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花陽浴  ハナピン!

埼玉県は羽生のお酒『花陽浴(はなあび)』。

羽生でさえその蔵の存在さえ知られていないような無名の酒蔵、南陽醸造。

しかし、数年後には【埼玉=花陽浴】という連想さえ生まれてもおかしくない、

そんなお酒だと思っています。

さなぶりでもほぼ定番的に花陽浴のいろんな銘柄を置いています。


そんな中でも今回のお酒のラベルはいいです。
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ピンクの花陽浴。

このラベルの美しさだけで、「こいつぁ旨そうだ!」と思ってしまう。

普段の白・青・赤のラベルもいいのだけど、これってスペシャル!って感じのピンク。

バブルの頃、ドンペリのロゼを”ドンピン”なんて言ってましたが、

それに倣えば、花陽浴のピンクで”ハナピン”ってとこでしょうかね!

備前雄町の55%精米の純米吟無濾過原酒。

なにがスペシャルかというと、生じゃなく火入れをしてシッカリ寝かせたことのようです。

じゃ、”ひやおろし”かといえば、ひやおろしは山田錦で商品化しているので、

それとダブらないようにしたのかな?

だとすれば『裏ひやおろし』ってとこか?


肝心のお味の方ですが・・・・

『じゃじゃ馬の御令嬢』ってとこでしょうか。

落ち着かなくっちゃ!と思いながらもついつい元気溌剌な本性が垣間見られる、

そんな感じです。

こんなんで、伝わるとは思えませんが、のんべえのボキャブラリーの少なさ故、

ご勘弁ください。

正直、これでも火入れ?と言いたくなるほど。

甘みを含んだ酸が舌の上で遊んでくれます。

火入れバージョンもやっぱり花陽浴! と思える一本です。



【さなぶり寄席のお知らせ】

 12月5日は第八回 さなぶり寄席 です。
  【日時】  12月5日(日) 開演15時
  【場所】  さいたま市コニュニティーセンター・コムナーレ
        (JR浦和駅東口 パルコ10階)
  【木戸銭】 1000円
  【懇親会】 寄席終了後にさなぶり2階で開催 (参加費4000円/要予約)
  【問い合わせ】  048-882-3721(またはさなぶりHPよりメールにて)

 皆さまのご参加を切にお待ちいたしております。


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by sakenihon | 2010-11-30 02:34 | さなぶり  

能登の酒 御祖酒造  『遊穂』

先日の石川県の利き酒会で気になっていた酒蔵のお酒です。

御祖(みおや)酒造さん。

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『遊穂』は県外への出荷が中心、県内・地元では『ほまれ』という銘柄を醸しているお蔵です。

御祖(みおや)は昔の村名。 

現在の酒蔵の住所は石川県羽咋市大町となっていますが、

近くの小学校は御祖小学校で旧地名の名残りがあります。

市町村合併で昔の地名が消えてしまうのは寂しいものです。

酒蔵は能登半島の南部内陸部にあります。
f0193752_34599.jpg

羽咋市はUFOで町おこしをしているそうで、UFOに引っ掛けて『遊穂』

なんだそうな。

また、御祖酒造は藤田美穂さんといううら若き女性が社長をなさっているので、

そのお名前の”穂”の字も掛けたそうです。 

ん~~、やりたい放題ですがいいんじゃないでしょうか。

石川県の試飲会で藤田美穂さんにお会いすることができましたが、気風が良くって

竹で割った性格って感じの第一印象でした。

『遊穂』はdanchy2009年3月号でも紹介され、地酒専門店でも何度か見かけていました。

「ブレイクしてるんじゃないですか?」という問いかけに美穂さんは

「いや~、それがそんなことないんです~~。」と、謙虚な返答が返ってきました。


で、その時の美穂さんの一押しが『ほまれ』の普通酒。(上の写真 右側)

普通酒に自信のある酒蔵は信頼できますよね。

角のない優しい口当たり。 アルコール臭はお燗でもほとんど感じません。

秀逸な普通酒で、さなぶりの”ケの酒”ラインナップに加えたいほどです。


写真の左側の『遊穂』は麹米が山田錦、掛け米は滋賀の玉栄を55%精米した

純米吟醸無濾過生原酒。

ジューシーな酸と旨(甘)味が利いていて無濾過生原酒らしいピチピチ感が楽しめますが、

余韻はキリリとした辛口でキレもいいお酒です。

個人的な印象としては能登の地酒というよりは美穂さんらしい酒なのかな。


藤田美穂さんの名刺の肩書きは『蔵人見習 代表取締役』となっています。

今頃はスッピンで蔵の中でお米と奮闘されていることでしょう。

その姿を思い描きながら・・・・一杯いきますか!




