人気ブログランキング |

鶴岡の地滑り と 日本酒

酒蔵を巡っていると、日本の自然の豊かさを感じることばかりです。
水、米、土、材木、酵母菌、そして人。 
日本酒の原料・材料・道具、すべてが天然由来のものばかりです。
営々と酒造りが続けられてきたのは、豊かな自然があるからこそですね。


ただし、時としてその自然が多くの災害をも起こします。
地震、火山活動、台風、冷害、大雨、干ばつ、等などキリがありません。
先日、山形県鶴岡市七五三掛地区を襲った大規模な地滑りのニュースを見ました。
先に発生した地震の間接的な影響による水脈の乱れが原因ではないか、ということです。


ちょうど一年前に鶴岡を訪ねました。

鶴岡は出羽三山の主峰月山(1984m)を仰ぐ日本海の面した庄内地方有数の街です。
人口14万人といっても、高層ビル建築物は駅周辺のビジネスホテルのみ。
延々と広がる穀倉地帯の中で、江戸の風情を色濃く残す街並み残っています。


そして、鶴岡市米と水に恵まれ、は山形県有数の酒蔵の街です。
現在でも以下のように、歴史ある蔵が7蔵も健在です。

栄光富士  富士酒造       創業231年 (加藤清正の末裔)
大山     加藤嘉八郎酒造   創業137年 (富士酒造の隣)
奥羽自慢  佐藤仁左衛門     創業285年
羽前白梅  羽根田酒造      創業420年
出羽の雪  渡會本店       創業370年
くどき上手  亀の井酒造      創業134年 (旧羽黒町)
白露垂珠  竹の露         創業151年(旧羽黒町)

最も名が知れているのは「くどき上手」ですね。
富士酒造の「古酒屋のひとりよがり」は第一次地酒ブーム時代からの垂涎の吟醸酒。
そのほかの蔵も時流に流されないいぶし銀の酒造りを続けています。


そんな酒蔵の街に突然起こった地滑り災害。

災害地の七五三掛(しめかけ)地区は鶴岡駅から南東に30kmも離れており、近隣には酒蔵がなかったのは不幸中の幸いですが、七五三掛地区は月山のふもとですので、水脈がどのようにつながっているか解りません。
ある日突然、井戸から水が出なくなったり、水質が変わってしまうことは十分考えられることです。
水質の変化は酒造りにはかなりのダメージになり、枯渇すれば廃業になる可能性もあります。

数百年も続いてきた酒造りが、こんなことで途切れるとは思えませんが、
大きな影響が出ないことを願うだけですね。


それにしても災害が多発する日本で、数百年も脈々と酒造りを続けてきたのは驚きです。
お陰で、こんなに美味しいお酒が頂けるのですねえ。 
ホント感謝、感謝です。




いつものんべえのつぶやきを読んでくださり感謝感謝です。
「酒ブログランキング」ってのに参加しています。
下のバナーのワンクリックでランキングがアップし、のんべえの励みになります。
お手数ですが、一日一回のご協力お願いしま~す。

酒ブログランキングへ⇒⇒⇒ にほんブログ村 酒ブログへ

by sakenihon | 2009-06-04 01:58 | 日本酒が抱える問題  

<< 『黒石つゆやきそば』 もどき? のんべえの内職仕事 《山椒の実... >>