福島県双葉郡浪江町の酒 『土耕ん醸』
震災で被災された酒蔵を応援する意味を込めて。
そして復興再生への願いを込めて。
今、大問題になっている原子力発電所から北へ7~8kmしか離れていない港町の酒蔵。
双葉郡浪江町の鈴木酒造。
そのホームページには「日本一海に近い酒蔵」と記されています。
津波によって蔵ごと流されてしまった可能性大ですが、立ち入り禁止区域内のため
実情は不明です。
幸いなことに人的被害はなく家族全員で山形へ避難されているようです。
その鈴木酒造さんのお酒。 『土耕ん醸(どこんじょう)』山廃純米原酒。
こんな形で出会ったのが残念でならないお酒です。
今まで福島といえば会津と中通りばかりを注目していたのが悔やまれます。
重厚でありながら嫌みのない、どっしりとした酸味を持つ山廃仕込みの純米原酒。
アルコール度数は18度近くありますが、それをあまり感じさせないまろやかさ。
地元米の65%精米ですが雑味ではなく、しっかりとした旨味が印象的です。
燗酒で本当にグッ~とくる熟成感のあるお酒。
こんなに丁寧なお酒を造っていた酒蔵が・・・・・・
泣けてきます。
蔵元の二人のご子息(東京農業大学出身)が頑張って酒蔵を再建されるのを
祈って止みません。
『どこんじょう』というネーミングも絶妙。
数本あったら埼玉スーパーアリーナに避難されている双葉町の皆様に持ってゆきたい
と思っていたのですが、すでに販売店でも在庫切れとなっています。
(でも、もう少し探してみます。)
この一本もすでに残りわずか。
お一人様一杯づつとさせていただきますのでご協力くださいませ。
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by sakenihon | 2011-03-23 04:25 | さなぶり