【さなぶり寄席のお知らせ】

 12月5日は第八回 さなぶり寄席 です。
  【日時】  12月5日(日) 開演15時
  【場所】  さいたま市コニュニティーセンター・コムナーレ
        (JR浦和駅東口 パルコ10階)
  【木戸銭】 1000円
  【懇親会】 寄席終了後にさなぶり2階で開催 (参加費4000円/要予約)
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by sakenihon | 2010-11-29 03:39 | さなぶり  

甲賀の酒 美冨久酒造 『三連星』

『黒い三連星』のいう単語に反応しますか?

反応した人はガンダムファンですか?
f0193752_203232.jpg
滋賀県甲賀市の美冨久酒造さんは本来は『美冨久』

というお酒を造っていて、ANA国際線ファーストクラスに

採用されるなど、立派な酒蔵さんです。

そこの次期4代目の藤居範行氏(30才代)を中心に

3人だけで2008年から造っているのが

『三連星(さんれんせい)』という銘柄。

東村山の豊島屋さんの『屋守』とよく似た状況。

『三連星』は現三代目蔵元に敬意を表す意味と

3人で醸しているという事を表している、

というのが命名の由来。というのは表向きみたい。

のんべえは興味なく知らなかったのですが、機動戦士ガンダムの中に『黒い三連星』

というのが出てくるのだそうで、どうもそこから持ってきたんじゃないか?

昨夜、この瓶を見たお客様の直感なんですが、なんだか信憑性がありそうな・・・

だって、瓶も真っ黒なんですから。 (あくまで勝手な推論ですよ)

三重の清水醸造さんの『作(ざく)』に続くガンダム銘柄の登場かな!?


ところで、お味の方は・・・

滋賀県の酒造好適米『吟吹雪』の65%精米という比較的低精白の純米酒。

実は2週間ほど前に開栓したときはセメダイン臭っぽい変な香りがあって、

「ありゃ~、これは困った・・・」という状態でした。

自分の晩酌用にするかなと思って先日飲んでみますと、嬉しい変化。

セメダイン臭は消えていて、ジューシィーで個性的な酸味と旨味の

大変楽しいお酒に変貌していました。

精米65%にしては雑味もそれほど感じず、純米吟醸といわれても納得

してしまいそう。 

これだから日本酒はおもしろい!




【さなぶり寄席のお知らせ】

 12月5日は第八回 さなぶり寄席 です。
  【日時】  12月5日(日) 開演15時
  【場所】  さいたま市コニュニティーセンター・コムナーレ
        (JR浦和駅東口 パルコ10階)
  【木戸銭】 1000円
  【懇親会】 寄席終了後にさなぶり2階で開催 (参加費4000円/要予約)
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by sakenihon | 2010-11-27 20:49 | さなぶり  

烏賊の塩辛で一献

昨夜のさなぶり、一人目のお客様のご来店が22時30分過ぎ。

シトシト雨が降る肌寒い木曜日。

「あっ! もしかして突然のⅩデーの到来かな・・・」と、初のお客様ゼロを覚悟してました。

といっても、最近は居直ったといいますか、達観したといいますか、

「まあ、いろんな日があるさ・・・」というぐらいにしか考えず悲壮感も危機感もなし。

せっかくヒマなんだから楽しまなくっちゃ! 

てなわけで、久々の『本日の一献』をやっちゃいました。

なにしろお酒は選り取り見取り。  

「今日はどんな一献にしようかな?」てな感じです。

実は今、烏賊の塩辛の出来がいいんです。

なにしろ烏賊の内臓(ゴロ)が滅茶苦茶でっかくて素晴らしい!

