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第8回 さなぶり寄席 終了しました。

12月5日の日曜日。

無事にさなぶり寄席が終了。

残念ながらお客様は大変少なかったのですが、その分懇親会の準備も楽になったため、

8回目にして初めて最初から最後までじっくり聴くことができました。

笑った、笑った! 

ときにはこうじゃなくては、なんのために寄席の席亭をやっているのか!

まずは、前座の桂宮治さんが場の緊張をほぐして盛り上げてくれます。
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前座とはいえ、宮治さんの場のつかみ方の上手さには感心します。

主役の三遊亭鳳志さんとは全く正反対のキャラクターが活きています。

そして、主役の鳳志師匠。
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そして、落語を聴いた後は懇親会。

今回は懇親会も少数精鋭のため2階ではなくって1階でやりました。

それにしても皆さんお酒好き。 よく呑む。

お陰でさなぶりの冷蔵庫が随分寂しくなりました。

以前ご紹介した大分県宇佐市に20年ぶりに復活した小松酒造さんの『豊潤』を

大分出身の鳳志師匠にも呑んでいただきました。
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実はこの日が鳳志師匠34回目の誕生日。

ささやかに気持ちだけの誕生日祝いの乾杯をしました。

たしか、豊潤の小松潤平さんも同年代のはず。

いつの日か小松酒造さんの酒蔵で鳳志さんの寄席が出来たりするといいですねえ。

ともに日本文化の保存維持と新しい発展に駆ける若者たちに乾杯!!!





『浦和 和酒処さなぶり』のHPへ 


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by sakenihon | 2010-12-07 03:35 | 落語と日本酒  

九州レポート終章 『博多 和酒処 酒峰』

話がいろいろ脱線してしまいましたが、3つ前の記事『博多百景』のつづきです。

法事の後の酒宴で昼間っから軽く出来上がった後、一休み。

外が暗くなったのを見て再度出発。

焼き鳥屋と屋台でお腹を作ってから、前日行ったKEIZOさんへ向かったのでした。

ところが、前日はすぐにわかったのに、方角が解らなくなって全くたどりつけません。

今考えると、疲れと毎日の酒の蓄積が一気に出てしまって、大変な酩酊状態だったのでしょう。

1時間以上も中洲を徘徊してしまいました。 完全な酔っ払いです。

「もういいや。 どこでもいいから入って休もう・・・」と思った時、視界の隅に『和酒処』の文字。

ふらふらと身体が『和酒』の文字に引き寄せられていました。

『和酒処 酒峰』はビルの二階にありました。
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一見してまだ新しい、きれいなお店です。

カウンターが十数席、テーブルが4~5卓。 和酒処としては大きなお店です。

またまた、いきなり飛び込んで来た酔った一人客に、お店の人はすこし警戒ぎみ。

女性のスタッフから、すぐに男性に交代。

これが田原良太さんとの出会いとなりました。

しかし、ここは酒の神様が降臨した空間です。

まるで以前からの知り合いのような会話に至るまで時間は掛りませんでした。


聞いてビックリ! のんべえが訪れたのは土曜の夜だったのですが、

なんとその週の月曜日にオープンしたばかりのお店だったのです。

田原さんは東京で飲食業界に身を置いて12年。 まだ三十代の若さです。

長谷川酒店の社長にも後押しされ、故郷博多への凱旋です。


こちらのお店も銀座の庫裏さんと似たスタイルで60ml単位で飲めます。

酩酊しながらもまたまた盃を重ねてしまいました。

最初に而今をいただきましたが、写真を撮っていません。

二杯目は博多の飲食店さんが集まって、自分達で酒造りしたオリジナル。
酒蔵はここでも若竹屋さん。f0193752_212454.jpg
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冷蔵庫の中には千葉のイナハナ2NDの姿も。
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福岡も今は焼酎全盛です。日本酒を中心に据えたバーは中洲でも数軒だけ。

その中洲の2000件以上のお店の中からオープンしたばかりの日本酒バーに出会えるとは!

