紹介した青森県弘前市の『カネタ玉田酒造』の「蔵元」兼「社長」兼「杜氏」、
玉田陽造氏について、のんべえが氏から聴いたお話を基に物語風にまとめました。
フィクション(推測)部分が含まれています。 
昭和の日本酒の歴史を絡めた”お話”として読んで頂ければ幸いです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
玉田酒造の創業は1685年(貞享2年)。
初代の玉田善兵衛は津軽藩藩士だったが、どうゆうわけか4代藩主信政公からの命によって、
藩の御用酒屋として酒造業を始めることになった。
なんと武士から商人への転職である。 
江戸時代は封建社会、『士農工商』の階級社会とはいえ、柔軟性も兼ね備えていたことが伺える。

玉田陽造氏は1940年カネタ玉田酒造の9代目として生まれる。
陽造氏は蔵元の跡取りとして東京農業大学で醸造学は学んだものの、あくまで酒造りは
杜氏の仕事、蔵元は経営者であった。
1979年、陽造氏が39歳の時に父・秀造さんが他界し家業を継ぐこととなった。

事業を継いだころ、日本は高度成長の真っ盛り。
それに伴って人々の生活は洋風化が進みウイスキーの全盛時代。
そのために日本酒は急激な需要減少が始まって、長い冬の時代が到来していた。

第二次世界大戦による米不足から酒米が蔵ごとの配分制となったことがきっかけで、
玉田酒造を始め県下の多くの酒蔵は、県内の大手蔵への桶売り商売が主体となっていた。
桶売りは酒税も関係なし、造れば売れる、楽な商売だった。
ところがその制度が1968年(昭和43年)に撤廃されると、大手蔵は自前でいくらでも酒を
造れるようになり、桶売り桶買いの取引の必要はなくなった。
それに頼っていた多くの酒蔵がバタバタと廃業していった。
これは青森に限ったことではない。日本全国に2万軒近くあった酒蔵が現在の1800軒に
なった一つの要因である。

大手の酒蔵は中小の蔵から買い集めた原酒をブレンドし、醸造用アルコールを足し、水で
アルコールを15度未満に調整した。15度を超えると酒税の税率が上がるためである。
アルコール添加と加水で薄っぺらになった味を、糖分(糖蜜)で甘さ、調味料で旨み、
酸味料で酸味を作り出し、最初に買った原酒の3倍の量に膨らませて販売した。
これがいわゆる『三倍醸造酒』=『三増酒』である。
どんどん造ってどんどん飲ませれば酒税も増える。国家も『三増酒』を影で奨励していた。
こんな、旨いはずがない、混ぜものばかりで二日酔いする日本酒が横行していた時代。
オシャレで美味しいウイスキーやワインを知った消費者からソッポを向かれるのは当然であった。

陽造氏が家業を継いだ時、日本中の酒蔵はそういう状況に置かれていた。
しかし、玉田酒造は300年続く御用酒屋。 簡単に看板を下ろすわけにはいかない。
何としてでも事業を継承しなければならなかった。

つづく、



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by sakenihon | 2009-02-27 14:07 | 酒蔵めぐり  

津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《カネタ玉田酒造さん》

青森県弘前市 2月12日。

三浦酒造さんへの訪問を終えて、弘前市街地方面へ戻りました。

次の目的地は弘前城跡にもほど近い『カネタ玉田酒造さん』

現在の主なお酒は『津軽じょんがら』『津軽蔵人』。

地元のお客様を大切にされているため、首都圏ではほとんど無名の酒蔵さんです。

私も今回の蔵巡りに出なければ、多分知ることがなかったと思います。

ところが、ここにも聞き逃すことのできない物語がありました。

現蔵元(9代目)玉田陽造氏の波乱に満ちた酒造り人生ですのお話です。
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江戸時代初期の1685年(貞享2年)に、弘前藩主からの命で初代の玉田善兵衛氏は藩士から

御用酒蔵の蔵元へ商売替えをして酒造業を始めたそうです。

創業以来320年を超え歴史を抱える酒蔵です。

(それにしても、やっぱり士農工商って、かなり柔軟な封建制度だったんですねえ。)