我ながら、「こんなに旨い烏賊の塩辛喰ったことない」と自我自賛。

しょっぱさはかなり控えめ。 器に残ったワタ汁まで飲みたくなる程。

生臭さは全くなしで微かな柚子の薫りが烏賊の旨味をこれでもかと引き立てています。

じゃあ、この烏賊の塩辛で一献と行きましょう!

烏賊はスルメです。  スルメといえば青森。 青森といえば豊盃。

じゃあ、てんで残り少ない豊盃のひやおろしを42度程にお燗をしまして・・・

はい! これが『本日の一献』
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いや~、旨い。 優しくも幅の広いジューシーな薫りと豊盃米の奥深い旨味が

見事に一体化して、そこに塩辛の旨味がドッカーンと混ざってきまして・・・・

もう、店を閉めてトコトンやっちゃおうか! と思ったところでお客様のご来店。

気持ちを営業モードに切り替えるのが大変でした。(常連様で助かりました)

(豊盃ひやおろしは店主が飲んじゃって、もうありません。次回の豊盃をお楽しみに!)


もう一つご報告。

さなぶりで使っている酒器。 香酒盃の種類が増えました。
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一番のお気に入りは写真右上の唐草模様。

『本日の一献』に早速使わせていただきました。




【さなぶり寄席のお知らせ】

 12月5日は第八回 さなぶり寄席 です。
  【日時】  12月5日(日) 開演15時
  【場所】  さいたま市コニュニティーセンター・コムナーレ
        (JR浦和駅東口 パルコ10階)
  【木戸銭】 1000円
  【懇親会】 寄席終了後にさなぶり2階で開催 (参加費4000円/要予約)
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by sakenihon | 2010-11-26 06:28 | 本日の一献  

宮寒梅 純米大吟醸 ひより 2009

以前にも何度かご紹介している宮城県大崎市の寒梅酒造さんの『宮寒梅』。

『越の寒梅』が新潟の寒梅なら、『宮寒梅』は宮城の寒梅です。
f0193752_419458.jpg

田圃の真中の農家の酒蔵。

自分ちの田圃で取れるだけのお米で酒造りをやっているので、できるお酒の量は

大変限られています。

今年の春の全国新酒鑑評会で画期的な金賞を受賞したことは、

詳しく紹介しましたのでご記憶の方も多いはず。==>>2010年6月1日の記事へ

今年の金賞受賞酒『宮寒梅 純米大吟醸 ひより40%』はもうすでに一本もなく、

完全完売しました。

しか~し、2009年(20BY)に造られたものが2本だけ残っています。

多分、もうどこにも残ってはいない、この世に2本だけの貴重な逸品。

そのうちの一本をこの度開栓しました。
f0193752_4385582.jpg


今年の金賞受賞酒との違いは、精米歩合が50%であることと、

搾りが袋吊りでなく槽搾りであることです。

しかし、その分旨味や薫りの膨らみは受賞酒よりの勝っているようにさえ思えます。

嫌味、苦味が全くなく、ひよりの優しい旨味はふくよかです。

さらに、搾って2年近く大切に保存したためにさらに落ち着いて、気品をたたえた

麗夫人のようなお酒に育っています。

宮寒梅独特のなんとも言えない甘美な薫りに打ちのめされたい方、

是非お早めにご来店ください。

お値段は90mlで650円と少々お高いものの、これは絶対価値のある一盃です!



なお、残った最後の一本は来年蔵元様がご来店の時まで開栓せずに大事に

取っておいて、来年の新しい純米大吟醸ひよりとの飲み比べを楽しみたいと

思っております。   そっちも楽しみですねえ~~



【さなぶり寄席のお知らせ】

 12月5日は第八回 さなぶり寄席 です。
  【日時】  12月5日(日) 開演15時
  【場所】  さいたま市コニュニティーセンター・コムナーレ
        (JR浦和駅東口 パルコ10階)
  【木戸銭】 1000円
  【懇親会】 寄席終了後にさなぶり2階で開催 (参加費4000円/要予約)
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by sakenihon | 2010-11-25 05:02 | さなぶり  

年末年始の営業について

さはぶり初めてのお正月が近づいてきました。

1月15日に開店してもうすぐ一年。

本当に皆さまの応援でなんとかやってこれています。

で、お正月の営業ですが・・・・・

今のところこんなことを考えています。

【12月31日 大晦日】 
   
   22時頃から年越し蕎麦を食べた後、つきのみや神社に初詣のお参り。

   そのあとはさなぶりの2階でグタグタとエンドレス飲み会をやろうかと思ってます。

   できれば一品持ち寄りパーティーなんかができたらいいな・・・なんて。

   一品持ってきた人は参加費割引、とか?