本当に奇跡のような出会いでした。
 
のんべえは金運の神様とは無縁ですが、酒の神様からは気に入られているとつくづく感じます。f0193752_3223469.jpg
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これで佐賀・福岡のレポートは終わりです。

まさかこんなに多くの出会いと発見の旅となるとは、期待を遥かに超えた充実の3日間でした。

田栗酒店のご夫婦、矢野酒造のご夫婦、天吹酒造のぶちょ~さん、若竹屋酒造場の方、

能古見のお蔵元さん、KEIZOの田川敬三さん、酒峰の田原良太さん、みなさんからほとばしる

お酒への情熱をたくさんいただきました。

大変お世話になりました。 ありがとうございました。


そして、駄文長文の旅行記を読んで下さった皆さま、本当にありがとうございました。

皆々さまに感謝です。

最後に、お酒の神様、ありがとう!



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by sakenihon | 2009-12-13 03:10 | 本日の一献  

これが冬の博多の高級珍味 アラ!

今回、故郷の福岡に帰った目的は”法事”でございます。

決して酒蔵巡りではございません。

しっかり、お墓参りをし、坊さんの御経と説法を聴いて参りましたんですよ。  ヘヘヘッ・・

そして、そのあとは親戚一同で昼日中からとある料理屋さん貸切の酒宴でございます。

おじさま、おばさま、じいさま、ばあさま、誰一人下戸がいないのが我家系の誇り?

その酒宴がお開きになる頃、夜の予約客のために板さんが魚をさばいておりました。
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おおっと!これぞ幻の高級魚『アラ』ではないですか!? 
”さきと”さんで数切れ800円のあの魚。
しばらく解体ショーをご覧あれ~~
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昔は50~60kgの大物もいたのですが、最近はそこまでのものはなかなかないようです。
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この大きさでも一匹の卸値が4万円ですと!
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皮と内臓以外は無駄なく料理に使います。
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美しい透き通ったピンクの身。 魚に穴があきそうなほど見つめてしまいました。
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そうそう毎日こうゆうものが入るわけではなく、板さんも気合いが入った一部始終でした。

こんな高級なものを誰が食べるのか? 聞いてびっくり。

予約したのは魚市場の人たちだそうで・・・・やはり口が肥えたお客様でした。

まあ、見れただけでもいい経験と思って、ブログにアップ!



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by sakenihon | 2009-12-11 22:52 | その他いろいろ  

博多百景

心に残った博多の風景を順不同にご紹介。

これがのんべえの生まれ故郷です。


『さきと』

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なぜか東京で噂のお店。  『さきと』さんです。

博多で日本酒といえばココ!って感じで複数の人から教えていただきました。

ところが、地元の人(KEIZOさんも含めて)はご存じないという不思議なスポット。 

舞鶴という天神から少し離れた静かな一角にありますが、予約なしには座れません。

うなぎの寝床状のお店にカウンターのみ約20席。 ご夫婦で切り盛り。 活気があります。

日本酒も肴もしっかり揃ってます。  特に魚のレベルは卓越。
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お通しは大きなさつま揚げがドーン!
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お酒は杜の蔵 黒田城 大手門
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冬の博多の高級食材といえば”アラ”。
相撲取りは福岡場所でアラの鍋を食べるのが楽しみだそうです。
似た魚が思いつかない、魚の王様です。
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”タイラギのひも” タイラギは東京では平貝といいます。 
この”ひも”が食えるとは・・・・臭みなくコリコリとして美味珍味。450円。 これはお得。
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お酒のおかわりは井上合名さんの三井の寿
三井郡(みいぐん)太刀洗町(たちあらいまち)というところで、筑後川の上流沿いにある酒蔵。
”福岡の酒”で全国区になった数少ない銘柄といえますか?
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真鯛さんこんにちは! のんべえは魚のカマとかカブトが大好きです。
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お酒の〆は鍋島さんで。
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やきとり

博多には屋台も含めて無数の焼き鳥屋さんがありますが、たまたま入った一軒。
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焼き鳥屋さんに焼き鳥がない! 
博多の焼き鳥屋は本来そんな感じ。
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もちろん鶏もありますが、
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烏賊やタイラギ(平貝)もあります。
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牡蠣もあります。
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そして、博多で”ネギ”は玉ねぎです。 
東京に出てきて”ねぎま”が長ネギだった時はショックだったっけ・・・
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ここではお酒は”繁枡”一本でした。
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普通酒とはいえ精米65%のしっかりとしたお酒。

