本日の一献 ≪10月4日≫

今日の夕食では千葉県香取郡神崎町の寺田本家、『香取』というお酒をいただきました。

実は最近、この寺田本家さんのお酒にはまってます。
千葉県にこんな個性的なお蔵さんがあったことを今まで知りませんでした。
『寺田本家』さんには一度お邪魔していろいろお話を伺いたいと思いますので、そのあとで改めて詳しくご紹介したいと思います。

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このお酒は大変めずらしいものです。
生もと造りで大変しっかりしたお酒なんですが、なんと精米歩合が90%なんです。
瓶には「豊穣自然米」「純米自然酒90」のラベルがあります。
「試してみて 美味しかったら それは 自然の味だからです」なんていう言葉もあります。
お米ほぼ無農薬米を栽培して使っているようです。

今までに精米歩合90%なんてお酒は飲んだことはありませんし、聞いたこともありませんでしたので、店頭で見つけて即購入、常温と燗酒で飲んでみました。
精米歩合90%ということは飯米とほとんどおなじですので、お米のタンパク質なんかから出る雑味や癖のある匂いがあるのかと思ってましたが、見事にはずれました。
確かに洗練された酒とはいえないけれど、けっしてまずくない。超濃醇辛口タイプのお酒です。
生もとのせいでしょうか、まさにヨーグルトのような乳酸の香りがあるものの、できそこないの山廃のような変な匂いではなく、私にとっては嫌なものではありませんでした。

また、お燗をすると乳酸臭はほぼ消えて旨味が増し、かすかな甘みさえ感じて味わいの奥深さが増しました。
酸味が強いので大変男性的でどっしりとした味わいがありますが、いやな雑味とかアルコールのチクチクくる感じはありません。フルボディー以上のヘビーボディーの酒っていう感じでした。
精米歩合90%でもこんなお酒ができるんですねえ。いやはや驚きです。
まるで青カビの生えたチーズを初めて食べた人の驚きといえば大げさですが、そんな感じです。
一升瓶で1600円ほどの価格でしたので、価格的にも満足でした。

ただし、肴は選ぶ酒です。
鯛やヒラメのような淡白なものでは負けてしまいそうです。
味のしっかりしたものでないとバランスが取れないお酒です。

そこで本日合わせた肴は、スーパーで買った安ものの生ホタテ(かなり小さいもの)を2日間ほど酒粕に漬け込んで、フライパンで軽く焼いたものです。
酒粕は石川県久世酒造店で購入した大吟醸酒粕に塩とみりんを加えました。
はじめてのメニューでしたが、けっこうイケてました。
特に今回のような個性の強い男性的な酒にはバッチリ合う肴でした。
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明日は茨城県の木内酒造さんに稲刈りにいってきます。
軍手とカマ持って。
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by sakenihon | 2008-10-05 04:31 | 本日の一献  

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