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『クエ』と『アラ』の違い論争

昨日の夜のことです。

見知らぬお客様同士で『クエ』と『アラ』の違いについての大論争が勃発。

一触即発!

とまでは行きませんでしたがね。

一方は博多の『アラちり』に魅了されて毎年わざわざ時期になると博多まで

『アラちり』を食しに行かれる方。

この方の見解は『クエ』と『アラ』は同じ魚だというもの。

そしてもう一方は浦和で日本料理店を経営する方で、『クエ』はハタ科、

『アラ』はススキ科で違う魚だという見解。



さて、その答えは?

生物学的には日本料理店経営者の方のおっしゃる通り、別々の魚。

ただし、北部九州では『クエ』を使った鍋の事を『アラちり』というんです。

つまり博多では『アラ』=『クエ』なのです。

多分、この場合の『アラ』というのは『あら炊き』と同じく、ぶつ切りにした魚を

使った料理という意味から来ているのではないかと思います。

魚の名前というよりも魚の状態を指して『アラ』と云ったのが拡大してクエ鍋の事を

『アラちり』『アラ鍋』というようになったと解釈するのが妥当なようです。


ということで、昨日の論争はどちらの方も間違いではなかった! という結論。

めでたし、めでたし。

のんべえも一つ勉強になりました。

そんなことより・・・・・アラちり、喰いたいなあ。


『アラ』ってどんな魚?という方は、 昨年の12月11日の記事をご覧くださいませ。






『浦和 和酒処さなぶり』のHPへ 


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