北千住の利き酒会 『酒千会』
そのためなのでしょうか? 各地で試飲会が開催されていますね。
25日の日曜日は足立区北千住で利き酒会に参加してきました。
名付けて『酒千会』
千住地区の酒販店さん11軒の共同開催の
一般ユーザー向けの試飲会です。
参加酒蔵は日本酒:25蔵、焼酎:14蔵、
ワイン:6社、ビールその他:7社。
大変盛大で驚きました。
入場料500円でミネラルウォーター付き。
会場は駅前の丸井の中の催し会場。
”ハコ”にも恵まれたいい試飲会でした。
今回は我慢してほとんど飲まずに吐き出してきましたよ。
(そのための大きな紙コップまで用意されていたのは助かった)
誠にもったいないのですが、お陰でほとんどの銘柄に口を付けてきました。
印象に残ったものだけレビューしてみますね。 またまた、長くなりそうです・・・
まずは高知県土佐市の亀泉酒造さんの
『亀泉 純米吟醸原酒』。
特徴はCEL24という高知県の酵母。
高知酵母の中では一番香りが強い酵母。
カプロン酸エチルという物質によって
リンゴのような香りがします。
このお酒はCEL24を使ったものの中では
比較的香りが優しく爽やかでした。
次は茨城県笠間市の須藤本家の『郷乃譽』と『山桜桃』。
須藤本家は多分現存最古の酒蔵。
なにせ井戸が800年以上前からあって、酒造りはその前からやっていたかも、
というんですから、ありえない古さです。
しかし古いだけでなく、IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)に2007~2009年
連続受賞という超がつく実力派の純米吟醸蔵です。
4種類ほどのお酒があって、どれがどれやら
わからなくなってしまいましたが、確か上の写真の
右側の『蔵の譽 純米吟醸』がIWC金賞受賞で、
澄み切った印象で大変飲みやすいお酒でした。
左の写真の方は少しコクがあって、ふくらみが大きい
タイプ。 ラベルが似ているのに酒質が全く違いました。
同じ2007年のIWCの純米酒部門で金賞を取った
『菊姫鶴乃里』と『郷の譽受賞酒』ではまったくタイプが
異なりました。 IWCの評価基準ってどんなんだろう?
幸いなことの『仕込水』がありまして、かなりの軟水。 大変美味しい いい水でした。
栃木県の惣譽酒造さんの『惣譽 辛口特醸酒』。
このお酒、1升瓶で1796円の普通酒。
ただし、麹米には兵庫県産Aランクの山田錦を使い
精米歩合は67%という普通酒。
蔵の一押し商品で300ml瓶もあります。
確かに冷やでも燗でも十分楽しめるレベルの酒で、
地元での晩酌酒として人気なのが頷けます。
私はお酒は美味しくて安ければいいと思っているので、こういうお酒造りの取り組みは好きです。
こうゆうものを東北新幹線の車内で売れば、と思いますね。
福井県勝山市の一本義久保本店さんの
『一本義 生もと造り純米酒』。
”生もと臭さ”、”山廃臭さ”がほとんどなくて、
大変よくできた”生もと”のお酒だと思います。
スッキリと柔らかくて白身魚に合いそうな酒。
安心して人に勧められるなと感じました。
酒蔵は福井港に注ぐ九頭竜川を40kmほど
遡った山あいの川辺にあります。
九頭竜川は白山山系の最南端の河川。
今日は夜遅くなってしまったんで、ここでストップ。
明日もうちょっと続けま~す。
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by sakenihon | 2009-10-28 02:17 | 本日の一献