鶴来 もう一つの酒蔵 萬歳楽
読む方は飽き飽きだと思います。 今日で終わりにします。
菊姫から歩いて数分の距離に、もう一つの酒蔵があります。
萬歳楽の小堀酒造店です。

どちらも”兵庫県吉川町特A地区産山田錦”と”手取川の水”を使っています。
ところが、この二つの酒蔵には大きな大きな違いがあります。
ご存知の通り、菊姫は濃口杜氏がおられた酒蔵。
いまでも能登流・濃口流が底流に流れる酒蔵だと言えると思います。
これに対して小堀酒造店で昭和47年から平成16年4月までの33年間、杜氏を務めた
中居清杜氏は南部杜氏なのです。
中居杜氏は南部杜氏の神様 平野佐五郎杜氏の弟子で”現代の名工”でもあります。
ですから、歩いて数分の距離で使う材料も同じなのに、今でも酒質は全く違います。
重厚な菊姫に対して、萬歳楽はスッキリ、やさしく、軽快なお酒のイメージ。
やはり宮城・岩手のお酒に通じるものがあります。
面白いですよね。
”米” ”水” ”土”も重要ですが、造り方によって全く違ったお酒になるんですから。
”菊姫”と”萬歳楽”を呑み比べて”能登流”と”南部流”を比較するのも面白いですね。
中居清杜氏の伝記が広島の『富久長』の今田酒造さんのサイトにあります。
これ、面白いです!
蔵元と杜氏のイザコザまで書かれていて、きれいごとではない”杜氏の生活”がよくわかります。
【中居清杜氏の伝記】 (今田酒造HP ささびと屋 より)
(無茶苦茶長い文章ですので、「加賀の菊酒の覚醒1~4」だけでもどうぞ・・・)
① 酒界に60余年
② 挑む
③ 言い伝え
④ 人となり
⑤ 黎明
⑥ 名杜氏の胎動
⑦ 加賀の菊酒の覚醒1
⑧ 加賀の菊酒の覚醒2
⑨ 加賀の菊酒の覚醒3
⑩ 加賀の菊酒の覚醒4
⑪ 夢のしずく
明日、日曜日は木内酒造さんの酒造り体験です。
行ってきま~す。
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by sakenihon | 2009-10-18 00:32 | 酒蔵めぐり

