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本日の一献 《10月14日》

昨日はご報告の通りでホッピー一本で二日酔いという前代未聞のテイタラク。
その分、今日は食材がいろいろありまして、一献ではなく二献となりました。

まずは、御徒町の吉池で買ってきて大吟醸の酒粕に放り込んでおいた『ふぐ』ちゃんです。
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もともとが一夜干しの上に、結果的に丸三日も漬けてしまって、かなり塩辛くなってないか心配でしたが、きれいに粕を洗い流してからオーブントースターで炙りました。


すると、思ったほど塩辛くなくていい味になってました。
ただの一夜干しに比べて、ずっと味の深みが増しますし、水分も抜けてぷりぷりとした食感も増していました。



次の一品はしばらく前に購入していていたホタテのヒモ。
やはり吉池で購入したものですが、ヒモだけのとてつもない量で250円ぐらいだったんで、きれいに洗ってから小分けにして冷凍してました。
それを味噌を加えた田舎風の酒粕につけ込んだ上でフライパンで軽く焼いてみました。
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こちらもコリコリとした食感で、噛めば噛むほど貝の旨味が出てきます。
味噌の風味が強く濃厚な味わいの肴になっておりました。



さらにおまけの一品。
私が住んでいる千葉県の限定エリアの名産品。
『どらまめ』というネーミングの枝豆。
丹波の黒豆からの交配種らしく、すごーく大粒で、ホクホクしていて濃厚な味わいの枝豆です。
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毎年、10月中旬の2週間ほどの大変短い間で地元限定で販売されます。
農家のおばちゃん達が道端の掘っ立て小屋で袋詰めしながら販売してます。
普通は夏の味覚の枝豆ですが、これはまさに秋の風物詩です。


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今日は奥様がこれを天ぷらにしてくれました。
枝豆の天ぷらなんて、粒が大きいからこそできるものですよね。
美味しいので、この写真を撮った時には既に子供たちの餌食となって、四分の三は食べられてしまい、わずかしか残ってないさみしい状態です。


さてさて、これらの肴にたいしてのお酒ですが、先日の稲刈りに行った時の蔵元で購入したお酒。
木内酒造さんの純米酒。
ラベルは純米酒となってますが、五百万石を53%まで磨いたもので、さらに吟造りの表記もありますので、間違いなしの純米吟醸です。
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購入した時に蔵の方に意地悪く聞いてみました。
「なんでこれは吟醸の表記をしないんですか?」って。
答えは多少苦しそうに、
「他にもすでに純米吟醸があるんで・・・・・」
確かに、山田錦を43%まで磨いたものを純米吟醸で商品化されてますから、二つも同じネーミングにするとお客様が混乱するということで、五百万石のほうはただの純米酒表記になったようです。
よく見るとどこのお蔵でもこういうことはよくあります。
価格は山田錦43%のほうが2300円ほどに対し、五百万石の53%は1300円程度。
これはお得!っと即購入してきたものです。

酒質としてはまさに吟醸系の香り高くすっきりした口当たりのお酒でした。
グラスに鼻を近づけた時の香りは、リンゴやナシのような香りにお花のような香りも加わり、華やかな甘い香りです。
口に含んだ時の舌先にはしっかりした酸の刺激があって辛口の部類に入ることを教えてくれます。
あまり後を引くことはなくすっきりとしたキレも感じるお酒です。
コストパフォーマンスはかなり高いと思いました。

どらまめ天ぷらとの相性は抜群です。
大変リッチな感覚になれる取り合わせです。
天ぷらに少しお塩をつけると、お酒の香味とマッチして口になかで化学融合を起こしました。

ふぐもまあまあです。ちょっと味が濃い目かなとも思いますが 悪くはありません。
欲を言えばきりっとしまってうまみが強い、石川や新潟のお酒のほうがより良かったかもしれません。

ただし、ホタテのヒモはその濃厚さ故にこのお酒とは合いませんでした。(想像はしてましたが)
そこで、まだ少し残ってた香取90の一升瓶をチビリと合わせてみましたら、やはり濃厚系の魚にはこちらのほうが合いましたね。
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左が木内の純米。右が香取90です。
木内の純米もわずかですが黄味がかった色があります。
香取90のほうは無ろ過ですので、さらに濃い黄みがあるのが写真でわかりますでしょうか?


本日も美味しいお酒と肴に感謝、感謝     合掌!

by sakenihon | 2008-10-15 02:11 | 本日の一献  

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