蔵は正面から見るとそれほど大きくは見えないのですが、中に入るとチョットした体育館のような

大きな木造建築物でした。

玄関脇の事務所の上には明かりとりなのでしょうか? おしゃれですねえ。
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お蔵へ到着したのは午後4時を回ったころで、その日の仕事は一段落つく時間帯でした。

一応はアポも入れての訪問だったのですが、それでも造り最盛期のため蔵人さんたちの

緊張感と疲労感を強く感じ、お邪魔だろうなあと小さくなってしまいます。

一人の蔵人さんに夕暮れの薄暗いお蔵の中をザッと見せていただきました。


巨大な甑(こしき)。 

私が今までに見た中では最大級。 他にも中型と小型のものがあり使い分けているようです
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麹室(こうじむろ)です。
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三浦酒造さんは石造りでしたが、こちらはレンガ造りの室です。

やはり、寒い気温の断熱効果を狙ったものなのでしょう。


ここでの驚きは、巨大な木造建築の中に、いくつもの大きな土蔵が建っていることでした。

蒸し場を除いて、酒の仕込み、貯蔵はほとんど土蔵の中で行うという構造なのです。

ですから、このように立派な土蔵にお酒を送るホースがかかっていたりします。
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やはり、木造だけでは温度調節が無理な土地柄ということなのでしょう。


それにしても立派な土蔵です。 とても土でできているとは思えません。
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現在ではこういうものを作れる技術は残っていないと聞いています。

木造部分は100~150年の寿命でしょうが、土蔵は玉田酒造創業以来のものなのでしょう。

大変な歴史を感じるお蔵さんですが、近く道路の拡張工事のため、道路に面した塀などの一部が

取り壊されるとのことで、大変残念です。


お蔵を見せていただいた後、玄関脇の事務所へ戻って蔵元社長 玉田陽造氏に少しだけお話

を伺うつもりだったのですが、酒造りの裏話も交えてなんと1時間近くもいろいろなお話を聞く

ことができました。

また、長くなりますのでそれはあす以降に続けます。





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by sakenihon | 2009-02-25 00:16 | 酒蔵めぐり  

本日の一献  《 豊盃 『ん』 》

f0193752_2346879.jpg豊盃の普通酒『ん』をいただいてみましたので、感想をご報告。

開栓して冷やで一口。

まあ、『普通酒』という範疇ではくくれません。

軽やかな吟醸香さえ漂います。

飲み口はかなりすっきり。

ほとんど雑味らしい雑味もありません。

飲み飽きしない、誰にでも嫌われることがない酒。

その軽やかさは、特に女性には受けると思います。

三浦酒造さんの良心を感じると同時に、今要求されている酒質を

冷静に把握された上で提案されているなと感じました。


次に、40度程度のお燗をしてみました。

残念ながらお燗で旨味が膨らむことはありませんでした。

それなりにアル添されているため、スッキリの反面膨らみを期待するのはチョット無理なようです。

danchuの記者さんもきっと冷やで飲んだんだと思います。

『冷やで美味しく毎日飲める酒』としては秀逸と思います。

麹米60%、掛米65%で1800円という価格を考えれば『ん』はキレがあって、飲み飽きせず

かなりのお薦めです。


青森の味付けは雪国にしては思ったほど濃くなく、しょっぱくなく、どちらかといえば淡白でした。 

そのためお酒も柔らかい口当たりで、旨味を大事にした辛くはないタイプが多いようです。

f0193752_0325527.jpg それを念頭に置いて、行きつけの御徒町『吉池』さんで

北海道産の『こまい』の一夜干を購入してきました。

身がホクホクの一夜干しで、塩辛くはありません。

それにしても吉池さんは産地表示が徹底しています。

特に『自社工場製』は安心して買えます。


当然ですが、『ん』のスッキリした飲み口には、淡白で薄塩の『こまい』は邪魔することなく、

ピッタリの肴でした。 

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おいし~ぃく いただきました。  感謝、感謝。



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by sakenihon | 2009-02-24 00:50 | 本日の一献  

豊盃 三浦酒造さんで購入したお酒

昨日、ご紹介した弘前の三浦酒造さんで購入してきたお酒を紹介しますね。

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左から
 『ん』 普通酒                15度以上16度未満
 1800円(1.8L)              麹米華吹雪60%  掛米むつほまれ65%

