”秋あがり” を実感!

”ひたち錦”という茨城県の酒米を50%まで精米して造った
純米大吟醸の生酒です。
春の田植え、秋の稲刈り、洗米・浸漬・蒸し・麹造り・初添え、搾り、
瓶詰・ラベル貼りと一貫して自分たちの手で造ったお酒です。
最後の一本をずっと大事に冷蔵庫に寝かせておりました。
搾ったのが12月7日、 瓶詰が12月14日でしたので、
10か月ほど熟成させたことになります。
”生生”ですので、厳密には”ひやおりし”とは言えませんが・・・
でもそれなりの熟性は進んでいるはず。
できたての味は覚えていますので、どう変わっているのか楽しみでした。
で、結果は・・・・・・
変わってましたよ。 まったく別物のようでした。
実は出来立てはガッカリするくらい腰がないというか、柔らかすぎて頼りない、
旨味も甘みも酸味も不十分なお酒だったんです。
ところが、今回は酸も旨味もグンとまして、どっしりとした酒になっているではありませんか!
これが”秋あがり”ってことか!と実感しました。
普段は完成形の酒しか飲めないので、未完成のものと比べる機会はありませんよね。
こんなに変わるものなんだあ~~~
”日本酒は搾りたてはまだ未完成” ということが、よ~~く理解できました。
いい経験になりました。
正直なところ、この酒の味自体はあまり褒められたものではありません。
素人が集まって作った酒ですから、それはそれなり。
でも、自分で造らないと解らないことはたくさんありますから、これはこれで満足です。
今年も今月18日から始まります。
18日は洗米・浸漬・蒸し・放冷・製麹の工程。 一番面白いところです。
今年は五百万石を使って造るようで、大変楽しみです。
朝、9時に常磐線の神立駅に来れる方であれば参加できますよ。
もし、参加ご希望の方がおられましたらご遠慮なくコメントください。
いっしょに酒造りしましょう!
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by sakenihon | 2009-10-09 23:06 | 本日の一献