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『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』

ようやく、灼熱・熱風地獄が納まったかなあ~~ と、思ったら

もう8月も終わりがけなんですね。

特に夜になると過ごしやすくなってきたような浦和のこの頃。

またまた、更新をさぼったバチなんでしょうか・・・・

ヒマな日曜を迎えています。

こんな日にこそ、ブログ更新!

といってもお酒の紹介しかネタがないのがツライ。

紹介したいお酒が溜まってしまってます。
『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』_f0193752_201736.jpgまずは、福岡県久留米市の池亀酒造の『黒兜』。

黒麹菌を使ったという珍しい日本酒。

前回は山田錦だったのですが、今回は『夢一献』という

福岡の酒造好適米で醸した純米吟醸。

まるでメロンとイチゴと桃を合わせたネクターのような

とろ~りとした濃醇な薫りは山田錦と共通。

ただ、山田錦より夢一献の方がキレがいいような・・・

『夢一献』という酒米。要注意かも?

『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』_f0193752_20294550.jpg小豆島に35年ぶりに酒蔵ができた。それが『森國酒造』

昨今の状況で新規に酒造免許を取得した例は全国的にも

ほとんどないそうです。

しかし、小豆島は良質な棚田あり、湧水あり、寒暖差ありで

お酒造りには向いている土地柄なんだそうです。

そんなこんなで出来上がったお酒は滅茶苦茶個性的。

前回入れた19BYの熟成酒程ではないにしろ、

ミカン畑に吹く風の様な薫りが楽しめるお酒ですよ!

『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』_f0193752_273793.jpg
落語『死神』に合わせて命名されたお酒。

色もウーロン茶のような枯れ葉色。

先日の納涼寄席の怪談話のために仕込んだお酒だった

のですが、飲んでみるとこれが飲める!!

古酒っぽいヒネ香とかアミノ酸香が強いのかと思いきや、

まったくそんなことありません。

旨味が非常に強い酒なので″カツオの腹皮”や″クリームチーズ″

と合わせるとバッチリ。 のんべえ的にはかなりイケた酒です。

『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』_f0193752_2135891.jpg手取川吉田蔵の純米大吟醸。

さなぶりオープン時にメニューに載って以来久々です。

詳しい説明は不要です。

銘醸蔵がひしめく石川県白山市の中でもひときわ

ファンが多い手取川の吉田酒造店。

『吉田蔵』は先代社長(現社長の兄)のご子息が

醸す特定名称酒専門の酒蔵。

どうしてファンが多いのか? 飲んだらわかります。白山水系の水に癒されてください。

『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』_f0193752_2272015.jpg山口県岩国市と言えば『獺祭』ですか?

ところが同じ岩国の八百新酒造が醸す『雁木』は獺祭

よりも線が太く存在感がしっかりとした酒。

しかし、山口の酒ですから基本的には白身魚や

甘口のお料理に合うような上品さを持っています。

『獺祭』『東洋美人』『五橋』『貴』そして『雁木』

山口恐るべし!です・・・・


『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』_f0193752_2365211.jpg
『百楽門』純米生原酒。

奈良県御所市の葛城酒造の酒。

奈良の奥の深さに参りました。

ご存じない方は是非飲んでほしい。

奈良県産の『露薫風』という酒造好適米

を使っているそうですが・・・

そんなことは関係なしにこれは美味しいです。

ホントに。

『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』_f0193752_342997.jpg
和歌山県岩出市の吉村秀雄商店の『車坂』。

和歌山と言えば『黒牛』が浮かびます。

あの重々しい酸と旨味は『車坂』にも通じる

のですが、今回の「涼おりがらみ」はその重々しさ

をうまく抑えて、非常にスッキリした夏向けのお酒。

安心して勧められます。

もちろん、陰に隠れた旨味は健在。

そのバランスの良さで盃が進みます。

和歌山県産山田錦+和歌山酵母の純県産酒。


今日はこの辺で。

屋守は入荷待ち状態となりました。

『尾瀬の雪どけ』『住吉』『まんさくの花』などは売り切れです。

まだまだ、どんどん入荷してます。

乞うご期待!




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by sakenihon | 2010-08-23 03:17 | さなぶり  

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