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成田山参り

先日の日曜日、お天気もよかったのでカミサンと成田山へ参ってきました。

私の家から成田山新勝寺までは車で20分とかかりません。

すぐ傍のイオン成田ショッピングセンターへは毎週の様に行くのですが、

新勝寺へは初詣に行くぐらい。 罰あたりです。

初詣の時には押すな押すなの大混雑で、裏門から入ってそそくさとお参りだけです。

新築された総門からゆっくりと参拝したというのは、実は初めてです。
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このところ、このブログを始めてから江戸時代のなにやかやに興味が増しています。
人が少なく、ゆっくり参拝できたのでいくつか発見がありました。


初詣では総門周辺が一番混雑しますが、この時期には射的屋さんがのんびり営業しています。
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おみやげ屋さんも絵になります。
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山門の脇のある狛犬をみると、「おっ!」が一つありました。
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f0193752_11223247.jpg台座の正面に『霊厳島南新堀弐丁目』とあります。
霊厳島は現在の東京都中央区八丁堀~新川付近です。
家康入府前は海だった場所で、埋め立ててお堀や船着場となっていました。
その関係で材木問屋などが多く、あの河村瑞賢の屋敷もあった場所です。


側面に文化11年とあります。
文化年間は1804年から1817年。
文化11年は1811年ですから、この狛犬さんは約200年間ここに座っているということですね。
この狛犬は200年前の江戸の商人が集まって成田山へ奉納したんですね。

こうゆうふうに見てゆくと、成田山が江戸を中心とした多くの人々からの寄進によって成り立っていることがよくわかります。

『常夜燈』というものが林立していますが、これらもすべて各地からの寄進物です。
ちなみに、写真に写っている『常夜燈』はほとんどが歌舞伎役者からの奉納でした。
そういえば、歌舞伎と成田山は切っても切れない間柄。
「よぉ~っ! 成田屋!」
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これは茨城県那珂湊からのもの。
那珂湊も河村瑞賢のお話にでてきました。
東北と江戸を結ぶ東廻り航路の要所として栄えた街。 
当時の繁栄がうかがわれます。
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階段を登って仁王門です。
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変なことが気になりました。
ハトよけの金網のはるか上にも千社札。
これって、いつから? これって一種の落書き?
でもこれは剥がされもせず、容認されるの?
日本人が世界の文化遺産に落書きしてしまうルーツって、もしかしたら千社札?

仁王門にぶらさがっている巨大なちょうちんは築地魚市場からの寄進でした。
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仁王門の先には亀がいっぱいの池があります。この日は日向ぼっこ中。
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この池にかかる橋は、上野近辺の商店会からのもののようでした。
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立派な大本堂も豪華な三重塔も、すべては人々からのお賽銭とか
寄進を集めたものなんですねえ。
当たり前のことですが、気づくとなんだかすごいなあ~と思います。
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だって、日本人はみんな無宗教だったのでは?
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全国各地にこんな立派なものを造って、お正月には何百万、何千万人が
一度にお参りする日本人って、本当に無宗教なんでしょうかねえ。

のんべえもあんまり宗教には興味ないんですが、
客観的に見て面白い国民ではないでしょうかね。
私たちって。

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お参りの帰りにはやっぱり”うなぎ”でした。 ごっちゃんです!



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by sakenihon | 2009-03-31 19:35 | 日本の風景  

『ぎんかがみ』で一献

一昨日、いつもの御徒町の吉池さんで見つけた干物。

珍しさと、見た目「旨そう!」という直感、さらに2枚で300円という激安価格で購入しました。
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”ぎんかがみ”という魚だそうです。

名前の通り、銀色に鏡のようにキラキラしています。

海の中で泳いでいる姿はキレイなんだろうなあ・・・・・・

九州(特に南部)でよく獲れる魚だそうですが、東日本では馴染みがない種類のようです。

今回見つけたものも「鹿児島産」との表示でした。

結構珍しい魚のようで、のんべえもお初にお目にかかりました。

”まとうだい”の仲間で、大変薄いお魚。

干物ですが”開き”ではありません。
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どんなお味なのか楽しみで・・・・・・・・

いただきました!
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これは期待以上に旨い干物でした。  

身がしっかりしていて、味がしっかりしています。

すごくいい鰺の干物より、さらに旨味が濃いように思います。

ご飯のおかずとしても、酒の肴としても抜群。 おススメです!

