東銀座 三原橋交差点界隈 つづき
梅干しを干せずに困ってます・・・
さてさて、昨日のつづきです。
東銀座・三原橋交差点の群馬県アンテナショップ『ぐんま総合情報センター』を出て約100歩。
今度は岩手県のアンテナショップ『いわて銀河プラザ』を発見!
晴海通り沿い、歌舞伎座の正面です。
各地の新鮮な特産品が手に入る、全国でも稀なエリアですね。
当然、目指すは地酒コーナー。
おお! これは、充実の品揃え。
各県アンテナショップの中でもこの陳列スペースは最大級です。
すべて冷蔵保管というのもアンテナショップでは珍しい。
写真には写ってませんが、さらに横にリーチイン冷蔵庫があります。
生系・大吟醸系はそちらに保管されています。
さすがは南部杜氏の古里、岩手県。
最上段の手前のある変わった形のボトルは『あさ開』さんの『水の王』ですね。
本当に水のような、低アルコール大吟醸酒。 (”水のような”は、誉め文句なのかな?)
ここでまず目にとまったのがこれ。
酔仙酒造さんの『雪っこ』。
「活性原酒」と表記があるにごり酒。
「酵母や酵素は生きている生のお酒だが、醗酵は休止している状態」だそうで、噴き出す心配はないようです。
火入れせずに、どうやって発酵を”休止”させているのか?
チョット不思議なお酒です。
ワンカップまでありましたので、今回はワンカップを購入。
このお酒、醸造用アルコールばかりでなく”糖類”も添加されています。
かなり甘めに造ったお酒のようです。
これとそっくりのお酒が土佐高知の赤岡という海辺の町にありました。
高木酒造さんの『おり酒』です。
火入れはしていますが、やはり敢えて糖類を添加しているにごり酒です。
高木さんによると、(特に高齢の)漁師さんから人気絶大なんだそうです。
特にワンカップが人気なんだそうです。
船上で潮風にあたりながら疲れた体を休めるには、濃厚な甘さと手軽なワンカップがいいのかもしれません。
話が脱線したようですが、酔仙酒造さんがある陸前高田市も岩手県南部の港町です。
それもカツオやマグロなどの遠洋中心の漁師町です。
酔仙酒造さんも高木酒造さんも、北と南で離れてはいるけれど、遠洋漁師さんがお客さんの酒蔵。
そこに、糖類添加の甘いにごり酒が残っているのは偶然ではないように感じますよね。
疲れを癒す日本酒は、日本人の労働とも深いかかわりがあるということでしょうね。
今宵は頭にタオルでも巻いて漁師になった気分でカップ酒?
でも、パソコンばかりで運動不足ののんべえには、この酒の味はわからないかもなあ・・・
そして、もう一本。
宮古市の菱屋酒造さんの
『千両 男山 特別純米 銀河の流れ』です。
(岩手県は宮沢賢治の影響で、”銀河”が多いですね。)
菱屋酒造さんは岩手県中部の漁師町、宮古市で嘉永5年(1852年)創業の小さな酒蔵さん。
お世辞にも洗練されているとはいえないラベルデザインのこの酒を選んだ理由は、この商品POPの殺し文句。
田酒を醸していた杜氏さんと聞けば、飲んでみたくなります。
辻村杜氏のことは存じませんが、いつ頃まで西田酒造さんにおられたんでしょうかね?
もう随分なご高齢なんでしょうか。
お詳しい方、教えてくださ~い。
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by sakenihon | 2009-08-06 19:55 | 日本の風景