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『ひやおろし』についての独り言

9月も後半になり、いよいよ本格的な「ひやおろし」のシーズンです。

お酒屋さんには各蔵が競って出荷した「ひやおろし」が並んでいます。

それにしても出荷が早いですねえ。

まだ灼熱の8月末頃から出回っていますものね。

出荷時期が早まっているのは、やっぱり″流通の要求″というヤツではないかと、

憂いております。

”流通の要求”というのは”お客様の要求”とは一致しないで独り歩きすることが

よくあるんですよね。

酒蔵の皆さん、あまり”流通の要求”に振り回されず、本当に秋上がったお酒を

出荷してくださいね。


もう一つは保管の温度の問題がありますよね。

昨今は冷蔵設備が整った酒蔵が増えているので、お酒を搾った後すぐに瓶詰めした状態で

一度火入れ(いわゆる瓶燗)をして、それを氷温庫で貯蔵する酒蔵が増えています。

氷温庫に瓶貯蔵するのはお酒の品質維持には理想的です。

でも、氷温庫で数か月寝かせていて、しっかりと熟成するのかなあ・・・

ほとんど搾りたてのフレッシュなお酒と変わらないような「ひやおろし」が多くなって

しまうのでは? と、チョット心配になります。

是非、しっかりと熟成をした旨味の強いお酒を「ひやおろし」として呑ませてくださいね。


昨今の呑み手の呑み方がお燗から冷酒に変わってしまって、熟成した酸味が邪魔になる

という背景もあるんでしょうね。

飲食店も冷蔵庫でキンキンに冷えたままお酒を当たり前に売るという問題もありますよねえ。

私も反省するところです。

さなぶりでもこれからの季節はもっとお燗酒の楽しさをお客様にお伝えしなければ!

と思ってます。

同じお酒でも温度によって全く別のお酒になる日本酒の面白さを、是非お楽しみください。


今日は久々に文字ばかりの理屈っぽい内容になってしまいました。

ごめんなさい。



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by sakenihon | 2010-09-17 00:57 | 日本酒の作り方  

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