身体の”陰”と”陽”
『マクロビオテッィク』という言葉があります。
健康志向やダイエットにも欠かせない知識のようで、雑誌や書物もたくさんでているようです。
『マクロビオティック』とは長寿のための食事療法で、根菜類や海藻類を中心とした食生活を意味するようです。 ⇒ Wikipedia 『マクロビオテッィク』
『マクロビオティック』の理論の中の一つとして、「食物の陽性と陰性」というものがあります。
陽性と陰性の特徴を簡単にまとめると以下のようになります。
【陽性食物】 ⇒ 人間の身体を温める効果を持っている。
身体・血管・腸管を引き締める。
寒冷気候で良く育つ根菜類に多い。
熟成味噌や醤油など、ナトリウム(塩分)を多く含んだ食物。
陽性体質 : 筋肉質で活発で声も太く、便秘がちで食欲旺盛
【陰性食物】 ⇒ 人間の身体を冷やす効果を持っている。
身体・血管・腸管を引き収縮させる。
暑い気候で良くし育つ葉物野菜に多い。
カリウムを多く含んだ食物。
陰性体質 : 虚症、色白、太っていても水太り、冷え性、低血圧、低体温。
【結論】 人間の健康・長寿のためのは陽性と陰性のバランスが重要だということです。
( こちらのサイトを参考にしました。 ⇒ 食べ物の陰陽について )
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さて、ここからが本題です。
お酒は強い陰性の食物(飲料)です。
ですから、身体を冷やす効果があります。
でも、お酒の種類によってその効果の強弱があるそうです。
日本酒はもっともその効果が弱い、つまり身体を冷やしにくいお酒なんだそうです。
陰生が強い順に並べると・・・
ウイスキー・ジン > 焼酎 > ワイン > ビール > 日本酒
日本酒と焼酎を比較すると、焼酎の方が身体を冷やしやすいんですね。
ですから、焼酎の肴は陽性(身体を温める)食材、たとえば肉類との相性がよく、日本酒にはカボチャや大根などの野菜や蕎麦・豆腐など、中庸系な食材がよく合うのだそうです。
人間の味覚が陰陽のバランスを自然にとってくれているように感じます。
(yutakahashiさん、泡盛「どなん」と豚角煮は抜群の組み合わせですね。)
さらに、その地方の寒暖と好まれるお酒も関係があるようです。
暑い沖縄や南九州では陰性の強い焼酎が好まれ、東北などの寒い地方では日本酒が好まれる。
そうゆう傾向があるんだそうです。
暖かい地方では日本酒は腐りやすく造りにくいから、日本酒が定着しなかったと思っていました。
しかし、造れなければ運んでくればいいのですから、理由としてはあまり説得力がありません。
陰陽の効果との関係の方が筋が通るように思えてきました。
では、国内の都道府県別気温の高低と日本酒の消費量には相関がある?
そんな仮説を立てて調べてみました。
その結果は次回。
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by sakenihon | 2009-06-26 01:26 | 日本酒と健康