田植え・・・酒浸りの一日
茨城県那珂市の木内酒造さんの酒造り体験講座に使う酒米の田植えです。
午前7時10分浦和発。
神立駅近くの『割烹 喜作』さんに集合時間9時ぎりぎりに到着。
この酒造り体験講座の仕掛け人は『喜作』の女将さん。本当にお世話になってます。

9時ちょうどに中型バスで出発。
と、同時に・・・・

お~っと、今回は豪華なスタート。 これも女将の心使い。
約一時間で木内酒造さんに到着。
木内酒造のある北茨城エリアは完全な被災地。
途中には屋根瓦が崩れてブルーシートをかぶったままの家屋が多数ありました。

3月11日の震災のあと、都内から2~3日掛けて茨城まで徒歩で帰ってきた人が
多数いたそうです。コンビニの中なんかで仮眠しながら。 驚きました。
木内酒造さんの屋根瓦も一部壊れてました。

大谷石(おおやいし)の立派な塀も、大谷石がゆえ、中に鉄骨が入っていないために
見事に崩れてしまっていました。

酒蔵でさらにメンバーが増え、総勢約20名で田んぼへ向かいました。
もちろんシャンパンと日本酒を呑みながら・・・・
こりゃ、田植えまでに出来上がっちゃいますよん!
今年は例年と違う田んぼです。
いつもの田んぼは震災の影響で水を引く設備が壊れて使えないため。
ん~~、いつもより滅茶苦茶広い・・・・・

お米の品種は昨年と同じく『ひたち錦』。

裸足で田んぼに入ると、水が大変暖かい。気持ちいいのです。
一線に並んで一斉に田植え開始。
早く終わらせないと雨が降ってくるかも・・・
早く終わらせて、早くビールを飲まなくっちゃ!お酒を飲まなくっちゃ!
その強い強い欲求が作業の原動力なのです。

なんとかお昼前には田植え完了。でも苗はかなりぐにゃぐにゃ。
ちゃんと育ってくれるのか?

こちらは機械で植えた田んぼ。 やはりこっちの方が綺麗ですねえ。

雲いきがあやしいぞ。
さあ、すぐにバーベキュー。 いやいや、”さなぶり”だぁ~
早く!早く~!
矢代杜氏自ら、樽生のひたち野ネストビールをサービスしてくれます。
ホワイトエール。これが、本当に旨い! 幸せなひと時。

この日は喜作の女将が造った『エスプレッソ・エール』もありました。
これはコーヒーをたっぷり加えたビール。 これも珍しくって楽しいビール。

田んぼの持ち主の長田さんの奥さんが造って差し入れていただいた煮もの。
これも毎度、美味しい。 今回は庭で採れたっていうフキが旨かったな。

残念ながら雨が降り出してバスの中へ避難。
”さなぶり”はバスの中で続行。
そのままの勢いで近くの温泉で汗と雨と泥を流してスッキリした後、
水戸駅近くへ移動。
木内酒造さん直営の『な嘉屋』さんに場所を移して”さなぶり”は続きます。


のんべえはここで今日初めてのお燗酒に突入。
これで、勢いが止まらなくなってしまいました。
『な嘉屋』さんにいたのは一時間半くらい。
でも4合くらいは呑んだような・・・完全な割り勘勝ちしてます。
この後、再度スタート地点の神立の『喜作』さんに戻って、
”さなぶり”は続き、たぶん3合くらいは呑んでるな・・・・
神立駅から電車に乗ったのが21時半頃。
朝9時のシャンパンから始まって、約12時間。
シャンパン、ビールと日本酒を一升近く呑んだんじゃないかな・・・・
で、浦和帰着が23時半頃。
しかし、一度付いた火は簡単には鎮火しません。
浦和に帰ってからあと3軒、ハシゴ酒。 もうトコトンの酒浸りの一日。
こんなに思いっきり呑んだのは久々。 満足。 感謝感謝。
さあ、また明日からがんばろう!
帰りの神立駅のホームで発見したコーヒーの自動販売機。

これ、スグレモノ!
なんと、スタバみたいにカップに蓋が!

150円のコーヒー、お味の方もかなりのものでした。
砂糖とミルクの量の加減ができるのは当然。
コーヒーの濃さの調整、そして蓋の要不要の選択もできます!
これ、凄くないですか~~

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by sakenihon | 2011-05-24 04:19 | 日本酒の作り方