今後見つけたら必ず購入しようと決めましたよ。

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一緒にいただいたお酒は弘前、豊盃の三浦酒造さんの『ん』。


優しい口当たりにしっかりとした旨味の青森の酒『ん』と、

淡白ながらも強い魚の旨味の鹿児島の『ぎんかがみ』

融合も、これまた最高でした。



三合ほど残っていた『ん』を上燗でグビグビと飲み干し、

空瓶となってしまいました。



また、今宵も新たな味覚に感謝、感謝、ごちそうさまでした。




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by sakenihon | 2009-03-29 21:55 | 本日の一献  

なんじゃもんじゃの木

寺田本家さんがらみのネタを最後に一つ。

神崎町の寺田本家さんのお蔵のすぐ裏に小高い丘がありまして、そこに『神崎神社』があります。

寺田本家の寺田啓佐さんが婿入りした時に三回目の結婚式を行った神社でもあります。
(詳細は『発酵道』参照)

まあ、神社なんてのは、珍しくもなんともありませんね。

でも、白鳳時代に建立されたというと『へっ?』って思いませんか?
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白鳳時代っていつごろだっけ!? って感じですよね。

調べてみると『大化の改新』のころのようです。1300年以上前ってことですねえ。

田舎のちょっとした丘の上にそんなのが平気で残っている日本って、やっぱりすごいと思います。

WBCでも優勝するはずですねえ・・・・・って関係ないか?
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もちろんですが、御神酒として寺田本家の香取と鍋店の仁勇が供えてあります。

そして、この神社の境内に大きな『くすのき』があります。
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人よんで『なんじゃもんじゃの木』
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国指定の天然記念物にもなっている巨木です。
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1674年4月に水戸光圀公が参拝された時に、この木を見て、「この木はなんというもんじゃろうか」と自問し感嘆されたことから『ナンジャモンジャの木』として知られるようになったそうな。
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それにしても黄門さん、実際はあんまり旅はしていなかったそうですが、話題はたくさん残してくれていますねえ・・・・・



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by sakenihon | 2009-03-27 00:41 | 日本の風景  

寺田本家 《発酵すれば元気になれる》

今回の酒蔵まつりは二つの酒蔵が合同で神崎町をあげてのお祭りだったのですが、

それにしてもすごい集客力でした。

主催者(神崎町)発表によると何と2万人!!

このご時世に東京からは2時間以上かかる千葉の片田舎の酒蔵まつりに、2万人!?

なぜ???

その謎解きになるかどうかはわかりませんが、寺田本家の蔵元『寺田啓佐(けいすけ)氏』
について少しご紹介します。

寺田本家23代目蔵元、寺田啓佐氏は婿養子。
元は電気屋さんの営業マン。
マージャン、パチンコ、競馬に競輪、ギャンブル大好き!
人生勝ち負け! 相手を負かしてナンボの人生!
三食カツ丼でもいい、お肉大好き!

蔵元となっても家電商品の要領で、いかにコストダウンして、楽に売るかばかりを考えて、
灘の大手蔵へバンバン桶売り。
造りはもちろん速醸、三増酒専門。

ところが、そこに日本酒の需要低迷。
蔵は倒産寸前。 蔵人からも見放される。
さらに、啓佐氏本人の体もおかしくなって、お尻が腐って危うく命を落としそうになった。

そこまで来てやっと気づいた。 何かが大きく間違っていたことに。
そして、生き方を大きく変えた。
『腐敗の生き方』から『発酵の生き方』へ。

酒の造り方もすべて見直した。
減農薬・無農薬の酒米と水を造ることからスタートし、速醸を止め、きもと造りへ。
売れなくれもいいから、コストにこだわらず身体にいいものを造ることだけを考えた。

