ヤバイ ホントに酒税は上がるのか!?
ちゃんと民主党のマニュフェストを読まずに、昨日は適当な憶測で書いてしまいました。
いい年をしながら政治に全く関心がないのんべえを笑っておられる方もおられたでしょう。
さきほど見たテレビ東京のワールドビジネスサテライトで、初めて知りました。
本当に日本酒の酒税は上がるらしいじゃありませんか!?
まさか憶測が当たっていたなんて。 ガッ~~~~~~ン!!!
民主党の案ではアルコール度数の高低にしたがって課税額を決める方式にするのだと!
つまり15%の日本酒は、同量の5%のビールの3倍の税金が掛るということ。
ビール飲料の中もビール・発泡酒・第3のビールですべて税率は一緒になるらしい。
”酩酊度合いに対する課税”だということですが、何かシックリきませんよお。
ちなみに現在の課税額(1キロリットル当たり)は以下のようになってます。
ビール 220千円
発泡酒 178千円
第3 80~134千円
日本酒 120千円
民主党方式になったらビールは安く販売できるようになるでしょう。
反面、日本酒の課税額は2倍~3倍にアップし、小売価格も大幅値上げ必至です。
さらに課税額のアップは単価の安い普通酒ほど影響が大きくなってくるはず。
つまり、低価格商品比率が高い、大手酒造メーカーと地方で日常酒を造っている零細酒蔵
への影響が大きいことになります。
大手メーカーも大変ですが、零細で普通酒比率が高い蔵は壊滅状態になるのでは・・・・・
吟醸比率が高い酒蔵はまだマシかもしれませんが、ますます”日本酒=高い酒”となって
日本酒離れが加速してはどうしようもありません。
この酒税が適用されたとたんに現在の約1300の蔵は半減するのでは?
政府とすればビールをどんどん消費してもらえば、4社のビールメーカーが潤って効率的に
酒税が徴収できるだけでなく、法人税も徴収できてバンバンザイ!となるのでしょうか?
ヨーロッパ各国は自国のワイン醸造業発展⇒輸出振興のための制度づくりを行い
ワイン産業を保護しているとか・・・・・
それに比べ、日本固有の文化を無視し、アルコールを”酩酊の具”としてしか考えない
ような発想であれば、わたしゃ絶対に反対です!
しかし、日本酒が高くなるよりビールが安くなることの方が歓迎されそうなご時世。
本当に心配になってきました。
この理解、間違いであればいいのですが、当たっていたらぞっとします。
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( こちらの記事の方がわかりやすいかも ⇒ 日経8月31日記事 )
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by sakenihon | 2009-09-01 02:48 | 日本酒が抱える問題