『黒兜』『磯松』『死神』『雁木』『百楽門』『車坂』
もう8月も終わりがけなんですね。
特に夜になると過ごしやすくなってきたような浦和のこの頃。
またまた、更新をさぼったバチなんでしょうか・・・・
ヒマな日曜を迎えています。
こんな日にこそ、ブログ更新!
といってもお酒の紹介しかネタがないのがツライ。
紹介したいお酒が溜まってしまってます。

黒麹菌を使ったという珍しい日本酒。
前回は山田錦だったのですが、今回は『夢一献』という
福岡の酒造好適米で醸した純米吟醸。
まるでメロンとイチゴと桃を合わせたネクターのような
とろ~りとした濃醇な薫りは山田錦と共通。
ただ、山田錦より夢一献の方がキレがいいような・・・
『夢一献』という酒米。要注意かも?

昨今の状況で新規に酒造免許を取得した例は全国的にも
ほとんどないそうです。
しかし、小豆島は良質な棚田あり、湧水あり、寒暖差ありで
お酒造りには向いている土地柄なんだそうです。
そんなこんなで出来上がったお酒は滅茶苦茶個性的。
前回入れた19BYの熟成酒程ではないにしろ、
ミカン畑に吹く風の様な薫りが楽しめるお酒ですよ!

落語『死神』に合わせて命名されたお酒。
色もウーロン茶のような枯れ葉色。
先日の納涼寄席の怪談話のために仕込んだお酒だった
のですが、飲んでみるとこれが飲める!!
古酒っぽいヒネ香とかアミノ酸香が強いのかと思いきや、
まったくそんなことありません。
旨味が非常に強い酒なので″カツオの腹皮”や″クリームチーズ″
と合わせるとバッチリ。 のんべえ的にはかなりイケた酒です。

さなぶりオープン時にメニューに載って以来久々です。
詳しい説明は不要です。
銘醸蔵がひしめく石川県白山市の中でもひときわ
ファンが多い手取川の吉田酒造店。
『吉田蔵』は先代社長(現社長の兄)のご子息が
醸す特定名称酒専門の酒蔵。
どうしてファンが多いのか? 飲んだらわかります。白山水系の水に癒されてください。

ところが同じ岩国の八百新酒造が醸す『雁木』は獺祭
よりも線が太く存在感がしっかりとした酒。
しかし、山口の酒ですから基本的には白身魚や
甘口のお料理に合うような上品さを持っています。
『獺祭』『東洋美人』『五橋』『貴』そして『雁木』
山口恐るべし!です・・・・

『百楽門』純米生原酒。
奈良県御所市の葛城酒造の酒。
奈良の奥の深さに参りました。
ご存じない方は是非飲んでほしい。
奈良県産の『露薫風』という酒造好適米
を使っているそうですが・・・
そんなことは関係なしにこれは美味しいです。
ホントに。

和歌山県岩出市の吉村秀雄商店の『車坂』。
和歌山と言えば『黒牛』が浮かびます。
あの重々しい酸と旨味は『車坂』にも通じる
のですが、今回の「涼おりがらみ」はその重々しさ
をうまく抑えて、非常にスッキリした夏向けのお酒。
安心して勧められます。
もちろん、陰に隠れた旨味は健在。
そのバランスの良さで盃が進みます。
和歌山県産山田錦+和歌山酵母の純県産酒。
今日はこの辺で。
屋守は入荷待ち状態となりました。
『尾瀬の雪どけ』『住吉』『まんさくの花』などは売り切れです。
まだまだ、どんどん入荷してます。
乞うご期待!
『浦和 和酒処さなぶり』のHPへ
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by sakenihon | 2010-08-23 03:17 | さなぶり