   酒造り体験で造った新酒にごり酒で新年の乾杯なんていいでしょう?

   まあ、賛同者がいなければどうしようもないのですがね。

   参加してみたいな!という方がおられましたらコメントお願いします。


【1月1日~2日】 お休みしようかな。

【1月3日~】   また頑張って働こうかな・・・・

  てな感じです。

 1月15日の一周年記念に何をやろうか?  それも思案中。

  なにか面白そうなアイディアがあったら教えてください。 


 いろいろ考え中ですので、決まりましたら改めてお知らせします。




【さなぶり寄席のお知らせ】

 12月5日は第八回 さなぶり寄席 です。
  【日時】  12月5日(日) 開演15時
  【場所】  さいたま市コニュニティーセンター・コムナーレ
        (JR浦和駅東口 パルコ10階)
  【出演】  三遊亭鳳志   桂宮治
  【木戸銭】 1000円
  【懇親会】 寄席終了後にさなぶり2階で開催 (参加費4000円/要予約)
  【問い合わせ】  048-882-3721(またはさなぶりHPよりメールにて)

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by sakenihon | 2010-11-24 02:16 | さなぶり  

 『どぶろく』 入荷

もう新酒のシーズンですねえ。

本当に早いものです。

で、もう一つの新酒。 旬酒といってもいいかな?

『どぶろく』です。
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長野県佐久市の武重本家酒造の『十二六(どぶろく)』

アルコールは6度。

キャッチフレーズは『甘酸泡楽(かんさんほうらく)』。

このキャッチの通り、甘くて酸っぱくてピチピチしていて、とても楽しい一杯。


中で発酵が続いているので栓には穴が開いています。

そのため開栓後、日に日に味わいが変わるようです。(だんだん酸味が強くなる)

今の季節だけですから、

ときにはこんな一杯で始めるのもいいですね。

のんべえも毎日少しづつ味見してます。



【さなぶり寄席のお知らせ】

 12月5日は第八回 さなぶり寄席 です。
  【日時】  12月5日(日) 開演15時
  【場所】  さいたま市コニュニティーセンター・コムナーレ
        (JR浦和駅東口 パルコ10階)
  【木戸銭】 1000円
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by sakenihon | 2010-11-23 06:00 | さなぶり  

