本日の一献 《11月15日》 高円寺 信濃寄席
行って参りやしたよ! (っと、さっそく落語口調だし・・・)千葉からはるばる杉並区高円寺まで。
先日来、お世話になっております高円寺のお蕎麦屋さん信濃さんの『信濃寄席』。
まずは、JR高円寺駅から・・・
南口の商店街を抜けまして・・・・
左へエトワール通りを入ります。
エトワール通りってのは、いいですな。どこか昭和の香り、ノスタルジックってヤツです。
少し、行くってーと、こんな昭和30年代って感じの甘いもの屋なんざあったりしましてね
そのちょっと先なんですね。信濃さんは。
ところが、『信濃寄席』も大きくなり過ぎちゃって、お店じゃ入りきれないもんでね、
近くのお寺、『高円寺 長仙寺』さんの寺務所を使わせていただいての開催なんでやす。
寺務所ったって、いかにも高円寺って味なところにありやすよ、線香臭くなくっていいですな、
30畳ほどの畳敷に高座がしつらえてありまして、お客さんは50名ほどでぎっしりの大盛況。
本日の主役『三遊亭鳳志』さんの登場を待つばかり。
出囃子とともにいよいよ登場。
『三遊亭鳳志』さんは円楽一門の総代、三遊亭鳳楽さんのお弟子さんで、来年には真打昇格が決まった若手落語家さんのホープでやすね。
ご挨拶代わりにちょっとした小噺で会場を沸かせまして、講談の『室井琴柑(きんかん』さんへ・・・・・
元々、お酒にしか興味がないのんべえですので、『講談』なんてものを生で聞くのは生まれて
初めてでやしたが、琴柑さんがかわゆくて!いーやなかなかいかったよ~~
『講談』のイメージがかなりかわりましたな。
おばーちゃんがダミ声でがなり立てるってイメージでしたのでね。
『講談』っていうのは江戸時代のテレビドラマだったんだ~、がのんべえの理解でやんした。
お題は『紀伊国屋文左衛門』。
のんべえとしては北前船を始めとした、江戸時代の交易、物流に興味がありますんで、
こんど紀伊国屋文左衛門についても調べてみようと思いましたよ。
さて、次に登場は本日のゲスト『三遊亭きつつき』さんです。
結構真面目な顔立ちでのスタートだったんですが、いつの間にやら大変なことになりやす。
その様子を連射モードでお楽しみくだせー。
画面のブレは、手ぶれでも地震でもござんせんよ。
ご本人がブレているだけですので、ご容赦くださんせ!
おっ?
えっ
おおっ!
シュワッチュ!
ありゃ?
汗が・・・・・
ほとばしる~~
飛び散る~~~
崩れる~
さらに崩れる~~
きつつきは木から落ちて息絶えました。
いやー、腹抱えました。感動したー!!!
で、演目は・・・・なんだっけ???
完全燃焼のきつつきさんの後は、いよいよ本日の主役、『三遊亭鳳志』さんの再登場。
師匠の鳳楽さんの『人情話し』に感動して門をたたいたという経歴の方なんですな。
真打昇進を前に人情話『芝濱』を師匠のお許しを頂けたということでのお披露目だそうです。
先ほどの小噺と違って、お顔にかすかな緊張感が感じられますな。
『芝濱』は、ぐーたらな魚屋の男が浜で大金が入った財布を拾うところから始まるお噺ですね。
聞いているうちに、毎回ジャンボ宝くじを楽しみにしている自分と魚屋の主人がオーバーラップしてきます。
あぶく銭で人生破滅するところを、奥さんの愛情で救われるわけですが、ウチの奥さんは
私といっしょになってパーっと使っちゃいそうですな。 奥さんにも聞かせておけばよかったな。
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お疲れでやんした~~っと、寄席の後はいよいよ旨い酒と旨い蕎麦が待ってるわけです。
お蕎麦屋さん、信濃へと場所を移動しますと、
まずはドーンと『黒龍』純米吟醸が待っててくれました。
ありがたや、ありがたや!
これを、利き猪口でグビーっとやったひにゃあ、いまさら酒の味をどうのこうの言うのも無粋っつうもんでやしょ?
私がいる卓の4人だけで一升瓶が空になるのに時間は必要なかったですなあ・・・・
それが何よりの評価っつうもんですな。
ただ敢えて言うなら、お燗も試したかったなあ。
大混雑でそんなお願いできる状況ではなかったんですが、もしお燗にしてたらもっと旨味がまして感動してたかなあ・・・・そんなお酒でした。
先ほど汗だくで抱腹絶倒を与えてくださいました三遊亭きつつきさん。
なぜか、やっぱり写真はブレてますな。
そして、本日主役の三遊亭鳳志さんもいい気分。 みーんないい気分!
このあと、まだまだ高円寺の夜は長く賑々しく深けてゆくわけですが、のんべえもカメラの存在を忘れて楽しーく楽しーく・・・・・
ですから、この後は記憶にも記録にも残っておりません。
したがいまして、高円寺 第23回信濃寄席のご報告はこれにておしまい~~!
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by sakenihon | 2008-11-17 00:01 | 本日の一献