 『豊盃 純米』 しぼりたて生酒      17度以上18度未満
 2650円(1.8L)              麹米55% 掛米60%  華吹雪
  
 『豊盃 特別純米』 新酒          15度以上16度未満
 2500円(1.8L)               麹米55% 掛米60%  華吹雪 

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この2本はかなりの限定品のようで、ネット販売でも見当たりません。

純米大吟醸の方は『蔵のみ限定品』とありますので、蔵にしか売っていないもの、

純米吟醸はかなり限定した販売店に数量限定で出ている商品、というもののようです。

純米大吟醸の方には『豊盃米』が使われていると思います。
(購入するときには聴いたんですが、どっちがどっちかわからなくなっちゃいました。)


一人で飲んじゃうのはなんだか勿体ないお酒たち、どうやって飲もうか? 迷います。




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by sakenihon | 2009-02-22 12:55 | 酒蔵めぐり  

津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《豊盃 三浦酒造さん》

2月12日 函館から青森で乗り換えて弘前へ。 車窓には延々とリンゴ畑の風景が続きます。
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弘前駅へ到着。レンタカーを借りてすぐに出発!
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今回の酒蔵巡りのスタートは『三浦酒造店』さん。

三浦酒造さんは弘前市から岩木山へ向かって、岩木川を渡った先にありました。
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三浦酒造さんは『豊盃』というお酒を醸造されています。

しかし、三浦酒造さんはHPがないどころか青森県酒造組合のHPにも情報がありません。

どんなお蔵さんなのか全くわかりません。 

持てる限りのコネクションを使って連絡を取ったのですが、「この時期の見学はすべてお断り」

との返事。 しかたないですよねえ。 ”ごもっとも”だと思ってます。

しかし、蔵元でお酒の販売はしているとのことなので、行くだけ行ってみました。

正面から見る限りは新しい造りですし、それほど大きくは見えません。
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門を入ってすぐの駐車場の隅には一時保管用なのか、コンテナが3本。 
気温が低い地方ならでは? さらに在庫回転がいいので長期間の保管は必要ないから?
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恐る恐る玄関へ・・・・ごめんください~~~
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玄関から入ると左が事務所。右側の棚には三浦酒造さんのお酒がずらりと並んでいます。
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最初にご対応いただいたのは、上品で若き女性。(蔵元のお嬢さんか、お嫁さんだと思います。)

蔵元さんに伺って感心するのは、ご対応いただく奥さまやお嬢様が本当に気品があって

皆さん本当に美人揃いなんですよねえ。 

これもお酒の効能なのかな?  お世辞ではありません。


棚のお酒からどれをいただこうかと迷っているのんべえが、よほど不憫に見えたのでしょうか?

お蔵の方へ走って行ってくださいまして、「ほんのちょっとなら」との条件付きで蔵の中で

入れていただけることに!   やった!!


靴をスリッパに替え、白衣を着て、頭をすっぽり覆う帽子をかぶり、手をしっかりアルコール消毒

してからお蔵のエリアへ入ることができました。

私が女性で化粧をしていたら、たぶんそれだけでNGだったかもしれませんね。


三浦酒造さんは蔵元の三浦慧さんの御子息、兄・剛史さんと弟・文仁さんの御兄弟が酒造りを

されています。案内していただいたのは剛史さんでした。

剛史さん、 「うちは杜氏さんに見放された酒蔵なんです。」

のんべえ、「は?」

剛史さん、「ぼくらが杜氏さんに向かって、ああしてほしい、もっとこうゆうふうに、といろいろ

注文をつけていたら、ある年の造りが終わったとき『来年からきません!』

と言われっちゃったんですよ。」

のんべえ、「ありゃー、『勝手にしろ!』ということですね。 でも他の杜氏さんを頼もうとは?」

剛史さん、「やはり杜氏さんの高齢化なんかもあって、自分たちでやることにしました。」

のんべえ、「でも、学校で醸造の勉強はされていたんですよね。」
            (確か、剛史さんは東京農業大学の醸造学科卒だったはず)