竹原の三銘酒 『竹鶴』 『誠鏡』 『龍勢』

どうもご無沙汰しております。

いや~、さすかに一週間以上も更新をさぼってしまうと、酒ブログランキングも

悲惨なことになるもんです。 

50位圏外までランクダウン。

当たり前です。

なんだかヒマなようで忙しいようで、

よく解らない毎日が矢のように過ぎております。

ブログアップしたいことは本当に山のようにあるのですが・・・・

たとえばこの一枚の写真。
f0193752_452593.jpg


今、さなぶりのメニューに三本とも載っています。

ご存知の方はすぐにピンとくると思いますが、この三銘柄は広島県竹原市にある

酒蔵のお酒なのです。

この一枚の写真だけで一週間分のネタが出来そうなほどなんですが・・・・

そこを短縮してご紹介です。

広島といえば東広島市の西条が酒蔵の街として有名です。

のんべえも一昨年訪れて「酒蔵だらけの街」に感動しました。=> 過去の記事へ

西条は賀茂鶴に代表される比較的大きな酒蔵が集まっている感じです。

それに比べて竹原は小粒でもピリリと辛い山椒のような個性的な酒蔵が三蔵残っています。
f0193752_4171988.jpg

内陸の西条とは違い、瀬戸内海に面した港町で、昔は製塩業が盛んな街だったそうです。

「伯方の塩」の伯方島も目の前。

で、最盛期の大正時代にはこの小さな町に26もの酒蔵があったとか・・・

でも今は三蔵だけが残っています。


まずは竹鶴酒造の『竹鶴 雄町純米』。

『竹鶴』というとウイスキーですよね。

竹鶴 政孝(1894年- 1979年)というニッカウイスキーの創業者は、竹鶴酒造の

分家に当たる方なんだそうです。

やはり竹原で育って幼いころから酒造りの現場に接していたのでウヰスキー醸造の道に

進むことになったのでしょうね。

で、この『竹鶴 雄町純米』ですが酒蔵で3年、さらに酒販店で2年間、常温で保存され

これでもか!ってくらい熟成した古酒です。

元々、竹鶴というお酒は酸がしっかりとして、お米の旨味やアミノ酸の豊かさを感じる

のですが、その中でもこの一本はドッカ~ンときます。 

さなぶりでも常温保存していますので、そのままで味わっていただきたいな。


で、二本目が中尾酒造場の『誠鏡 純米超辛』。

日本酒度は+8。 ただ辛いだけではなくお米に旨味をしっかり感じ、雑味なく抜群のキレ。

これは少し燗をすると益々いい酒になります。 日本人に生まれてよかった~~~

中尾酒造場の4代目当主の中尾清磨という方は、酒の神様と言われた東京帝国大学名誉教授の

坂口謹一郎氏とともに全国を廻り、昭和15年に『りんご酵母』を発見したり、

『高温糖化酒母』という発酵方法を考案したりと、日本酒の歴史に大変貢献されたようです。

中尾酒造場には『幻(まぼろし)』という銘柄もあります。


そして三本目はご存知、藤井酒造の『龍勢 夜の帝王』。

蔵元自らが「お燗で飲んで!」という特別純米です。

冷やすと酸がきつめに感じるのがお燗で花開きます。

龍勢は先ごろ『龍勢 雄町純米生原酒 生もと造り』というお酒が滅茶苦茶旨いと

レポートしたばかりですが、夜の帝王はそのスタンダード版といったところです。

藤井酒造さんは全量純米。  ドッシリとした大人の酒を醸す酒蔵。

藤井蔵元はさなぶりご来店第一号の蔵元様でもあり、のんべえにとっては

忘れられない酒蔵さんです。

 【過去の関連記事】

【藤井蔵元来店記事】

竹原の3銘柄はどれも酸がしっかりとした超旨口ばかり。

「広島の酒は甘い」なんて云われますが、とんでもありません!

是非是非、この三銘柄を味わってドッカ~ンとパンチをもらってください。


竹原はいつかもう一度行ってみたい街。

その時は是非とも三蔵すべてにお邪魔したいですねえ。

この夢、いつか叶いますように!




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by sakenihon | 2010-11-23 05:35 | さなぶり  

”さなぶり” と ”さのぼり”

昨日はさなぶり焼酎のご紹介でしたが、タンタンさんからのコメントで”さなぼり”

についてのご指摘がありました。

この機会に私が知識の中での”さなぶり”についてのウンチクを披露させていただきます。


昔の田植えの作業は集落単位、いわゆる「字(あざ)」の単位の共同作業だったそうです。

集落内の田植えがすべて終了した後にみんなが集まって行う「お疲れさん会」が

「さなぶり」です。

その場合、集落内の地主・名主・庄屋さんなどがお酒や食べ物を用意して振る舞う

というスタイルが多かったのかもしれません。

場所は集落近くの山の中腹等に登って行っていたようです。

さなぶりは”田の神様”が山へ帰られるのをお見送りする祀りごとだったので、

そのような場所で行われたということらしいです。

”田の神様”というのは元々は”山の神様”で、田植えの季節になると集落へ降りてきて

田植えが終わると山へ戻るという神様なのです。

『さ』というのが”田の神様”を指す神聖な言葉です。

『さ』が山へ登るので『さ登り(さのぼり)』

ですから、”さなぶり”の語源は”さのぼり”