そして行きついたのが『発芽玄米』からお酒を造るということ。
売れるとは本人も思っていなかった。
しかし、『日本一まずい』その酒は健康食品の販売ルートで受け入れられた。
それを飲んだ人から『血圧が下がった』『糖尿病が治った』という連絡が入ることに・・・

そして、いろいろな人の輪は『日本酒』という枠を踏み越えて、もっともっと大きな輪となった。


『酒は百薬の長』といいますが、その酒はアルコールなら何でもいいということはないんです。
いつの間にか、日本酒はいろいろな社会的、歴史的な都合で変形させられていたようです。
それを元の姿に戻そうとしたのが寺田さんだったのかもしれません。

その結果、ご本人も想像できなかった不思議な力が生まれたようです。
その力が、今回の酒蔵まつりの成功にも深く影響しているようです。

以上、大変短縮してしまいましたが、この稚拙な文章に少しでもご興味があれば、以下の
本を是非お読みください。
日本酒造り方もよくわかりますが、人の生き方についても考えさせてくれる本だと思います。
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河出書房新社刊 『発酵道(はっこうどう) 酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方』
寺田啓佐 著 1500円





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by sakenihon | 2009-03-24 02:02 | 酒蔵めぐり  

寺田本家 《マクロビオティックと日本酒をつなぐ酒蔵 つづき》

蔵見学を終えた後、今日のメインイベントとも言える『トークショー』です。
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寺田本家23代蔵元の寺田啓佐さん、寺田さんの出版された『発酵道』という本の
編集者の吉度日央里さん、そしてドラマ『相棒』シリーズの宮部たまき役でお馴染みの
女優(元)高樹沙耶=現在は本名の益戸育江さんの三人によるトークショーです。

今は使われなくなった”旧蔵”が会場です。
”旧蔵”もいい感じです。
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30分以上前からお客さんが場所取りを始めていました。
お客さんが健康食系の雑誌を見ながら待っているのが目につきました。
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トークショー開始です。
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テーマは「チェンジ」。
寺田さんが直前に決めたそうです。
寺田蔵元は「桶売り商売から今の酒造りへのチェンジ」を、益戸さんは「女優からフリーダイビング、そして農業へのチェンジ」を、吉度さんは「大手出版社社員から出産・子育てから現在の編集者へのチェンジ」をと、それぞれが壮絶なチェンジの歴史を語っていただきました。
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会場は和やかながら、話に引き込まれてしまい、約1時間があっという間でした。
3人のチェンジを支えた共通キーワードはやっぱり『マクロビオティック』ということだったようです。
子供を抱えたままの立ち見の人も含めて、誰一人途中で退場する人はいませんでした。

トークショーを終わって外に出ると、すでに太陽が傾き始めていました。
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『酒蔵まつり』のフィナーレに近づき、中庭は”歌えや踊れや”状態。
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蔵人さんによる『もと擦りうた』
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そして最後は蔵元の寺田さんがリード役となって『ふるさと』を「うさぎおーいし~」と大合唱。
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日暮の酒蔵で煙突を見上げながら『ふるさと』を歌っていると、胸がじーんとしてきました。
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寺田本家さんの酒蔵まつりのレポートはこれでおしまい。

ですが、発芽玄米酒『むすび』によって、どうしてこんなに寺田本家さんが元気な酒蔵
になったのかは、今一つ理解いただけないと思います。

その部分の補足はまた明日・・・・・・




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by sakenihon | 2009-03-22 18:23 | 酒蔵めぐり  

寺田本家 《マクロビオティックと日本酒をつなぐ酒蔵 》

寺田本家さんのお酒については、このブログをスタートした当初に紹介しています。

①本日の一献の第一回での『香取 精米90%』
②ドイツ料理と日本酒での『五人娘 純米吟醸』

しかし、寺田本家さんの特徴はこれだけでは全く伝わっていません。
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寺田本家には