剛史さん、「そうなんですが、まさか自分が酒造りをやるとは全く考えてなかったんです。」

のんべえ、「突然じゃあ、大変だったでしょう。」

剛史さん、「父は全く造りの経験はないんで、弟と二人でなんとかやってきました。」


結果的にはこの事件が三浦酒造さんをいい方向に大転換することになったようです。

その後、短期間で平成17年・18年の観評会入賞を果たされ赤丸急上昇銘柄となっています。

今にして思えば結果オーライですが、きっと大変な状況だったと思います。


このようなお蔵は最近多いですね。 

杜氏さんには受け継がれた熟練の技があったり、杜氏集団としてのバックアップがあったりと

メリットもあるのですが、どうしても製造者に徹してしまい、ユーザーニーズに沿った酒造りが

しにくいというデメリットもあるようです。

本来は蔵元側がマーケティングを担当し、杜氏さんはそれを受けて製造を請け負うという姿が理想

なのですが、最近はマーケティングの重要性が大変大きくなってしまったため、従来の姿では間に

合わなくなってしまったのかもしれません。
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『お釜と甑』 比較的小ぶりだと思います。

伺ったのが午後3時ごろでしたので、本日の「蒸し」は終了していました。

周囲の道具類をみても、樹脂製のタライなどが目につきます。

木桶、木だるよりも清潔で使いやすいという合理性からの選択なのでしょう。

四国の『石鎚』さんを思い出します。 そういえばどちらも同世代で東京農業大学出身です。

のんべえ、「最近、随分人気のようですが、今の生産高は?」

剛史さん、「400石」です。 (一升瓶で40,000本分)

のんべえ、「もっと造っていいんじゃないですか?」

剛史さん、「今の設備では400石が限界ですね。それ以上作ると大きな投資が必要ですし・・・」

のんべえ、「400石が今の経済ロットということですね。じゃあ造りの期間をもう少し延ばしたら?」

剛史さん、「最近は昔ほど寒くないし、どちらかというと造りの期間は短くなってしまいます。」


400石では全国区でチョット売れるととても足りる量ではありません。

そのため、『豊盃』は販売店をかなり絞り込んでおられます。

年末には在庫がなくなることもあるようですが、残ってしまうよりもいいという判断のようです。

現在の蔵は3年ほど前に大改装されたばかりで、今は400石を大切に売ってゆくという方針

だそうです。 のんべえとしては賛成です。大変好感が持てますよね。

そのような大方針は家族みんなで話し合って決めるとおっしゃってました。
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ちょっとピンぼけですが『麹室(こうじむろ)』です。

なんと石造りの室です。内部は木造なのだと思います。(当然、覗くことはできません。)

外気の温度変化に対する断熱性を高めるために石で囲んだ構造なんですね。 

私はこのような室を見たことがありませんでしたが、厳寒のこの地方では珍しくないことが

この後の蔵めぐりでわかりました。 

弟の文仁さんは、この時も室の中で仕事中だったようで、お会いできませんでした。

周囲には精米済みのお米が温度・湿度をなじませるために、たくさん積み上げられていました。

『豊盃米』という『五百万石』の流れをくむ青森県産の酒米や、同じく『華吹雪』という青森県の

酒造好適米を多用されていることもあり、青森県産のお米がほとんど。

兵庫県産などではなく地元産の原料を使うというところも、いいですねえ。

三浦酒造さんが商標取得したこともあって、『豊盃米』を使っているのは三浦酒造さんだけに

なってしまったようです。ですから、現在は100%契約栽培となっています。

これらのお米の精米を自家精米で頑張っているところも、400石クラスでは珍しいと思います。

なにしろ精米は24時間ぶっ続け、休みのない作業です。 大変です。

このときも精米機は、お蔵の片隅のビニールの垂れ幕で区分けされたエリアで稼働中でした。
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タンクも新しいものばかりでした。 大改装の時に新しくされたようです。

