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日本酒の健康な飲み方

『酒は百薬の長』といいます。
のんべえの言い訳ではなく、古くは日本酒は本当に薬として利用されていた時代もありました。
まさに酒=薬です。
『薬』なんですから、当然ながら用法・用量は守らねばなりません。
風邪薬を一度にたくさん飲む人はいませんが、お酒は油断するとつい飲みすぎてしまいます。

でも日本酒も用法・用量を守って摂取すれば正に薬としての効果を発揮してくれます。
では日本酒の用法・用量とはなんでしょうか?
私は以下の点に気をつけて飲んでいます。

① 『適量』を守る。 
  適量は人によって違いますが、私の場合は一日2合程度です。

② ゆっくりいただく。 
  アルコールは酔いが回るのに時間がかかりますので、一気に飲むと酔いを感じる前に適量
  オーバーの危険性があります。ですから特に最初はゆっくりと。

③ 必ず『肴』をいっしょにいただく。
  お酒の旨味と肴の旨味が合わさって幸せ10倍です。
  ゆっくりいただくことにも通じます。肴も味わいながらゆっくりと。
  
④ 一人酒は極力避けます。必ず楽しい会話をしながらいただく。
  理想は3人ですね。会話が最も盛り上がる人数。
  多すぎると宴会的な盛り上がりでペースが壊れてしまします。
  家での晩酌の場合は、家族を巻き込みます。
  さらに家族は飲みすぎを止めてくれます。叱ってくれます。

⑤ 肴はできるだけ自分で造る
  自分で作ったものは、ゆっくり食べたくなるものです。
  家族にも食べて意見を言ってほしいもの。できれば「おいしいね!」って。
  そうすれば、自然に家族との会話が生まれます。

⑥ そして『和らぎ水』が大切です。
  バーでウイスキーのストレートやオンザロックを頼みますと、「チェイサー」と呼ばれる水が
  セットで出てきます。
  それと同じものを日本酒の場合『和らぎ水』といいます。
  『和らぎ水』は氷は入れず、あまり冷やさずがいいようです。
  贅沢をいえば軟水の柔らかいものの方が酒や肴の邪魔をしないのでお薦めです。
  お酒と同等位の『和らぎ水』をいただけば、アルコール度数は半分になります。
  また、時々お水で舌を洗うことで、味覚が衰えずいつまでもお酒を美味しくいただけます。

  アルコール摂取は逆にのどが渇いてしまう効果がありますので、喉の渇きを癒すために
  さらに飲んでしまい飲みすぎとなります。
  適量の酔いを感じたら、水の比率を上げてゆきます。要は口がさみしいだけですから。 
  
そうはいっても中々その適量を守れないのがのんべえの常なんですがね。
特に外では差しつ差されつだとマイペースでは飲めませんし、『和らぎ水』を出してくれる店もまだまだ少ないでしょう。
でも、これを実行すれば『日本酒は薬』になります。

是非お試しくださいまし。

(日本酒の効能についてはまた後日・・・)

なお、この記事は三宅島のmbabanomeさんから私の飲みすぎを心配したコメントがキッカケで作成しました。

by sakenihon | 2008-10-21 19:20 | 日本酒と健康  

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