福島県 『自然郷』 を再度紹介
そういえば、この15日で開店から9カ月。
会社でいえば3Q(クオーター)終了ってところです。
あと3か月で一周年です。
本当に早いものです。
この9カ月が本当に楽しく過ごして来れたことに感謝。
ご来店いただいたすべての皆さま、陰ながら応援していただいている皆さまに大感謝です。
まだまだ頑張りまっせ!
ところで、今日は福島県の矢吹という町の大木代吉本店のご紹介です。
このブログをずっと読んでいただいている方にはお馴染の酒蔵さんです。
栃木県との県境に近い矢吹という駅の駅前にある1865年(慶応元年)創業の酒蔵です。
総石数は2000石、その半分が料理酒という酒蔵さんです。
今年4月には4代目蔵元様にもご来店いただきました。
大木代吉本店は無農薬・減農薬のお米作りと全量純米酒。
米作りから酒造りまで一貫して行う『一貫造り』が特徴です。
酒質はアミノ酸を十二分の含み、旨味のしっかりとしたお酒。
あまりにアミノ酸がふんだんに含まれていることから
料理酒の開発を始め、現在では料理酒のほうが有名に
なってしまった感さえあります。
以前は、重たすぎて好き嫌いが分かれるお酒でしたが、
2004年に新潟の白瀧酒造(上善如水の蔵)より高綱杜氏を
招いたことで、随分とスッキリとした酒質に変わったようです。
そんな酒蔵の若き4代目が新たに提案したお酒がコレ。
『シトラス セント』といいます。
”一段仕込み”という変則な製法。
酒母をそのまま発酵させたようなものだそうです。
酒質はというと,名前の通り柑橘系の香りと強い酸味。
ただし、酢酸ではなく乳酸の酸っぱさで、ヨーグルトの乳清
のようでサッパリとした酸味です。
そして、その酸っぱさの奥に感じる旨味は
『一貫造り』の純米酒と共通のアミノ酸豊かなもの。
そして、こちらはシトラス・セントの原酒をオーク樽で
寝かせた『cuvee(キュベ)18』。
シトラスの薫りにオークの薫りが重なり、
サッパリとしながらも少し重厚な感じになっていて
日本酒からはかなり離れてしまった感はありますが
なかなか面白いお酒です。
4代目の試行錯誤と新たな酒造りの取り組みは
まだまだ続くのでしょう。
しっかりとした純米酒をベースにして、新しい日本酒の
世界が広がると楽しいですねえ。
そして、こちらが料理酒。
さなぶりの料理にはこれを使ってます。
これは飲める料理酒です。
料理酒ってのは天然液体アミノ酸なんだと実感できます。
スーパーで売ってる添加剤だらけの合成料理酒は飲んだら
きっと後悔しますよ。
ただ今、この料理酒を含めて写真のお酒すべてを
さなぶりで味わっていただくことができます。
もちろん、料理酒は味見だけ(サービス)ですので、
ご希望の方はお申し付けください。
『浦和 和酒処さなぶり』のHPへ
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by sakenihon | 2010-10-17 11:44 | さなぶり