サイズは大きくありませんでした。タンクのサイズで造りの単位がわかります。

やはり、蔵全体が400石サイズになっているんですね。

このサイズは家族経営で、一つ一つのタンクに眼が行き届き、丁寧なお酒造りができる最適な

サイズということなんでしょうね。 

すべての設備が100%稼働するということは、無駄なコストがかからないということ。

結果的に美味しいお酒が低価格で生産できるということですね。

三浦酒造さんの『じょっぱり』(頑固さ)はこの400石に表れていると感じました。

そういえば、会津若松の『会津中将の鶴の江酒造』さんや愛媛の『石鎚酒造』さんも、

東京農業大学出身の新世代が中心の家族経営で元気な酒蔵。 

なぜかみんな400石でした。

『これ以上大きくすると人を雇う必要が出てきて、味より売上拡大に走ることになる。』

これがのんべえ的な一つの結論です。


それともう一つ、三浦酒造さんで感じたこと。

首都圏ばかりを見た酒造りではなく、地元のお客様を大切にされていること。

その現れが普通酒『ん』です。 

普通酒も大切に造っておられることは素晴らしいと思います。

最近は特定名称酒比率、純米酒比率、吟醸酒比率などの高さを誇っておられる酒蔵さんも

おられます。 

それも素晴らしいことですが、自慢できる普通酒があるということは本当に素晴らしいと思います。

この『ん』は今発売中のdanchu3月号にも紹介されています。

もちろん、この『ん』も今回購入してきました。

まだ試していませんが、吞み始めると吞み過ぎが心配です。


どんな酒蔵さんかとヒヤヒヤドキドキしながらの豊盃・三浦酒造さんへの訪問でしたが、

極寒の津軽で、暖かくってチームワークのいい家族経営の、すごく素敵なお蔵さんでした。

忙しい時にお邪魔してしまって、本当にご迷惑をおかけしました。

ありがとうございました。




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by sakenihon | 2009-02-21 15:15 | 酒蔵めぐり  

本日の一献 《2月11日》 函館の夜、おもわず暴飲暴食

2月11日午後、函館の街をフラフラしている間もずっと楽しみにしていたのが『函館での一献』。

前もってネット検索でよさそうなお店を探しました。

f0193752_2151162.jpgポイントは地元の美味しい食材はもちろん、”北海道の地酒

が揃っている店”
という点でした。

のんべえの目にとまったのが『いか清』さん。

お値段も観光地価格ではなさそうで、口こみの評価も

なかなかでしたので決めました。

『市民病院前』という市電の停車場の目の前という点も

探す手間が無くって助かりました。

店頭には青森市の西田酒造さんの『田酒』がずらり。

ここに北海道の地酒が並んでいれば理想的だったのですが、青森市は函館の隣町です。

しかたありませんかね。

でも、日本全国どこに行っても「全国の銘酒が飲めます!」という状況は、結局どこに行っても

同じ酒しか飲めないということにもなりかねません。 

その先に日本酒の未来があるのか? のんべえは少し心配です。
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幸い、『いか清』さんには北海道の地酒もしっかり揃ってました。
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けっこう広いお店ですが、本日の席はお店に入ってすぐの

カウンターです。

一人の時にはカウンターがいいですね。

板さんと会話しながらの一献は最高です。

すでに函館山の展望台でサッポロビールをいただいて

ましたので、ここではいきなり日本酒でスタート。

気分はやっぱり燗酒でした。

とりあえずは入店前から決めていた『殻つき牡蠣』をいただきました。

『牡蠣』はのんべえ一番の大好物。これが出ると、よだれダラダラです。

おかげで写真を撮るもの忘れてました。

北海道は水温が低くて牡蠣の生育が遅いので、小ぶりだと聞いていましたがここのはかなり

大ぶりの牡蠣でした。

生育が遅い分、長い年月をかけて大きくなった天然ものの牡蠣を出しているとのこと。

それだけに旨味もギュッと凝縮していて、本当にウマい超一級の牡蠣でした。


メニューを見ても食ってみたいものばかり。こうゆうときはお任せが一番!

まず次に出てきたのは『ぼたんえび』

生のエビは甘くてぶよぶよしたイメージがあって、自分から選ぶメニューではありません。
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ところが、甘みはそれほどでもなく、身はぷりっぷりの海老でした。酒に本当に良く合います。

”活きがいい”なんてレベルではありません。 元気良すぎて食べにくい!

身を食べてみそを吸った後でも頭だけでピンピン動いていました。(ちょっと残酷?)

もちろん、その頭もカリっと焼いていただきました。 うまかった!


次に黙って出された刺身。 板さんから「これって何だかわかります?」の問いかけ?
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答えは『にしん』   ニシンが刺身で食えるとは!!!