発芽玄米から造った『むすひ』

というお酒があります。

このお酒を紹介するのが寺田本家さんの特徴を

ご理解いただける近道だと思います。



玄米が原料ですので当然精米歩合は100%、アルコール度7~8度のこのお酒は

酒税法上の規定では清酒ではなく『その他雑酒2』と区分されます。

年間を通じて小ロットで生産され、造る度に味が違うという代物です。

活きた醪が混じっているため白濁し、発泡性が極めて強い甘口です。

玄米特有の雑味と香りで、蔵元自らが「日本一まずい酒」と公言するものです。

寺田さん独特の信念で勝手に造られて、売れるはずがないお酒だったのですが、

このお酒がなかったら、以下のような『酒蔵まつり』はなかったでしょう。

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蔵の中庭では、いくつものグループのミニコンサート。
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微生物の発酵の力を使った『足湯』も大盛況!
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ポッカポカのヌカの中に足を突っ込んで、子供達も大はしゃぎ!
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のどが渇いたら仕込み水。 この水も『電子技法』という炭の力を利用したもの。
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当日は、蔵の中も完全オープンで見学できました。(こんなに見せて大丈夫?)

大きな甑から見学スタート!
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今年の麹造りは終了したとはいえ、麹室にも入れます。
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この麹室も『電子技法』の理論によって、
床や壁や天井には大量の炭で埋め込まれているそうです。 
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丁寧に仕事の要領まで説明されます。
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酒母室です。ここが『菌』の宝庫。
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この板の色、素晴らしい! この板の中に様々な『菌』が住んでいるんです。
薬品やアルコールは一切使わない、ここの掃除は水による高圧洗浄だけ。
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空調は天然空調。
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これは『生もとづくり』『山おろし作業』に使用される『もと擦り桶』。 
 (注)「もと」は酒の右側に「元」という漢字です。
この蔵では『もとすり歌』を歌うことでリズムと時間を測りながら作業がなされているそうです。
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この『山おろし作業』は大変な重労働で、それを省略するために『山おろし廃止』(山廃)という
酒造りの方法が生まれたこと、現在のような高精米のお米の山おろし作業は楽になったこと、
までを丁寧にご説明していただきました。

そして発酵中の仕込みタンク。
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この日だけで、千人以上がこのような見学をできたと思います。
非常に丁寧で詳しい酒蔵見学でした。
感謝です。

随分長くなってしまいましたが、このあとに蔵元と益戸育江(高樹沙耶)さんとのトークショー。
その模様は続けて次回に・・・・・・




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by sakenihon | 2009-03-21 19:09 | 酒蔵めぐり  

酒蔵まつり2009in神崎 《寺田本家》

もう一週間ほど前のことになりましたが、3月15日に千葉県の利根川沿いの街、

神崎町(こうさきまち)で開催された『酒蔵まつり2009in神崎』のレポートです。

この町には、『仁勇』『鍋店(なべだな)神崎酒造蔵』と、 『五人娘』『寺田本家』

の二つの酒蔵があります。

今回の『酒蔵まつり』はこの二つの酒蔵を中心とした街ぐるみのお祭りでした。

【神崎町には神様がいっぱい!】

成田駅から成田線で銚子方面へ約20分ほど、下総神崎(しもうさこうざき)駅で下車。
東京からは2時間以上、成田線は単線。 便利な場所ではありません。
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駅から酒蔵まつりの会場までは約2km。
当日はシャトルバスもありましたが、来場者が多すぎてほとんどの人はテクテク歩き。
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その道すがら、たくさんの神様(道祖神)に出会いました。 
大きな木があるところには神様がいます。
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道の角々にも・・・
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【鍋店酒造のお祭り】
最初の訪れたのは『鍋店酒造』  この付近では大型の近代的な酒蔵です。
入口付近から大混雑。交通整理も大変です。
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餅つきなどのイベントも多彩。
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お酒以外の地元の産物の販売など、多種多様な模擬店が並びます。
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ここだけで5000人以上の人出だとか・・・大規模な酒蔵祭りです。