若干の甘口ですが、焼き鳥(塩)にピッタリ。

本当に楽しめました。


屋台
博多は何と言っても屋台です。
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メニューが豊富。 でも生モノはご法度。 
もし生ものを出していたらヤバい店。ボラレる可能性大です。
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お酒は八女の喜多屋酒造。
屋台でもチャンと蔵元の名入りグラスで出てくるところが嬉しい。
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深夜スーパー

スーパーがあるとつい魚売り場を覗いてしまうのが、のんべえの性(サガ)。
それにしても新鮮で安い魚の数々。 ここはショボイ深夜のスーパー?
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のんべえが大好きな”酢モツ”。豚モツですがフグ皮より好きです。
東京にないのが不思議。
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これは凄い逸品では? 生食用鶏肉セット。398円。
4種の鶏肉にそれぞれ違ったタレが付いている! 
関東は豚肉。 関西は牛肉。 九州は鶏肉文化ですね。
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通りすがりの居酒屋のディスプレー

これ本物。 60㎝はありそうな大鯛のアラ。 この大きさは天然ですね。
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やっぱり博多はいい街ですねえ。

でも、そのお陰で飲み過ぎて前後不覚。
前日は簡単に見つかった「KEIZO」さんにたどり着けずに、中州の徘徊老人と
なってしまいました。



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by sakenihon | 2009-12-10 01:08 | 本日の一献  

博多西中洲 酒BAR 「KEIZO」

佐賀の酒蔵を巡った後、最後に訪れた福岡県田主丸の『若竹屋酒造場』で

教えていただいたのは、『酒BAR KEIZO』。 博多西中洲のお店でした。
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福岡市に戻ったその夜、さっそく中洲へ直行。

中洲は西日本有数の歓楽街です。

中洲といっても那珂川を挟んで東中洲と西中洲に分かれます。

ざっくりいえば、東中洲はミニ歌舞伎町。 西中洲は赤坂か西麻布って感じです。

デジカメの液晶画面に映る小さな地図(上の写真)を覗きながら、

西中洲の落ち着いた路地をフラフラと探索。

那珂川の川辺のビルの2階に驚くほどスムーズに辿りつけた。

やはり酒の神さんのお導きだろうか?
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カウンター5~6席とテーブル席。 定員10人という感じのお店。

カウンターの中には日本酒が並んだ冷蔵庫と、焼酎が並んだ棚。
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そしてカウンターの中には店主の田川敬三氏がひとり。

店主も腰かけて、客と同じ目線でのんびり話ができるお店です。

田川氏、のんべえの顔を見て驚いたような反応。

後で聞くと、フリーのお客さんはほとんどいないのでビックリしたとのこと。

若竹屋さんの紹介であることを伝えると、警戒感も霧消して大歓迎していただきました。

で、さっそく若竹屋さんからスタート。
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やはり「基本はお燗」なんです。 それもチャンとしたお燗です。

今回の旅で、改めてお燗酒の良さを再認識したのんべえ。

ただ、お燗だとペースが上がって飲み過ぎるのが困ったところ。

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「この酒呑んでみてよ」と勧められたのが『玉出泉』の大吟醸。

福岡市に隣接する二日市の大賀酒造さんのお酒。

太宰府天満宮の近くです。

田川さん曰く「これといって特徴はないけど飲める酒やろ?」

確かに大吟醸というより特別純米くらいの印象だけど

変な癖もないしバランスも悪くない。

一升で3500円ほどで価格もそれなり。

それにしても田川さん、少し無責任なお酒の進め方ですよね。

その裏にはこのお店のシステムが・・・・・

2時間飲み放題(軽い肴付き)で3000円ポッキリなんです。

全種類飲んでも3000円なら気楽に飲めます。

のんべえは会話が弾んであっという間に2時間が過ぎ、1時間延長の4000円のご会計でした。


なんと、のんべえと田川さんは同じ年齢。

田川さんは、のんべえが受験で落っこちた高校の卒業生。

もし、のんべえも受かっていたら同級生になる間柄だったんです。

共通の知り合いもいました。

アイヤ~奇遇ですなあ。  不思議なご縁。

またまた、嬉しい出会いがあった博多の夜でした。


実は、調子に乗って、この翌日も続けて行ってしまいました。

そして、その行動が次の出会いを招いたのです。


『酒BAR KEIZO』
福岡市中央区西中洲3-5 ホワイトビル2F
電話 なし
20:00~翌6:00




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by sakenihon | 2009-12-09 00:09 | 本日の一献  

博多練酒  若竹屋酒造場さん

天吹酒造さんの見学を終えると、もう夕方近く。

でも、これからもう一軒だけ寄って行きたい酒蔵さんがありました。

今回初めての福岡県の酒蔵。 田主丸(たぬしまる)の若竹屋酒造場さんです。
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ここには『博多練酒(ねりざけ)』という商品があります。

自分の生まれ育った”博多”の文字が冠されたお酒。

それがいったいどんなお酒なのか?