ニシンから連想する臭みや青魚っぽさは全くありません。

すごく締まりがあって、歯ごたえがシャキッ!としてます。 

いままでに経験のない味覚でした。

すでにこの時点で、私より先にカウンターにおられた常連客のM氏とも会話が弾んでおりました。

M氏によると「にしんの刺身」が食えるのは北海道でも珍しいとのことでした。 

正に珍味。 20年ほど前に生まれて初めて仙台で「さんまの刺身」を食べて以来の驚きでした。


次に薦められたのが『ほやの刺身』

お任せとはいったものの、『ほや』はかなり苦手です。

こちらも20年前、仙台で初めて食べたのですが、洗剤?のような臭いでのんべえのNG食材と

なっていました。

しかしM氏と板さんの声に押され、試してみることにしました。
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出てきた色を見てビックリでしたが、お酢につけて口の中に入れてまたビックリ!

臭みなんてまったくなし。 しゃきしゃき、こりこりとした食感が心地いいではありませんか!

燗酒に合う!合う! 驚きの連続です。 

でもやっぱり普通のほやは食べれないかもな・・・・・これは別モノです。


そして、大御所の『ヤリイカの刺身』。 姿造りです。

ごめんなさい。かなり酩酊が進み食べ終わり間際の写真です。
f0193752_23514452.jpg
烏賊の姿造り自体は福岡出身ののんべえにとっては目新しいものではないのですが、

スルメイカではなくてヤリイカは多分初めてでした。

スルメイカは多少ねっとりとしていますが、ヤリイカはコリっとした食感であっさりとした風味でした。

食べられたイカさんは恨めしそうに見つめていましたが、後でゲソも天ぷらでいただきました。
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出てくるものがすべてウマくて、満腹中枢が完全に壊れてしまってました。

他にも『あんきも』や『ししゃも』なども頂いて、美味堪能。

お酒もメニューにあった北海道の地酒をほとんで制覇して、北海道堪能。

初対面のM氏とはお互いの家族のことまでおしゃべりが弾み楽しい時間を頂けました。

一人旅を本当に満喫できました。 感謝です。

最後に、『いか清』の板さん。 ごちそうさまでした。 

これだけ飲んで食べて八千円台。

「大人の休日倶楽部パス」の1万2千円を足しても、都内より安いんじゃないかな?

満足です。 感謝です。 また行きたいなあ~~
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こんな旅行しているのは自分一人かと思ってましたが、そうでもないようですねえ。

函館駅の改札にこんな看板がかかっているくらいですから・・・・・
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函館の夜を堪能した後は、いよいよ青森県弘前へ向けて『津軽じょっぱり酒蔵巡り』へ出発です。
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by sakenihon | 2009-02-20 00:52 | 本日の一献  

函館の印象 《蔵廻りのまえに》

勿体ぶってるようでごめんなさい。

弘前・黒石の酒蔵巡りの前に、『のんべえ的、”初めての函館”の印象』です。

北の雪国の街、函館は絵になる風景がいっぱいのポップな街でした。

見て来たまま、印象のまま伝わりますように・・・・・・

【函館ドック】
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【ドックの廻りの風景】
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【赤煉瓦】
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【鉄扉の存在感】
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【函館山への坂道】
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【風雪の証】
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【ポップな洋風建築 繁栄の証】
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【雪国の証もポップ】
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【お世話になった移動手段もどこかポップ】
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【北前船のスタート地点には先住民の生活が】 (北方民族資料館にて)
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【アイヌの人々はどんな酒を飲んでいたのだろうか・・・知りたい】 (北方民族資料館にて)
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明日、『函館の夜の一献』を御紹介した後、酒蔵巡りをスタートする予定です。




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by sakenihon | 2009-02-18 23:19 | 日本の風景  

津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《レビュー》

このところ、吞みの会続きで、ブログ更新が滞りぎみです。

先日の函館~青森への酒蔵巡り旅のご報告を早く始めたいのですが、なかなか・・・・・・

そこでとりあえず、どんなところへ行って来たかだけでも、ざっとご報告させてください。


【2月11日(水)】天候:曇り

 朝7時02分 上野出発 ⇒ 13時14分 函館着

 函館駅前で味噌ラーメンの昼食後、ブラブラと観光
 
 19時~夕食  ネットで探して予約しておいた『いか清』さんというお店で、北海道の地酒と
             地元の海の幸を思いっきりいただきました。
                          

 宿泊 湯の川温泉 湯の川グランドホテル (ビジネスパック 朝食付6500円)
      函館郊外にある北海道南部最大の温泉地だそうです。
      海が目の前のホテルで、8階屋上の露天風呂は絶景。
      風がピューピューで激寒でしたが、晴天の朝風呂は最高!でしたよ。

【2月12日(木)】 天候:晴れ
     
 10時40分 函館発 ⇒ 13時47分 弘前着 

  レンタカーを借りてお蔵廻りスタート!!

