津軽じょっぱり 酒蔵巡り 《黒石は蔵の街 鳴海醸造店》
石場旅館で朝からたっぷり腹ごしらえして、レンタカーで隣町、一路黒石市へ!
黒石市は弘前から車で30分弱、人口約38千人の元城下町。
酒蔵巡りなんかを考えなければ、決して行くことはなかった街でしたが、行ってみると弘前市よりも
さらに歴史の趣を残した、い~い街でしたよ。
小さな街の中に酒蔵が3軒と味噌醤油の蔵が1軒残っています。
酒蔵を探して、車でフラフラ走っていると、なんと現役の『火の見櫓』を発見!
『ひのみやぐら』って今の若い人はわからないでしょうねえ。
のんべえの子供の頃(昭和30年代後半)までは結構あって、学校でも習ったような・・・

それも一つじゃありません。

この街の観光名所にもなっているのが『こみせ』と呼ばれる、江戸時代から残る町並みです。
『こみせ』とは雪の多いこの街で、積雪時でも困らないための江戸のアーケードです。
各建物の玄関部分からのきが張り出し、歩道部分を覆っている造りになっています。

この『こみせ通り』は『日本の道 百選』にも選ばれ、中には重要文化財指定を受けた
建物もあります。


まず一軒目が、 『菊の井』という銘柄を造っている『鳴海醸造店』さん。
巨大な木造建築の中に土蔵がある構造は玉田酒造さんと共通です。


なぜか、蔵の正面からの写真を写し忘れておりましたが、車を停車した裏庭からの写真が残ってました。


勢いよく地下水がほとばしっていました。
仕込み水と同じものだと思います。
味見をしましたら、中程度の軟水でした。



蔵の裏手にはホントに無造作にこんな立派な土蔵が・・・・・


どうして、そんなに重い土と土が鉄の蝶つがい2つだけで何百年もつながっているのか?
それも寸分の狂いもゆがみもなく! 土ですよ!どうして壊れないのか?
不思議だと思いませんか? わたしゃすんごいことだと思いますよ。
現代のツーバイフォーなんてゆう建築物のなんて華奢なこと。

アポなしのため、蔵の中を見せていただくことはできませんでしたが、ちょっとだけ覗いたら、
なんと!巨大な木の樽が・・・・
今は使われてはいませんが、昔仕込みに使っていたものが残されていました。
それにしても、これだけのものを残しておく場所があるというのもすごいですね。

こみせ通りのもう一軒の酒蔵『玉垂』さんはまた明日。
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by sakenihon | 2009-03-04 23:59 | 酒蔵めぐり