以前から興味がありました。

残念ながら到着した時には外は夕闇。 

お酒の直売コーナーで一本買っていければ良しとしよう!

そんな感じで立ち寄った若竹酒造場さんが、

思わぬ出会いを招くのですから不思議です。


まずは練酒のご紹介。 

室町時代から戦国時代に飲まれていた白酒の一種です。
太閤秀吉が好んで飲んだとも伝わっています。詳しくはパッケージの説明に任せましょう。
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f0193752_141726.jpg酒母から初添えくらいまで発酵させた状態のものをすりつぶし、

絹布で漉したということですかね。

一応漉しているので”清酒”の条件は満たすんですね。

アルコールはわずか3度です。

もち米を使うので一層甘くなりますね。
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甘~~~~い! もう酒とはいえない領域。

お米のネクターです。 

香りはすこしフルーティーで涼しげです。

秀吉さんは甘党だったのかなあ?

「日本酒は本来甘いもの」と言いますが、これを飲むと

その通りだと納得できます。

”酒母”もこんなかんじなのかなあ・・・・
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いろいろ考えた結果、練酒と甲類焼酎を同量程度混ぜて、

それを炭酸で割ってみました。

日本酒ハイとでもいいますか・・・・・・ 

ここまでやる自分に多少呆れながらも

「ん~、これはこれでアリだな」なんて納得しながら呑んでます。



【若竹屋酒造場】

博多練酒から偶然に興味を持った酒蔵さんでしたが、調べてみますとなかなか面白い

お蔵さんです。

練酒は例外として、基本的には大変コシのあるしっかりしたお酒を造るお蔵さんです。

現在の蔵元は第十四代の林田浩暢氏。 1965年生まれですから若き当主です。

かなりアグレッシブに新しい挑戦をされているようです。

若竹屋十二代目当主の林田博行さんが日本で初めて、田主丸で”巨峰”の栽培を

始めるきっかけを作った方だとか。 詳しくはこちらを=>ここ

のんべえが子供のころ、”巨峰”というブドウを初めて食べたときは衝撃でした。

そのころの”巨峰”の箱には必ず”田主丸”の文字が印刷されていました。

今、十三代蔵元の林田正典さんはその巨峰を使ってワインを造っているそうです


そして、第十二代林田博行さんの奥様、林田春野さんが作った会社が”紅乙女酒造”

なんだそうです。

胡麻で焼酎を造ることを考えたのも、それを長期貯蔵して熟成させることも春野さんの

発案というから驚きです。    詳しくはこちらを=> ここ

驚きの発酵一族ですね。


さて、練酒を買ったときにそこにおられたお蔵の方といろいろとお話をしているうちに、

「これから福岡にもどるのなら・・・」ということで、若竹屋さんのお酒を置いている

日本酒のバーを教えていただきました。

これが思わぬ出会いを巻き起こしました。



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by sakenihon | 2009-12-05 03:23 | 酒蔵めぐり  

天吹酒造 花酵母しぼりたて

天吹酒造の製造ぶちょ~さんからお土産をいただいてしまいました。

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本当に搾ったばかりの今年の新酒です。

花酵母で仕込んだ 『限定 初しぼり』 です。 

わ~い!  大喜び! 

おっと このお酒、普通酒です。

醸造用アルコールはもちろん、糖類まで添加されています。

ぶちょ~さんいわく 「こっちの人は甘口なんです。」

三倍醸造酒の糖類添加とは意味合いが違います。

糖類を添加しなくても立派に成り立つお酒なんですが、

地元の飲み手はそれ以上の”甘さ”を要求するんですね。


酒類総合研究所の資料にこんなものがあります。
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佐賀県は全国でも珍しい甘口好みの県なんですね。

純米酒至上主義の方からは叱られそうですが、私が生まれる前から日本酒を生活の一部

として親しんでこられた佐賀の飲み手は純米酒であろうがなかろうが、糖類が入っていようが

なかろうが、美味しく感じる酒は甘口の酒ということなんですね。 

それこそ”地酒” それでいいと思います。


では、どうして佐賀がこんなに甘口嗜好になったのか?

