福島県 自然郷
一か月も経つと全く内容が変わってしまっていました。すみません。
和酒処さなぶりを開店させる前から、是非置きたいと思っていた大木代吉商店の
『自然郷』をようやく置くことができました。
福島県の矢吹という小さな町にある酒蔵です。
先日行った都内でのきき酒会で蔵元さんにもお会いし、改めて試飲してみての結果です。
蔵には一昨年の6月に訪れていますが、ノーアポだったので店先にお邪魔し奥様とお話し
ただけで蔵の中へは入ってませんが、お酒の酒質には大変興味がある酒蔵でした。

この蔵は無農薬自然栽培米にこだわり、お酒は大変アミノ酸が多いお酒です。
つまり、スッキリしてなく重たいお酒です。
あまりにアミノ酸が多いので料理酒として花開いたのが『こんにちは料理酒』。
日本食だけではなくフレンチやイタリアンのシェフなどにも愛用されている
知る人ぞ知るの料理酒が造りの半分を占めているほど。
主要銘柄の『自然郷』も大変重厚なお酒だったのですが、数年前に南部杜氏から
越後杜氏へ変わったのがキッカケで随分酒質が穏やかに変化しました。
というのも、その越後杜氏というのが新潟の白滝酒造さんで上善如水を永年醸して
こられた高綱杜氏さんなのです。

ご存知の通り、上善如水はすっきりしすぎるほどスッキリしたお酒で、自然郷とは
全く対照的なお酒ですので、随分思い切った切り替えです。
その結果、自然郷もかなりやわらかな酒質になっていました。
お酒の銘柄も『自然郷 さわやか』となっています。
でも、最近のスッキリ系のお酒に比べるとまだまだコッテリとしていて福島らしい
旨味の強いお酒です。
今回、自然郷の純米酒をメニューに加えたほか、本醸造を定番酒に加えることにしました。
いままで唯一の定番だった富山の満寿泉白ラベルに次いで二つ目の定番となります。
満寿泉は辛口系、自然郷は旨口系ですね。どちらも常温保存でグビグビ飲めます。
ついでに料理酒も「こんにちは料理酒」を使うことにしました。
通常の料理酒の3分の1くらいの量で食材の旨味を引き出してくれるんだそうです。
お酒の力って凄いもんですねえ。やっぱり。
『浦和 和酒処さなぶり』のHPへ
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by sakenihon | 2010-04-01 11:46 | 酒蔵めぐり