【寺田本家のお祭り】

寺田本家さんも大盛況です。 が、鍋店さんとはまったく違った雰囲気と客層。
そう!寺田本家さんは普通の酒蔵ではないんです!
私のこの日の目的も寺田酒造さん。 以前から一度来てみたかったお蔵さんでした。
蔵の前の小さな通りは100軒もの出店とお客さんで、まるで原宿竹下通りです。
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まず違うのはその出店の”なかみ”
ほとんどのお店に共通するキーワードは・・・・・・・
『オーガニック』 『ナチュラル』 『マクロビオティックス』
テントの柱も『竹』というナチュラル感。
どこから集まって来たんだ?と驚くほどの若い人たちのお店ばかり。
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やっと、寺田本家さんの前にたどりつきました。
ようやく「あこがれの酒蔵」さんとの出会いです。

鍋店(なべだな)さんよりずっとこじんまりとした、古風な酒蔵。
そして、来場者の雰囲気がなんとなく『酒蔵まつり』にはそぐわないんです。
なんといっても女性が多い。 やっぱりそうなんだあ~~と感嘆しました。
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入口の受け付けにはお花がいっぱい。
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入り口横にはこんな案内。
やっぱり「マクロビオティック」です。
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寺田本家さんは変わった酒蔵!
蔵元の寺田啓佐さんの口癖は『発酵すれば腐らない!』

神崎町を『発酵の里』にしてしまったのも寺田さんの功績でしょう。

神崎町のHPにも『発酵の里』の文字が刻まれています。

寺田本家さんとその酒蔵まつりについては、明日ゆっくりと紹介します。
是非、ご覧いただきたいと思います。





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by sakenihon | 2009-03-21 00:53 | 酒蔵めぐり  

本日の一献 《3月17日》 高円寺 信濃寄席

昨日、高円寺エトワール通りのお蕎麦屋さん『信濃』さんの
『信濃寄席』に行ってまいりました。

『信濃寄席』は昨年の11月に続いて2回目です。

信濃さんは商店街の中にある、地元の方々に親しまれるお蕎麦屋さんなのですが、
同時に三遊亭鳳志さんの後援会の拠点で、信濃寄席も鳳志さんを応援するための
寄席です。 今回で25回目となります。
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今回は三遊亭鳳志さんの真打昇進興行で、師匠の三遊亭鳳楽さんとの親子会です。
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鳳楽師匠が来るということで、会場は80人を超える超満員状態。
信濃さんには入りきれません。近くのお寺の寺務所を借りて開催されています。

前座の鳳笑さん
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楽太郎さんのお弟子さんで鳳志さんからは兄弟子となる楽生さん
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そして、大看板 鳳楽師匠。
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その後、中入りとなり羽織に着替えた鳳志、鳳楽、楽生の三氏による真打披露口上。
師匠の鳳楽さんと兄弟子の楽生さんからの”ごあいさつ”です。
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その後、本日の主役、鳳志さんがトリを飾ります。
普段は師匠を差し置いてのトリはあり得ないのでしょうが、
何といっても今日は真打昇進のお祝いですから。
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さすがに気合いが入ってました。
本日のネタは『試し酒』。
五升の酒をペロッと飲み干すのんべえさんのお噺です。
見ているだけで懇親会が待ち遠しくなったのは私だけではなかったようです。
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終了した時には夜8時半をまわっていました。

さあ、これから懇親会です。
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落語好きは日本酒好き?
ビール以外は日本酒オンリーの懇親会。
落語と蕎麦と日本酒はゴールデントライアングル!

揚げたての天ぷらと信州蕎麦とともに頂く銘酒のかずかず。
上の写真の獺祭を含めて、これらのお酒は鳳楽師匠が毎年酒蔵で寄席を行われている
蔵のお酒ばかりです。錚々たる面々といったところ・・・・・
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鳳楽師匠も日本酒大好き!ゴキゲンです。
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かなりお酒が入って赤ら顔の鳳志さんも、後援会会長さんの前では小さくなってますね。
この日、鳳志さんの目は潤みっぱなし。嬉しそうでした。
これからも頑張って、身体と同じく大きな看板になってくださいね!
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お開きになったのは中央線の終電が気になる時間でした。
当然、千葉県民ののんべえは帰宅不能。
その後、どんな夜となったかは内緒です。