いろいろな背景があると思うのですが、のんべえは”炭鉱”起源説です。

有明海沿いの三井三池炭鉱、伊万里湾付近にも炭鉱がありました。

少し北には麻生元首相の地元、筑豊もあります。

かつてはこのエリアで全国の60%の石炭が掘り出されていたと聞きます。

そこには真っ暗な坑道のなかで働く、ものすごい数の炭鉱労働者が存在したのでしょう。

重労働を終えた後の彼らの骨休めが日本酒であったことは容易に想像できます。

疲れた体がほしがるのはスッキリした辛口ではなく、濃厚な甘口だったと思います。

そうやって、この地方の味覚嗜好が形成されたのではないか・・・・


この搾りたてをいただきながら、そんなことを考えていました。

もちろん、いただいた4合ビンはあっという間に空っぽです。

この初しぼりは普通酒ながらも雑味とは無縁。

本当にスッキリとした甘さ、花酵母の優しく爽やかな香り。

冷やして飲むと、本生のフレッシュ感が引き立ちます。

ブラインドテイストでは吟醸と間違われるかも?


歴史の中で形作られた味覚嗜好と最先端のバイオ技術で生まれた花酵母の良さを

ピッタリとマッチさせた最後の力は、やっぱり人間なんですね。



地方にはすごい普通酒が隠れているようです。 

それらは安すぎて流通に乗らず、首都圏やネット販売でもほとんど取り上げられていないようです。

これから、普通酒にも目を向けていきたいと思いますねえ。


またまた、長くなってしまいました。  病気ですね。


このお酒、佐賀県内だけの限定販売。
価格は1800mlは2,016円、720mlが1,020円。
ご興味のある方は直接、天吹酒造さんへ。
電話 0942-89-2001




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by sakenihon | 2009-12-03 14:47 | 酒蔵めぐり  

花酵母の酒蔵 天吹酒造さん

さあ、いよいよ天吹酒造さんの登場です。
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佐賀県酒造組合のホームページは活き活きして好きです。

コラムが組合長さん自らの文章で更新されていています。

その組合長さんが天吹酒造の木下武文社長です。

特に、【学校教育にない「酒育」のすすめ】なんてのは社長の酒への想いが滲んでて頷くばかりです。

そして、天吹酒造の製造ぶちょ~さんのブログは酒ブログランキングで順位を競いながら

いつも、楽しませていただいています。


そんなこんなで、今回はぶちょ~さんのブログを通して蔵見学を申し込んでしまいました。

こんなことができるのは、ブロガー冥利ですが、すでに造りが始まって大変忙しい中での

”押しかけ見学”、まったく迷惑者です。
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のんべえは”ぶちょ~”の文字のイメージから、"寅さんのタコ社長"を勝手に連想して

しまってました。(ぶちょ~さんごめんなさい)

ところが現れた”ぶちょ~”さんはスラリとしたイケメン。 ありゃ~って感じ。

”ぶちょ~”さんは木下社長の息子さんだったんですねえ~。

それも東京農業大学を卒業されて、愛媛の石鎚さんの越智稔さんや栃木の大那の阿久津信

さんと同級なんだそうです。

岩手県のあの超有名蔵で修行の後、実家である天吹酒造に帰ってこられたそうです。 

”タコ社長”なんて、大変失礼しました~。 ほんとにごめんなさい!

のんべえも越智稔さんと一度お会いしていたので 話が弾みました。


早速、お蔵を見せていただきました。

ぶっとい柱と梁で造られたドデカイ仕込み蔵。
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のんべえが今まで見た中で、一つの木造蔵としては群を抜いた大きさ。

大きすぎてカメラのフラッシュが足らず、蔵内の雰囲気をお伝えできません。

これは蔵の二階を見上げた図。  二階はイベント会場に使ったりできるそうですよ。
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この写真の方が広さが伝わりますか?
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特定名称酒用の小仕込みのタンクが15本、ずらりと並んでます。 壮観!

