半月遅れのレポート 『信濃寄席』に行ってきました。
3月13日に予定されていた、千葉の寺田本家さんの『蔵フェスタ』も中止。
4月12日に開催予定だった『関東・信越きき酒会』も中止になりました。
そんな中で、震災直後の15日、東京高円寺のお蕎麦屋さん『信濃』が主催する
『信濃寄席』は予定通りに開催されました。
当然、中止の検討もしたそうですが「こんな時こそ笑いは必要!」という想いで
開催に至ったとのことでした。
すでに、開催から半月が経過してしまいましたが、遅ればせのレポートです。
震災後の余震も続き、計画停電が始まったばかりでJRの運行も大混乱の中、
行ってまいりました。高円寺はエトワール通りへ。
会場はお寺の寺務所の二階です。

この日は三遊亭鳳志さんの師匠、三遊亭鳳楽師匠がご来演。
年に一回の機会です。
当初からの予定で、さなぶりはお休みして駆けつけました。
鳳志さんの出し物は『徂徠豆腐(そらいどうふ)』。

火事で焼け出された豆腐屋夫婦を昔世話になった学者”徂徠先生”が恩返しに
助けるというストーリーで、今のご時世に合った根多が選ばれていました。
そして、鳳楽師匠は『鰍沢(かじかさわ)』というお噺。

面白いというより、ちょっと怖いサスペンスチックなお噺でした。
爆笑が湧くような噺はさすがに選ばれなかったようです。
こんな落語もあるんだなあ~と、勉強になりました。
落語が終わった後はもちろん懇親会。

鳳楽師匠が毎年寄席を開催される、島根県の『李白』など6~7アイテムの
お酒をタッ~プリ頂きました。
鳳楽師匠ともたっぷりお話しできました。
やっぱり、お客様側で気楽に飲む酒は旨いなあ~ 有り難いなあ~~
中止にしようかとも考えていた次回の『さなぶり寄席』。
やっぱりやるっきゃないでしょう! と決めたのはこの夜でした。
第10回目の『さなぶり寄席』は4月29日(金曜日)の開催です。
ゴールデンウィークのスタートとなる祝日(昭和の日)です。
まだまだ、震災の混乱は続いているでしょうが元気に笑うひと時は大切です。
皆様、ご来場お待ちいたしております。 (詳細は別途アップします。)
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by sakenihon | 2011-04-03 20:33 | 落語と日本酒