富山の夜
石川県津幡の久世酒造さんを後にして、向かったのはこの日の宿泊地”富山”。
昨年の6月に同じようなコースをたどった時に、ふらりと入った店にもう一度行きたくて。
富山駅前からほど近くに『シネマ食堂街』という飲み屋街があります。
終戦後の闇市の時代の雰囲気が残って、
まさにシネマに出てきそうな一角。
紛れ込んだら迷子になりそうな迷路。
その中に多くの飲食店が残っています。
その迷路の入口にあるおでん屋『茶文』。
来年で50周年だそうです。
一人で初めて入っても二代目御夫婦が
温かく迎えてくれる店。
旨味濃厚な昆布だしおでんをビールとともにぺロリ。
あまりの空腹に写真を撮るのを忘れてしまいましたが、東京では食えないおでん。
お腹が落ち着いたところで日本酒へ。 『茶文スペシャル』の大吟醸を注文。
しっかりと旨味はあるのに舌の上をトロトロと流れる甘露の雫のよう。
いままで満寿泉を飲んで、甘さの印象はなかったのですが、この時はなぜか非常に甘く感じました。
多分、富山の昆布だしの濃厚な肴との相性がいいからなのでしょう。
500mlが空になるのに時間は掛りませんでした。
飲みながらカウンターの隣の方とすっかり打ち解けてしまいました。
大変身なりのいい、上品な老紳士といった感じの方です。
名刺交換させていただくと、なんと建設会社の社長さん。
お忍びで息抜きに来られていたようです。 (茶文さんはそんな店なんです。)
あまりに話が弾んで、日本酒が充実しているお店に連れて行っていただくことに・・・・
『真酒亭(まさけてい)』というお店。
少し頑固そうなオヤジがこだわってやってるって感じのお店です。
お酒も肴もお任せにしました。 一杯目は”富美菊” 二杯目は”よしのとも”。
共に純米酒。 かなり酩酊してましたので詳細は省略します。
肴のほうが印象に残ってます。
”せいこがに”です。 ちょうど今がシーズンの越前がにのメスです。
そして、かわはぎ。 たっぷりの肝とともに。
いや~~~旨かったよ~。
これ、初対面の社長さんに結局御馳走になっちゃいました。
本当に御馳走様でした。 (こりゃ読んでる人から恨まれるな。)
完全に酩酊。
フラフラでホテルにたどり着いた後の記憶は、全くなし。
デジカメに残った写真だけが、夢じゃなかった証拠となりました。
北陸に行ってきて、まだレポートも序盤だってのに、またまた旅に出ます。
今度は福岡。 のんべえの実家です。 法事での帰省。
しかし、せっかく飛行機代払って法事だけでは帰れません。
福岡と佐賀の筑後川流域の酒蔵密集地の探検もやってこようと思います。
ということで、次の更新は23日になってしまいます。
では、いってきま~す。
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by sakenihon | 2009-11-19 06:15 | 本日の一献