西日本、特に九州地方では今でも”さのぼり”または”さなぼり”だそうです。


さなぶりでは田植えの主役となる若い女性を上座に座らせて労をねぎらった

という話も聞いたことがあります。

その若い女性が『早乙女(さおとめ)』です。

”さおとめ”の"さ"も、さなぶりの”さ”と共通の意味です。

5月(田植えの季節)の事を”さつき"といいますが、この"さ"も同じ。

ついでに"桜"の”さ”にも共通性があるそうです。

”さくら”の語源は神聖な鞍(倉)という意味が含まれていて、

「山から下りてきた神様が座られる場所」というような意味なのだそうです。

桜の花見も只の宴会ではなかったのです。

農村での花見は、さなぶり同じく山の中腹等へ登って行われたそうです。

それは、山の神様を下界へお迎えする祀りだったのです。

神様は桜の花見で下界に降りてきて、さなぶりでお帰りになるので、

『桜の花見』と『さなぶり』は一対の祀りごとだったということですね。

花見の時期や花の咲き具合で田植えの日取りも決められたそうですので、

花見をしながら、「今年の田植えはどの家の田圃から始めようか?」などの

相談もしていたのかも。

花見の時に桜の枝を一枝折ってきて、田んぼのあぜに差して豊作を祈る

なんていう願掛けもあったとか・・・・


最後に『酒』の"さ"。

もちろん、これも無関係ではないのでしょう。(明記された文献は今のところ知りませんが)

昔の女言葉で『酒』のことを『ささ』と言っていたくらいです。

『酒』は神様、神事、願掛け、深く、深~~く結びついていますからね。


神道から派生したのでしょうが、日本では人間は死んで完全に成仏するまでの間、

死霊として山に居ると考えられていたそうです。(三十三回忌が終わるまで?)

ですから、山は神聖なものであり、頂上付近にお社を築いてお祀りしている。

ですから、田植えの度に山から下界に降りてくるのは、キリスト教的な神様ではなくて、

先祖神的な神様だったと考えた方がいいようです。

お盆の迎え火・送り火とも繋がりますね。

日本の山々にはご先祖様たちがウジャウジャといらっしゃるのですねえ~~


ああ~~長々と書いていたら一杯やりたくなりました。

ご先祖様に感謝してお神酒をいただきますか・・・・



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by sakenihon | 2010-11-14 20:54 | 日本の歴史  

さなぶり焼酎は『粕取焼酎』

先日の木内酒造さんの『酒造り体験講座』の休憩中、売店コーナーで

こんな説明書きを見つけました。
f0193752_643258.jpg


早苗の饗(振る舞い)の祭りと書いて”さなぶり”。

早苗饗はさなぶりの当て字の一つです。(ここではさらに”祭”という字まで加わってますが)

田植えの後で庄屋さんや地主さんが小作農を集めてお酒を振る舞ったという

意味では的を得た当て字だと思います。

で、その早苗饗(さなぶり)に日本酒よりも、その酒粕から造った焼酎を飲んでいたというのは、

当時のお米の貴重性を考えると、うなずける気がします。

小作農が日本酒を飲み放題とは考えにくいですもんね。

田植えの季節と粕取り焼酎の醸造は季節も符合します。

そう考えると、早苗饗(さなぶり)で粕取焼酎が飲まれていたというのは信憑性があります。

だとすると、この種の焼酎はさなぶりのメニューには不可欠ですよね。


f0193752_33372.jpg木内酒造の米焼酎(実際は粕取り焼酎)は

袋吊り搾りの大吟醸の酒粕を使って

造られた大変上質な焼酎です。

スッキリとしていて、大吟醸の薫りもほのかで

大変上品な仕上がり。

さなぶりの焼酎メニューで、粕取りを充実させたいと

思っていた矢先でしたので、即定番化決定です。

でも、早苗饗(さなぶり)で飲まれていたのは

こんな上等なものではなかったでしょうね。



【追記】

大変残念なことに第二次世界大戦の直後、物資の不足から薬用アルコールなどを

混ぜた粗悪な焼酎がでまわり、それを『カストリ』と呼んでいたそうです。

それを飲んで死亡した人もいたとか・・・

そのため”粕取焼酎”が粗悪なものとの誤解が今でも残っています。

木内酒造さんが『米焼酎』という表記で商品化されているのは、そんな誤解を

避けるためではないかと思います。

現在多くの酒蔵から粕取焼酎が発売されていますが、その多くは粕歩合の高い

旨味をたっぷりと残した大吟醸酒の酒粕から造られた贅沢な焼酎です。

粕取り焼酎の風味をご存じない方は是非お試しください!





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by sakenihon | 2010-11-14 03:50 | さなぶり