一都三県蔵元との交流会のつづき
のんべえの地元 千葉県です。
さすがに銀座の会場は人口密度が高くって、写真を撮るのが大変。
ピンボケが多くなってしまいました。 (イイワケ)
【千葉県】
千葉県には40軒以上の酒蔵がありますが、今回の参加は13蔵。 出席率ワルい。
先日、 庫裏さんで飲んだ『1787(いなはな)』の稲花酒造さんを発見。


しかし、この低アルコール酒、けっこうイケました。 11%でも純米原酒で水っぽさはなし。
すず音のような甘口を狙ったものではなく、まともな純米酒が柔らかく飲みやすくなった感じ。
発酵を11%に抑えながら甘くダレた酒になっていないのは凄いとおもいます。
上原浩さんなどは純米の加水を推奨されていますが、このお酒ならその必要もなしですね。
稲花酒造さんは家族を中心に4~5人規模。 杜氏は南部流のようです。
房総九十九里波乗り道路起点の一の宮。 温暖で酒造りの環境には恵まれていないはず。
それでも、頑張って、いい酒造りに挑戦中。
『1787』は鈴傳さん限定なのでこの場にはありませんでしたが、蔵元のお嬢さんの
秋場貴子さんに詳しく聴いてきました。
『1st』は新酒生原酒として春に発売したもので、『2nd』はいわゆる”ひやおろし”だそうです。
”ひやおろし”の表記が一部ユーザーには評判が良くないとの鈴傳さんのご意見で、こんな
表記にしてみたそうです。
比較的エステル香がでやすい酵母を使っているそうですが、酵母銘はナイショだそうです。
香味はもちろん、ネーミングやラベルデザインも鈴傳プロデュース色が強い商品。
21BY以降がどうなってゆくか楽しみです。
千葉県でもう一軒、強烈だったのが木戸泉さん。
こちらは”古酒”が特徴です。
ニューAFS(アフス)。 30年熟成の超古酒。 (AFSは造った3人の頭文字)

そうゆうお酒の味わいの中には”雑然”を感じるものです。
しかし、このニューAFSは紹興酒風のヒネた薫りの中にも”整然”を感じました。微妙な違い。
聞くと木戸泉さんでは50年もまえから古酒の研究をされているとか。
”古酒”というとダルマ正宗さんが有名ですが、木戸泉さんも双壁といえますね。
ただし、720mlで6200円というのはさすがに手が出ません。(ここで飲めてラッキー!)
こちらの古酒の特徴は”一段仕込み”。
「じゃあ 初添だけなんですか?」と聞くと、
「というよりも、酒母をそのまま発酵させるんです。 どぶろくのようなのもです。」との答え。
どぶろくの上澄み? ん~~~ よく理解できない。
木戸泉さんは古酒以外のお酒もかなり酸と旨味(アミノ酸)がつよい系統です。
お燗酒コーナーのなかでも飛びぬけてガッツーンときました。
千葉県ではやはり南部杜氏の名工、及川杜氏の東薫さんが安定したいいお酒でした。
【山梨県】
山梨県の酒蔵さんは7軒。
しかし、のんべえが到着した時点でほとんど売り切れ、開店休業状態。
残っていたのが萬屋醸造店さん。 南巨摩郡の酒蔵。

ここのブースはこの会場内では唯一、燗酒専門でした。
「これは冷やすと不味くなるお酒だよ~~」という妙な口上で
お客さんにお燗酒を勧めていたのが中込元一郎蔵元ご本人。
『春鶯囀(しゅんのうてん)純米酒 鷹座巣』という
なんとも難しい名前のお酒。 漢字検定一級レベル。
さすがに蔵元、嘘はいいません。 確かに旨い燗酒。
女性のお客さんからも「カンザケ。おいし~ぃ」の黄色い声。
旨味=甘みがお燗で引き立ちますが、酸が鼻に来ないので大変飲みやすい。
薫りも上品な甘さを感じますので、薄味の肴でスイスイ飲めそうな逸品でした。
ホント、知らないお酒の中にまだまだお宝がいっぱいです。
そんなお宝探しにはこういう会は最適です。
ただ、苦言が一つ。
この会は東京国税局の思惑が大変強く、会場の中央の島型の巨大ブースには
平成21年度東京国税局酒類鑑評会受賞酒と『ぎんから』と『吟の舞』がずらり。
いろんな蔵が共通のラベルで造っているアレです。
『ぎんから』『吟の舞』も東京サミット時に東京国税局の肝いりで開発されたんですね。
そこには酒蔵の個性もなにもないわけで、志あるお蔵さんは面白くないでしょう。
今回の会も、国税が主役で酒蔵は付き合いって印象。
先の北千住での利き酒会に比べると蔵元の顔が輝いてなかったなあ・・・・
まあ、500円で収穫も多かったし、文句をいっちゃいけないか。
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by sakenihon | 2009-11-12 15:11 | 酒蔵めぐり