二日置きに一本づつ仕込んで、モロミ日数が30日。 15本でちょうど一巡。

おっ! なるほど~~。 すごーく納得。

写真の手前の小さなタンクで初添えと踊りをやるんだそうです。

そして仲添え以降を15本のタンクに移す。  

これって、 浦霞さんで見た木桶仕込みにそっくり!

初添えではまだモロミが少ないので、小さなタンクで丁寧に管理する。

新しいようで、伝統を忠実に守った手間をかけた作業でもあるんですねえ。 


もう一つ。天吹酒造さんの特徴は『花酵母』

これも東京農業大学卒の強みですが、だれでも使いこなせるわけではありません。

のんべえも香りばかりが強烈で、ご勘弁の花酵母仕込みに出会ったことがありますもんね。
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最近は銀座の庫裏さんに行く度なにか一品はいただいています。

「天吹さんは、どうして花酵母を使うのが上手いんですかあ?」 のんべえの問いに

ぶちょ~さんの答えは単純明快。  「たくさん造っているからではないですか~」

そうなんです。 

この15本の仕込みタンク。 シーズン中ほとんど同じ条件のものはないんです。

すべて、お米・酵母・種麹・製造方法などを変えながら、いろいろなお酒を造っているんです。

つまり、この15本のタンクはぶちょ~さんの実験プラントの意味もあったんですね。

毎年、試行錯誤をすれば膨大なデータが蓄積され、花酵母ごとの活かし方が解ってくる

ということのようです。 いや~~納得だ~


案内の途中でぶちょ~さんの口から「高温糖化」という言葉が・・・・

つい先ほど峰松酒造さんの黒板で見たばかりのキーワード。

のんべえ、すぐに喰いつきました。

聴くと、酒母の初期の段階で温度を無理やり55℃くらいまで上げる方法なんだそうです。

そのために酒母のタンクは二重になっていて、湯煎の要領で温度調整ができるように

なってました。 なるほど、なるほど・・・・
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普通の速醸もとであれば20℃くらいのはずです。

山廃や生もとであればさらに低温でじっくりです。

ここは九州佐賀。 有明海に面した温暖な地域。 雑菌で腐造しやすい環境だったのです。

そのため、いったん55℃程度まで温度を上げることで、野生酵母や雑菌を追い払い酒母を

安全な状態にするという「高温糖化酒母(もと)」という造り方が定着したのでは

ないかというのが、のんべえの推測ですが。 真偽のほどは・・・?


その影響で佐賀では山廃や生もとの造りが遅れて、多くの酒蔵(能古見さんも)がここ数年

やっと山廃に挑戦し始めたという背景があったようです。

天吹さんは製造ぶちょ~さんの帰郷とともに7~8年前から山廃に取りかかり、

佐賀県下では先陣を切った酒蔵。

他の蔵からの問い合わせには惜しみなく情報提供しているそうです。

前日にお邪魔した矢野酒造さんのベテラン中村杜氏さんも、持てる知識は隠さずに

他蔵の若手に伝えると聴きました。

昨今、佐賀県から続々といいお酒が出現するのは、こうゆう横の連携の成果なのかも・・・・


製麹はやはり箱麹法です。これもこの地域の特徴。
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床では大き過ぎ、蓋では小さすぎ。 箱が手が届くベストサイズ。

そう言われれば確かにそう思えてしまいます。

まだ、レポートしてませんが、この前訪れた富山の『満寿泉』さんでは

酒母をギンギンに冷やすために酒母室ごと冷蔵庫にしておられました。 

製麹は大吟醸も床麹法。


お酒の作り方は百蔵あれば百通り。 杜氏千人いれば千通り。 本当に面白いですね。

この幅の広さこそが『日本酒は日本の文化』とえいる所以かもしれませんね。


長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

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今回の更新、めちゃくちゃ気合い入っちゃいました。
ぶちょう~さん、 時々覗いていただいているようなんです・・・・緊張。


ぶちょ~様、本当に忙しいところお世話になりました。
ナットク 納得の連続で大変勉強になりました。
なにか変なところありましたらご指摘ください。 お願いいたします。
今後とも、よろしくお願いいたします。

お酒造りに興味がある皆さま~ 
ぶちょ~さんのブログはのんべえのブログより
ずっと解り易くて面白いですよ~~!
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by sakenihon | 2009-12-02 02:19 | 酒蔵めぐり  