  14時30分 『三浦酒造』さんへ訪問。

  『豊盃』というお酒を醸しているお蔵さんです。

  『豊盃』は”知る人ぞ知る”の人気銘柄で、製造量が限られていてなかなか入手困難

  なお酒です。 

  今回は蔵にしか売っていないものまで、たっぷり仕入れてきましたよ。

  二人の兄弟が中心になって酒づくりに取り組んでおられます。

  申し訳なくって、ゆっくりお話を聞くことはできませんでしたが、”奇跡的”に少しだけ

  お蔵の中も見せていただけました。

  

 16時 『玉田酒造店』さんへ訪問

  銘柄は『津軽じょんがら』

  弘前藩のお抱え蔵として大変歴史のあるお蔵さんでした。

  一年で最も忙しい時期に、蔵元さん(社長兼杜氏)にたくさんのお話を聞くことができました。

  これも奇跡です。


 宿泊は『石場旅館』さん。
 
 明治時代の建物をそのまま残すすっごく趣のある旅館です。

 すごいホスピタリティーを感じることができる旅館でした。

 今回の旅の影の立役者です。 

 【2月13日(金)】 天候:小雨

 9時に石場旅館さんを出発して、隣の黒石市へ移動。

 『菊の井』『鳴海醸造店』 さんと『玉垂』『中村亀吉』さんへ訪問しました。

 二つの蔵は『こみせ』とよばれる歴史的建造物群の中に隣接して建っておりました。

 どちらも歴史あるすんご~い蔵元さんでした。

 
 お昼御飯は黒石の新しい名物『つゆやきそば』をいただきました。

 B級グルメとして、今人気急上昇の”つゆのあるソースやきそば”です。


 お昼の後、もう一度弘前へ戻りまして、最後の訪問先『齋藤酒造店』さんへ訪問しました。

 お酒の銘柄は『松緑』で、女性社長の土居真理さんと若い杜氏さんの二人三脚で

 醸されています。

 元々は酒母屋さんをされていて、津軽一円の酒蔵はすべてこちらの酒母を使っていた

 という歴史をお持ちの酒蔵です。

 こちらでもお忙しい時に押し掛けてしまって、大変ご迷惑をお掛けしました。

 
 その後、急いで弘前駅へ向かい、レンタカーを返して16時23分の電車に飛び乗り、

 上野に着いたのは22時を回ったころでした。

 以上が今回の旅行の全行程となります。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 それぞれの酒蔵がそれぞれ頑固にこだわって酒造りを続けている。

 そんなことを大変強く感じた旅となりました。

 弘前 黒石の酒蔵はまさに『じょっぱり』揃いでした。
           (『じょっぱり』とは津軽弁で『頑固者』という意味です。)

 
 「各酒蔵さん」「石場旅館さん」「いか清さん」については、一つずつゆっくりご紹介して参り

 ますので乞うご期待ください。 

 
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「岩木川から望む岩木山」

 


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by sakenihon | 2009-02-18 02:32 | 酒蔵めぐり  

『福島呑みの市』へ行ってきました。

昨夜は福島県のお酒をシコタマ飲める!という『福島吞みの市』なる催しへ参加させて

いただきました。

場所は、かの有名な居酒屋『樽一』さんです。

浦霞をはじめとする多くの地酒を首都圏へ紹介されたさきがけとなった、創業40年目のお店です。

場所は新宿歌舞伎町のど真ん中。 新宿コマ劇場を望む場所にあるビルの5階にあります。
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新宿コマ劇場といえば、昨年末で52年間の歴史に幕を閉じてしまいましたねえ。

ついでにその姿をチョット見に行ってきましたので、ご報告。

まだ解体はされていませんでしたが、全体を真っ黒に塗られてしまってました。
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コマ劇場の地下にあった『シアターアプル』という700席ほどの小劇場で毎年夏に行われて

いた、関根勤さん主宰の『カンコンキンシアター』というお芝居を見に来ていましたので、

やはり寂しさを感じました。どんな再開発がされるのでしょう?

