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河村瑞賢 エピソード その二と三 《出題編》

河村瑞賢(かわむら ずいけん)の話題を続けさせていただきます。

今回は問題出題形式とさせていただきますね。



芝の増上寺といえば、現代でも知らぬ人はいない徳川家の菩提寺です。

ウィキペディアによりますと、元々は紀尾井町あたりのあったものを慶長3年(1598年)に

家康によって現在の場所の移されたということです。

この増上寺に新しい鐘楼を造って鐘をつるしたことがあったそうです。

将軍家ゆかりの増上寺の鐘ですから、さぞや大きな鐘だったのでしょう。

ところが、釣るす場所が多少低すぎたようで、つくと鐘が動揺してしまいよろしくない。

なんとかもう少し持ち上げたいのですが、現代のような重機があるわけでもなく、巨大な青銅の

塊である鐘を持ち上げるのは、もう一度土台ややぐらを組みたて直したりする必要があり、

簡単にはできそうもありません。

えらく費用も時間も掛ってしまうということで、お寺は困ってしまいました。

ところが、これを瑞賢は『ある物』と人夫2~30人を使って非常に低コストでやってしまった

そうです。

皆さんならどうやって直しますか?


さらにもう一問です。

今度は上野の寛永寺です。

上野寛永寺も当時は巨大なお寺だったそうです。

その鬼瓦が破損してしまい、修理をしなくてはならなくなりました。

そのためには人足を屋根に登らせねばなりませんが、わざわざ足場を組んでいては、

たった一つの屋根瓦の修理のために、たくさんの材木の準備から始めなくてはなりません。

ところが、こちらも瑞賢の奇抜なアイデアでたった一日で修理ができてしまったそうです。

皆さんならどうしますか?


御存じの方は、『なにもったい付けてんだ!』 とお叱りかとおもいますが御勘弁ください。

御存じでない方、1日考えて瑞賢と知恵比べを楽しんでみてください。


答えは明日のお楽しみ・・・・・・・・


ちなみに、のんべえは『なあるほどねえ~~』と単純に感心してしまいました。





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by sakenihon | 2009-01-22 21:56 | 日本の歴史  

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