津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《弘前 石場旅館》
2月12日に宿泊した『石場旅館』さんを是非ご紹介したいと思います。
明治12年創業で弘前では最も歴史のある旅館です。

最初は普通のビジネスホテルに泊まるつもりだったのですが、弘前のことをネット検索していて
偶然に巡り合うことができました。
いままでの旅ではコスト優先で、選択の余地がない限り旅館は利用しなかったのですが、今回は
「虫の知らせ」のようなものがあって、ネットで予約を入れました。
その際、私の今回の旅の目的が酒蔵巡りであることを書き添えたところ、弘前にあるすべての
酒蔵さんへ問い合わせをしていただいて、どこの酒蔵さんが見学可能なのかまで調べて
いただいたんです。
結果的に今回訪問できなかったお蔵さんまでです。本当に驚き、感謝しました。
酒蔵さんも突然に”馬の骨”から電話を受けるより、地元の旅館さんからのほうが感触は
いいに違いありません。 今回の酒蔵巡りが大成功だった立役者です。
どこぞの一泊数十万円の外資系ホテルと同等のホスピタリティーに感激でした。
旅館は決して大きくはありませんが、本当に歴史を感じる素晴らしい建物です。






この旅館の石場創一郎さんは東京でサラリーマンをしていたところ、御両親の体調不良で3年前に
急遽旅館業を引き継ぐことのなった、まだ三十歳代の若主人です。

私の夕食中にお酒を持ってやってきていただき、幸いシーズンオフ
であったことも幸いしてゆっくりお話することができました。
お陰で寂しい一人旅の食事がまたまた充実したものになりました。
持ってきていただいたのは、チョット離れているために訪問する
ことができなかった丸竹酒造店さんのお酒という心使いです。
『白神ロマンの宴』純米吟醸の生貯蔵酒、華吹雪100%で
精米55%のお酒です。

19BYでしっかり熟成がすすんで飲みやすくすっきりしたお酒でした。
玉田酒造さんで購入した『華一風 特別純米しぼりたてそのまんま生』
も玉田社長の顔を思い出しながら一緒にいただきました。
こちらは、旨味がギュッと詰まったような多少コッテリ系でのんべえ好きの
お酒でした。
石場さんは御両親想い、郷土想いの心優しい青年です。
まだまだ慣れない旅館家業、奮闘されてます。
こんなに歴史の詰まった素晴らしい旅館、是非残してほしいと思います。
一度は泊まってみる価値ありの旅館です。
お料理は派手さはありませんが、さすがに素材が良くって酒が進む物ばかりでした。
大間が近いのでマグロが美味しいの頷けるのですが、鯛が旨かった!
一口で天然とわかるいい鯛でした。 久々のヒットでした。
”なまこ”もおいしかったなあ~。
カズノコがゴロっと入った松前漬けに似ている小鉢も良かった。
寒いところなのでショッパイのかと想像していたのですが、思ったより優しい味付けでした。

部屋の暖房はストーブ。(煙突が外に出ているタイプ)
当然、寝るときはストーブは消します。
寒いかなぁと心配でしたが、お布団のあったかさを感じながら熟睡できました。
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by sakenihon | 2009-03-04 01:23 | 酒蔵めぐり