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河村瑞賢 江戸の数学書『塵劫記』

二十代半ばで普請方の役人に認められ、土木・建設現場で人夫頭として定職についた

瑞賢でしたが、後には米の廻船はじめいろいろな土木プロジェクトを幕府から依頼される

までになります。

そこまでの成功を収めるための基礎になったのが、工事現場で身につけた土木工事のやり方、

材木の目利き、人夫の使い方などの経験だったことは間違いありません。

しかし、それに加えて『塵劫記(じんこうき』という数学の本を熟読して習得していたのではないか

と長内国俊氏は推測しています。


『塵劫記』は吉田光由が1627年(寛永4年)に執筆した数学の問題集で、掛け算九九や面積・体積

の求め方など基礎的な問題から、ピタゴラスの定理なども記述されており、生活の中で活用できる

具体的な問題として出題されていて、土木や建設にも大いに活用できる内容だったようです。

江戸の町ではその問題に挑戦することが庶民の中でも一つの流行となり、ミリオンセラー・

ロングセラーとなっており、機知に長けた瑞賢が読んでいたのは間違いないとの推測です。

瑞賢はこの知識を活用して資材や人夫を効率的に使い、スピーディーで低コストな工事を行って

いたことから、役人からも認められていったのだろうと思われます。

その実例もこれから順次ご紹介したいと思います。


『塵劫記』は難易度を増しながら、明治時代までに数百種類も出版され、算術の発展に大きく

寄与しました。

現代の中高生では手に負えないようなレベルの問題もあったそうで、江戸時代の人々の

基礎学力の高さがうかがわれます。 

大阪の橋本知事が聞いたらなんと言うんでしょうね!?






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by sakenihon | 2009-01-21 23:58 | 日本の歴史  

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