梵 吟粋
布団に入ってもなかなか暖まらず寝付けません。
熱燗をグビグビッとやらなければ・・・・・・
そんな夜にピッタリの一本が現在の家飲みです。


ご存知、福井県鯖江市の加藤吉平商店 『梵』の”吟粋”という銘柄。
精米55%の五百万石の純米吟醸酒のひやおろし。
五百万石は早場米ですから、2008年の晩秋に搾ったものを、約1年間ゆっくり熟成させた
お酒ということのようです。
この酒蔵の近くを流れる”日野川”は福井市西部で九頭竜川に合流しますが、源は白山水系
ではなく、もっと南西の滋賀県・岐阜県に接する三国岳付近に源を発しています。
(少し、水源にこだわり過ぎてますね。 最近のマイブームのためご勘弁)
さてさてお味ですが、かなりの濃醇タイプ。
酸は強くはないのですが、重厚なアミノ酸の旨味と甘みと渋みがドンと押し出してきます。
冷酒で1合飲むと舌が疲れるほど。
"直詰”は”無濾過”の意味ですよね。
それを火入れして、タンクで常温でじっくりと寝かせたお酒のようですね。
低温貯蔵ではここまで秋上がってこないのではないか? と勝手に想像。
完璧にお燗向きのお酒だと思い、すぐにお燗に切り替え。 それも熱燗。
そうすると、なかなかのお酒になりました。
それでもかなりゴッツイ感じ。 山田錦の鮮烈さはないものの存在感はあります。
こちらの蔵も能登流なのでしょうか。 であれば頷けます。
重厚なお酒ですからコッテリ系の肴でも肉系でも負けることはありません。
いろいろと楽しみ方の幅が広い食中酒だと思います。
ここしばらく能登流と南部流のお酒が続いています。
そろそろ目先の変わったものを仕入れてみたくなってきました。
さて、なににしようかな・・・・
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by sakenihon | 2009-11-04 23:59 | 本日の一献