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伯楽星の蔵の『あたごのまつ』

本当は『愛宕の松のお蔵の伯楽星』なんですが、わかりやすさでは逆になってしまいます。

新澤酒造さんで購入した『あたごのまつ』 二種です。
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【あたごのまつ 特別純米】伯楽星の蔵の『あたごのまつ』_f0193752_18191978.jpg
酒米 ササニシキ
精米歩合 60%
日本酒度 +3
ALC  15~16度
製造年月 21年8月


【あたごのまつ 限定純米吟醸 ひやおろし】
酒米 蔵の華
精米歩合 55%
日本酒度 +4
ALC  16度
製造年月 21年9月
(限定純米吟醸のラベルが少し波を打っているのは、
その場で貯蔵庫の在庫にラベルを貼ってくれたから。 )

(参考データ) 蔵の華
宮城県古川農業試験場で交配された宮城県の酒造好適米。
美山錦に代わる耐冷性、耐倒伏性、いもち病抵抗性を目指して開発。
  交配組合せ:「東北140号」×(「山田錦」×「東北140号」)
         (東北140号:チヨニシキ×コガネヒカリ)
  交配年次 :昭和62年


【感 想】
今回、2本を同時に開けて呑み比べしてみました。
どちらも旨味 酸味はかろやかでフレッシュ系でキレがいいお酒でしたが、
それぞれにしっかりと違った個性がありました。
食米の”ササニシキ”と酒造好適米の”蔵の華”の違いも大きいように感じました。

(あたごのまつ 特別純米の印象)
上立ち香はやさしく涼しげでわずかにフルーティー。

冷やのまま口に含むと、少しだけ酸のザラツキを感じますが、食米で精米60%

としては雑味やコメっぽさは少ないほうだとおもいます。

40度ほどにお燗をしますと燗上がりして、旨味が増します。

薫り、酸味は控えめで、軽めの旨味と甘みが口中に広がり、何にでも合う食中酒。 

するすると燗酒が口から喉へ、そして胃袋へと流れてゆきます。

個人的には大変好きなタイプ。 (飲み過ぎて困るタイプ。)


(あたごのまつ 限定純米吟醸の印象)
こちらは純米よりもメロン香がはっきりします。

決してプンプン薫るようなものではなく、あくまで控えめ。

純米が3歩下がって歩くタイプなら、純米吟醸は1歩下がって歩くタイプ。

酸のザラツキはほとんど感じず大変滑らか。

しかし、お燗をしてもあまり燗上がりはしなかったようです。(下がってもいません。)

このお酒は常温か少し冷やした程度で飲む方がよさそうです。

食中酒というよりは、旨味が強くない軽い肴と合わせて楽しみたい感じです。

冷蔵庫で冷やしていましたので、口の中で少し温めながら薫りの広がりを楽しんでいたら、

瓶の中身はどんどん減ってしまいました。


もしここに伯楽星があって比較できたら、もっと楽しかったでしょうね。

のんべえ宅の近くでは手に入りません。  残念です。

今回、合わせた肴は仙台で買ってきた『仙台長茄子の浅漬け』

長茄子からでる塩分とお酒の甘みのバランスがばっちりの相性でした。
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4合瓶2本は2日でほぼなくなってしまいました。


美味しいお酒は呑み過ぎにご用心!




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by sakenihon | 2009-09-23 18:47 | 本日の一献  

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