【告知】
このたび真打となった三遊亭鳳志さんは、御協力いただける酒蔵さんを募集中です。
このブログをご覧の蔵元の皆様! 酒蔵で寄席の開催はどうですか?
御希望の方がおられましたら当ブログへのコメントでお知らせください。




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by sakenihon | 2009-03-18 23:59 | 本日の一献  

津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《熱き女性蔵元! 齋藤酒造》

津軽の酒蔵巡りがまだ一軒だけ残っています。

私にとって忘れられない一軒になっていますので、是非紹介させてください。

黒石で”つゆやきそば”を一杯だけで我慢して、もう一度弘前に戻ったのは2月13日の

午後3時頃でした。

仕込み最盛期のために一度は断られていたお蔵さんに、前日宿泊した石場旅館の

石場創一郎氏から、再度ごり押しでお願いしていただき、「夕方ならば」の条件付きで

何とか蔵を見せていただけることになっていたからです。

向かったのは『齋藤酒造店』さん。 

『松緑』というお酒の蔵元です。
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弘前城の西、岩木川のほとりに位置する、こちらも巨大なお蔵さんでした。【地図】

蔵の周囲を車で一周したのですが、まさに1ブロックまるまるの広大な敷地です。

『松緑』という銘柄は敷地内の18本の松の古木の美しい緑からついた銘だそうです。
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明治37年の創業ですが、その前身は江戸時代からの”酒母”を造る『もと屋』さんです。

『日本醸造協会』が生産する『協会酵母』やそれぞれの県の農業試験場などが開発した

『県酵母』を酒蔵が購入し、それを培養して酒造りをするのが現在では一般的です。

しかし、明治39年の日本醸造協会設立以前は、各地の『もと屋』がその機能を担って

いました。

そして、津軽地方のすべての酒蔵へ酒母を供給していたのがこちらの齋藤酒造さんだったのです。

日本酒造協会の設立にともない、『酒造業』へ転換し創業された酒蔵ということです。

残念なことに先代の会長さんが昨年亡くなられ、現在その歴史ある酒蔵を背負って立つのが、

女性蔵元土居真理さんと7人の蔵人



地元弘前出身の若き杜氏さんを育てながら、土居さん自身も酒造りにも携わっておられます。

15時頃にお邪魔した私を迎えていただいた時、ようやくその日の戦いが終わってホッとした

というタイミングだったと思います。

土居社長の表情には疲れと眠さが少し現れていましたが、それでも私が知る”蔵の女性”の中で

屈指の気品ある美人蔵元でしたよ。(お世辞ではなく・・・(笑)。)

いつも感じることですが、酒蔵の女性というのは本当に美人揃いです。

やはり日本酒の効用なのだと思います。

しかし土居社長は美人というだけでなく『すっごいじょっぱり!』、が私の印象です。

お話の中に「意志の強さ」「こだわり」「かたくなさ」、のようなものが随所に感じられました。


まず道具に驚きました。 

いったいいつから使われているのか?年季の入った木桶がいまでも現役です。

いまでも使える道具はすべて使うという方針のようです。
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ほとんど機械化されてなく、昔のままの手造りが続けられています。

普通酒用の酒米の洗米も手洗いでやっているとのこと。 オドロキです。

蔵の中に6~8畳ほどの小上がりの畳敷きの部屋があり、ストーブが燃えています。

蔵人さんの居所として使われています。 昔のままの蔵人の生活がそこにはあります。 

夜は2時間おきに発酵の具合を見ながら手を掛けるという作業も崩されてはいません。

実はこれも、ちょっとした機械化で省略することができるはずなのですが・・・・

時代の趨勢でしょうか、残念ながら生産量は減ってきているようです。

が、その分手間を掛けて丁寧な酒造りをされている印象でした。


お酒の簡易包装についても早くから留意されていて、瓶を包んでいる和紙のようなものは

全廃されていました。 

こういうところは大変女性らしい気配りだと感じました。


こちらの麹室は土蔵の中でした。 天井の梁の太さにもご注目!
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土居社長との会話で印象深かったのが、『御神酒(おみき)』へのこだわりです。