『能古見』 馬場酒造場さん

車というのは大変便利なものです。

時間的に半分あきらめていた『能古見』馬場酒造場さんにも行けました。

『能古見』は”のみ”と濁るんですね。

福岡市出身ののんべえは、つい”のみ”と発音してしまいます。

博多湾のなかに”能古島(のこのしま)”という小さな島があるからなんです。

小学校の遠足などで気楽に行ける市民の憩いの公園のような島です。

”能古島(のこのしま)”は作家”壇一雄”が晩年を過ごしたことでも知られ、

井上陽水の”能古島の片想い”なんて歌もあったりします。(って完全、脱線。)


肥前浜から川伝いに少し登ったところに能古見はありました。

”能古見”というのはこの付近の古い地名。

今では小学校の名前として残っているくらいだそうです。

山と河に挟まれた小さな集落の中の酒蔵という感じです。
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いままでまわった中で、立地の趣きは最高レベル。
風景でお酒の味が決まるわけじゃありませんが、いかにも美味しいお酒ができそうな環境です。
実際、多良岳から流れる伏流水は柔らかくて、水には非常に恵まれていると聞きました。
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川と山と田とお寺。 まるで童謡の中の風景でした。
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蔵の玄関を入るとオシャレで和風なサロン風になっていて、旅館のエントランスのようです。
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その片隅にお酒(見本)が並んでいます。
季節商品は別として、基本ラインナップは4アイテムと大吟醸の5種類。
左から「山廃純米」「本醸造」「特別純米」「純米吟醸」
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山廃はまだ始めたばかりだそうです。

400石弱の限られた造りとはいえ、アイテムが絞り込まれていますね。

価格も非常にリーズナブル。 

これしかない!飲んでみてくれ! という気迫のようなものを感じます。


元々の銘柄『芳薫』から『能古見』が誕生してまだ10年くらいなのでしょうか。

現在では『能古見』が70%以上だそうですが、旨甘口という本来の傾向はしっかりと継承。

日本酒度もほとんどが±0前後と、昨今の辛口人気に迎合することなく地元の伝統と

現在のユーザーニーズを上手く融合した銘柄といえるのでしょうかね。


せっかく現地までいったのに、どうして『芳薫』を買ってこなかったのか? 

思い至りませんでした。 あ~~バカ・ばか・馬鹿!  悔やまれます。


お酒を眺めているとグレーの毛並みふさふさの猫ちゃんが足元に絡みついてきました。

お蔵の方とも少しお話ができました。

蔵元さんかどうかはわかりませんが、穏やかで落ち着いた感じの男性でした。

非常に家庭的で落ち着いた時間が流れているような印象を受けたのは、

仕込み開始前の”嵐の前の静けさ”だったのか、

お蔵が持つ本来の空気だったのか・・・・・?
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by sakenihon | 2009-12-01 00:48 | 酒蔵めぐり  

高温糖化酒母?

酒蔵通りを一周してレンタカーを駐車していた『王将』峰松酒造さんへ戻りました。

観光蔵で頑張っているところです。

観光バスのおばちゃま方がいなくなり、閑散としていました。

お土産品売り場の奥が酒蔵になっていましたので、遠慮なく見てきました。

造りは年明けからしか行わないそうです。

なんと現役の木製の槽(ふね)がありました。 
モロミが入った袋を並べてその自重で優しくお酒を搾る装置ですね。
上等なお酒を造る時に使います。
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昔ながらの木製の槽が現役とは、非常に珍しいですね。
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ヤブタ式もありました。 こちらはモロミに左右から機械的に圧力をかけて搾る機械。
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壁の黒板。
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『高温糖化もと?』 『55℃?』
なにやら意味ありげな単語の走り書き。 しかし、ほとんど理解できません。

ところが、この後お邪魔した天吹酒造の製造部長さんからの説明で、この黒板の意味が
わかってきました。

『高温糖化もと』 これが佐賀県の酒造りの特徴を表すキーワードだったかも・・・


「奥に社長が作った”昭和の部屋”があります。見てってください。」と案内されました。
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社長さんのコレクションのようですね。

このレコードを見るだけで社長さんの年代がわかります。
のんべえより2~3才上だな。 
面白いコレクション、ありがとうございました。


次回は『能古見』馬場酒造場さんへ寄ったあと、
天吹酒造さんへとまわります。



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by sakenihon | 2009-11-29 20:19 | 酒蔵めぐり