辛口三兄弟 『常山』 『こなき純米』 『いずみ橋 秋とんぼ』
ずっと以前に掲載するつもりだったネタ。
いろいろな事情でボツになるところでしたが、復活掲載です。
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のんべえ自身はどちらかというと旨口系、甘口系が好きなのですが、
お客様のご要望は圧倒的に『辛口』です。
『辛口』といっても、その言葉の意味するところは十人十色。
お米由来の醸造酒である日本酒は本来は甘さが売りのアルコール。
そこに『辛口』と云われても・・・・ああ悩ましい・・・
『辛口』がこんなに好まれるようになったのはアサビスーパードライの影響かな?
だとすると『辛口』というのは旨みが少なく(良くいえば淡麗)て、キレ味がいい酒
という意味なのでしょうかね。
かといって一昔前の新潟の酒のような『淡麗辛口』は水のようで嫌だとおっしゃる。
あまり難しく考えず『辛口』=『甘ったるくない』くらいでいいのでしょうか?
だとすれば、さなぶりのお酒のほとんどは該当することになります。
ああ・・・・悩ましい。
そこで一つの逃げ道が【日本酒度】という指標。
お酒の比重(重さ)を現わしている数字ですね。
糖分が多く含まれている液体は重くなるので、重たいほど甘口、軽いほど辛口という
ことですよね。+(プラス)が辛口、-(マイナス)は甘口。
人間の味覚とは必ずしも一致しませんが、一つの参考にはなりますよね。
で、今のんべえの心の中で【辛口三兄弟】でまとまっているのがこの3アイテム。
一番右側が三男。
福井県福井市、常山(とこやま)酒造の
『常山(じょうざん)純米超辛無濾過生原酒+10 』。
読み方がややこしいですよね。
福井らしいサッパリとした酒質の中にかすかなメロン香の甘みと旨み。
キレのいい辛口生原酒ですが荒々しさはなく、
調和のとれたキレ者の女性のようなイメージかな?
真ん中は次男。
水木しげるさんの故郷、鳥取県境港市。
千代むすび酒造の『こなき純米 超辛口無濾過生原酒+15』。
精米歩合は55%。 アルコール度は18度。
口に含んだ瞬間は鼻腔で微かなメロン香を感じて甘口と勘違い。
飲み下すと喉の奥がピリリとした辛みを感じます。
余韻も甘い香りと辛みあるキレが複雑に絡み合います。
そして左側が長男。
神奈川県海老名市の泉橋酒造の『いずみ橋 秋とんぼ+23』。
日本酒度+23というのはのんべえが知る中では最大値です。
さらに精米歩合が80%の山廃造り。その酒を約一年間熟成。
どっしりとした日本酒の旨みと焼酎のような辛みの調和。酸度は2.0。
50度位の熱燗がおススメ!
ブログ掲載が大変遅れたため、どれも残りは僅か。
『辛口』の日本酒を極めたいという方は是非お試しください。
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by sakenihon | 2011-03-25 02:13 | さなぶり