f0193752_10562556.jpg酔うためのお酒ではなくて、神様に捧げる御神酒を

造りたいと、繰り返しおっしゃってました。

御神酒は日本酒の原点です。

たとえば秋の収穫を神様へ感謝する奉り(祭り)ごと

の際に、神様に奉納したお酒の一部を分け頂く

というのが古代の飲酒の原型です。

普通に飲んで酔うためのお酒と、神様に供える

御神酒とでは造り手としての想いが違うのだそうです。

少しでも多くの神社に使ってもらえるよう、御神酒を

大事に造り続けていきたいと語っておられました。



それからもう一つ。

齋藤酒造さんには『刑事(デカ)』というお酒があります。

2001年5月に武富士弘前支店で発生した放火殺人事件をご記憶でしょうか?

この『刑事(デカ)』はこの事件の捜査に当たる、弘前警察署の刑事さんたちへの

ねぎらいの想いで造られたお酒だそうです。

昨年、弘前警察署から感謝状が贈られています。
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土居真理さんという蔵元さんに接して、こちらのお酒が非常に楽しみになりました。
勢いで一升瓶で3種類購入。
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【左】 松緑 普通酒(上撰) むつほまれ 65% 1995円 手洗い洗米の普通酒に興味。

【中】 大吟醸 麗峰  華吹雪 50% 3500円。 真理さん一押し。

【右】 松緑 辛口しぼりたて生 むつほまれ 65% 1995円 季節柄、生ははずせません。

辛口しぼりたて生は既にいただきました。

辛口と表示はありますが、大変あっさりした口当たりながら、甘さも十分感じるお酒。

土居さんらしい、やさしさを感じます。(って、ご本人に会った者だけが感じられる特権です(笑)。)


本当に忙しい時にお邪魔しご迷惑を御掛けしたのですが、私が帰る時には土居社長自らが表へ

出てきてくださって、私の車が走りだすまで見送っていただきました。

感謝 感謝で、運転しながら心の中で手を合わせる想いでした。

今回の津軽の酒蔵巡りは最後の最後まで最高の旅でした。


御世話になった皆様に心から感謝しております。

ん~~~、もう一度行きたい!





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by sakenihon | 2009-03-15 20:23 | 酒蔵めぐり  

本日の一献 《青森の酒でモツ鍋パーティー!!》

久々の『本日の一献』です。

去年の11月にも紹介しました東京ドーム近くの『九州もつ鍋 角源』さんに行ってきました。  

総勢14名の飲み会。 貸切です。 

青森で買ったお酒2本を持ち込ませていただいて、盛り上がりましたよー
   (注:飲み放題料金を支払った上での持ち込みですよ。)
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集まったのは特に日本酒ファンではなく、普通ののんべえ集団。

『亀吉 純米辛口』にたいしては、「お~やっべー、これ水みたい!」が感想。

そして、『豊盃 純米しぼりたて』に対しては、「これ、ジュースだわ~、ホントヤバいよ!」

大変素直で的確な感想だと思います。


『亀吉 純米辛口』は確かに辛口ですっきりした味わい。

食材を邪魔しない食中酒としていい酒でした。

ただ、津軽の酒がここまで殊更辛口を目指す必要があるのかな?と少し思いました。

『豊盃 純米しぼりたて』はさすがでした。 

旨味とキレのバランスが良くて、香りもしっかりありながら、出しゃばり過ぎの一歩手前という感じ。


まあ何はともあれ、みんなで飲む酒は何といっても旨いものです。 

アッというまに2本とも空になってました。
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今日のもつ鍋は「しょうゆ」と「しお」から「しお味」を選択。

いつものことながら、ここのもつ鍋は絶品です。

博多出身の私がいうから間違いありません。 一度試してみる価値は大ありです。

刺身も最高。 ブリ、カンパチ、マグロ、甘エビに炙り〆サバなど出していただきましたが、

そこらの割烹顔負けの鮮度とボリューム。

14名でいっぱいの小さなお店ですが、本当にお勧めの一軒です。 

ごちそうさまでした。  感謝!




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by sakenihon | 2009-03-13 21:55 | 本日の一献