宮城県栗原市 『日輪田(ひわた)純米 山田錦』
栗原市金成有壁の萩野酒造さんのお酒。
『日輪田(ひわた) 純米酒 山田錦』
岩手県との県境に位置する金成有壁地区は、江戸時代は奥州街道の宿場町として
栄え参勤交代で大名が宿泊した本陣跡が現存する、江戸情緒を残した街。
【有壁の町並み】
【旧本陣】
萩野酒造さんはそこに1840年に創業した歴史ある酒蔵。
主要銘柄の『萩の鶴』は宮城県らしい柔らかめの淡麗辛口。
『日輪田』は蔵元後継者の佐藤曜平氏が立ち上げたブランドで、
芯が強く手ごたえのある骨太のお酒を目指しているようです。
今回入手した山田錦の純米は精米65%。
21BYを約1年寝かせて出荷されていて、大変いい感じに旨みが乗っています。
熟成香が出るほどではなく、万人受けしそうな柔らかめの旨口で少し濃醇。
個人的にはぬる燗で呑みたいところですが、冷酒でも全く問題なく楽しめるお酒です。
ところで、有壁の町並みはどの程度の被害だったのでしょうか・・・
まったく無事とは思えませんが・・・・
いろいろ検索しても詳しい被害状況は判りませんでした。
萩野酒造さんの状況は宮城県酒造組合のHPに以下のように掲載されています。
余震によって被害が拡大しているようです。
いつになったら・・・という想いはみなさん共有でしょう。
萩野酒造(萩の鶴、日輪田)
(3.11) 人的被害なし。造り蔵の壁などが一部崩落。 醪は若干流失。
在庫酒の破損は100本未満。 全体として被害は軽微。
(4.07) 余震により瓶詰製品多数破損。
大崎タイムスというHPに4月14日付けで以下のような記事も有りました。
(酒造りの天然水を還元)
【栗原支局】天保年間に創業、栗原市金成有壁新町の萩野酒造は、
地震に伴う断水で不便な生活を余儀なくされている地区民に、
酒造りに使用している天然水を提供している。訪れる人たちは
「とてもおいしい水を分けていただき感謝している」と話している。
少なくとも酒造りでもっとも重要な“水系”は無事なようで一安心。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【さなぶりメルマガ配信してます】
お酒の新メニューやイベント情報をお知らせします。
配信ご希望の方は、さなぶりHPにて登録をお願いします!
『浦和 和酒処さなぶり』のHPへ
いつものんべえのブログを読んでくださり感謝感謝です。
「酒ブログランキング」に参加しています。
こちらのバナーのワンクリックがのんべえの励みになります。⇒⇒⇒
by sakenihon | 2011-04-16 05:09 | さなぶり