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四国酒蔵巡り旅 最後の訪問先【石鎚酒造】

今年7月12日に山口の獺祭『旭酒造』さんから始まり、広島西条~竹原から四国へ渡り

四国をほぼ一周した酒蔵巡りの旅でしたが、最後に訪問したのが愛媛県西条市の

『石鎚酒造』さんでした。

どうしても訪れたいお蔵でしたので、計画を一日延長して訪れました。
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7月18日松山を出て、14日に宿泊した今治を超えて西条市の伊予氷見という駅へ向かいました。

瀬戸内海を挟んで広島県東広島市の西条伊予の西条市の二つの西条があるんですね。

ここ氷見は西条だんじり祭りの発祥の地とのことで駅前にはこんなモチーフも。
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石鎚酒造さんの銘柄は『石鎚』。

酒造りは、お父さん(蔵元社長)、長男(専務)の浩さん、浩さんの奥様の弥生さん、

次男(製造部長)の稔さんの家族四人でやっておられます。

さらに、浩さん、弥生さん、稔さんの三人全員が東京農業大学の醸造学科卒業者です。

さらに三人とも利き酒コンテストの入賞経験者で味覚・嗅覚は超一級。

まさに『もやしもん一家』です!


製造部長の越智稔さんに駅まで迎えに来ていただきました。

お蔵は西日本最高峰の石鎚山(1982m)のふもとに位置しますので、駅から車で5分ほど

登った場所にありました。

お蔵は越智家の住まいと一体となっており、着いてまず通されたのがお茶室でした。
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こんな酒蔵見学はもちろん初めてです。
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それも『重森三玲』という高名な日本庭園の作庭家の手になるお庭だそうです。
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庭園彫刻家『イサムノグチ』も勉強のためここを訪れたという凄いお庭だったのですが、お酒の話ばかりでお庭の記憶がありません。今考えると勿体ないことをしました。
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酒蔵の中を案内してもらいながら、酒造りのいろいろな話を伺えたのですが、印象に残ったのは

越智さんの酒造りに対する怖いほどの情熱でした。

話を聴いているうちに、その語り口がどんどん熱くなり、まるで叱られているような気分になります。

真面目にやる。 やるべきこと以上にやる。  かなりの頑固な職人という印象でした。

学校で学んだこと+実践で学んだこと+自身のアイデア。

酒造りが年ごとに進歩してゆくことが期待されます。

去年の酒と今年の酒は全く違うかも・・・・・・ 目が離せない本当に楽しみな酒蔵です。


私が訪れた7月は酒造りの季節ではありません。

そのような季節の酒造りの道具の状態からもその蔵がうかがえます。
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すべての工程での道具が完璧に磨きあげられ整然と保管されています。
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昔の杜氏制度は原則として一年契約の請負だったため、一年の仕込みが終わって郷里に帰る前には、次の年に他の杜氏が来ても恥ずかしくないように、道具類は完璧に片付け行ったそうです。
しかし最近の社員杜氏のお蔵では、こんなに奇麗に片付いた酒蔵はなかなか見れません。
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越智さんは酒造りに道具の手入れは初歩の初歩。 「当たり前です」と、おっしゃってました。
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木製の古い道具がないのにも気づきました。 
使いやすさと清潔さで新しい素材も柔軟に取り入れられていて、東農大出身を感じさせます。

こちらは弥生さん担当のデータ測定・分析のための部屋。
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これだけならお金を出せば機械は揃います。
ここの凄いところは、機械以上に精密な人間の『ベロメーター』が完備されているところですね。


『石鎚』は長男浩さんの営業力もあって、都内の地酒専門店の多くに並んでします。

愛媛の酒にしてはキリッとしまった辛口で雑味なく、心地よい旨味と香りを感じるお酒で

食中酒として最適な一本です。

気楽に飲んで楽しいお酒です。

これからも陰ながら応援して、時々飲んでその変化を楽しみたいと思います。





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by sakenihon | 2008-12-31 09:40 | 酒蔵めぐり  

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