歌舞伎町もまた大きく変化するのでしょうね。
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さて、そんな歌舞伎町で行われた今回のイベントの主催者は福島県矢吹町で

『移住者ネットワークふくしま』という活動を行っておられる村上佳子さんです。

f0193752_17223822.jpg村上さんはもう一つ、 『日本酒を楽しむ女性の会 美酔』

という活動もやっておられます。

わたしは、その『美酔』で発刊された『お酒を楽しむ女たちの

ランキング』
という本を購入したことから、村上さんと知り合うこと

ができたのですが、実際にお会いしたのは今回が初めてです。

想像通りのパワフルな方でした。



イベントには矢吹町役場の産業振興課の方なども出席され、矢吹町のお米や物産品

の即売もおこなわれました。

↓これは売り物ではありません。(参考出品!?)
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【昨日いただいたお酒】
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会津若松市の末廣酒造さん の

『末廣 純米無濾過生原酒』
数日前に絞ったばかりの出来立ての新酒です。

なんと私達が飲み人第一号だそうです。

新酒らしいフレッシュな香りと口ざわりながら、

しっかりとろりとした旨味もある素晴らしいお酒でした。

『末廣酒造』さんはこのブログをスタートした最初の

写真に使わせていただいた、のんべえにとっても

思い出深い酒蔵さんです。
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つぎに頂いたのが矢吹町の駅前にある『大木代吉

本店』
さんの『純米酒 自然郷』です。

『大木代吉本店』さんのお酒はアミノ酸の旨味がタップリ

の濃醇さが持ち味で、お燗にすると特にその良さが

引き立ちます。

のんべえが好きなお酒の一つですが、淡麗なお酒が好み

の方には好き嫌いがでるかもしれません。

都内で販売されているお店が少ないのが残念です。
(明治屋ストアで販売中と思います。)


大木代吉本店さんは料理酒で有名なお蔵です。

生産量の半分以上が料理酒という特徴の酒蔵で、料理酒『こんにちわ料理酒』は全国の

プロの料理人御用達です。
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f0193752_1856943.jpg次に頂いたのは二本松の『大七酒造』さんの『生もと

純米』
です。 お燗をしたものをいただきました。

蔵元の方が燗付器を持参していただいてのしっかりした

お燗酒です。

さすがに『生もとの大七』で売るお蔵さんのお酒です。

生もと独特のヒネ香っぽい臭いは全くありません。


しっかりした旨味を持ちながらすっきりとした飲みやすい味わいのために大人気なのでしょうね。

去年6月に蔵見学をさせていただき、当ブログでも紹介させていただきました。


以上の3つの蔵元さんからは今回のイベントに参加されており、直接お話を伺うことができました。

f0193752_19295757.jpgそのほか、南会津郡の『開当男山酒造』の大吟醸を

いただきました。

こちらのお蔵は全くノーチェックでした。

福島の広さと酒蔵の幅の広さを感じます。

最後に、写真を撮影するのを忘れてしまいましたが、

喜多方市の『大和川酒造』さんのお酒も頂きました。

喜多方といえばラーメンで町おこしに成功した街ですが、

酒蔵も10軒ほど残っている酒蔵の街でもあります。

その中でも大和川酒造さんは資料館を造ったり、

いろいろなイベントで街の活性化のために

活動されている酒蔵さんです。


昨年、のんべえがお世話になった茨城の木内酒造さんの『酒造り体験講座』の主催者の

嶋田玲子さん(神立、割烹喜作の利き酒師女将)も喜多方出身で、大和川酒造さんと深い

つながりがある方です。 まさにお酒人脈ネットワークが広がっています。


お酒ばかりでなく、美味しい肴もたくさんいただいてきました。

矢吹町の大根を鯛のかぶとで炊き込んだ『あら炊き』は鯛の締まった身と味の滲みた

大根の相性が最高でした。
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樽一さんの『自家製薩摩揚げ』もほっこりほこほこ、歯ごたえしっかりの絶品でした。
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樽一様、ごちそうさまでした。

会の終わりには完璧にヘロヘロ状態で、お世話になった皆様へのご挨拶もせずに

帰ってきてしまいました。 この場でお詫びいたします。

大変お世話になりました。

皆様とまたお会いできる日を楽しみにしております。





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by sakenihon | 2009-02-15 20:31 | 本日の一献