2009年 06月 21日 ( 2 )

 

『國酒』とは?

今日は、いかにも梅雨といった一日。
外に出る気もありません。

ようやくカミサンの賛同も得て、梅干しを作ってみることになりました。
もうシーズン終わりかけてますが、昨日買ってきた梅をこれから洗おうかというところです。

週末に小難しい話題が続いてしまいますが、『國酒』という言葉をご存知でしょうか?
「酒米の調達方法」の中でこの言葉を使いましたら、yutakahashi さんから”聞きなれない”とのご指摘をいただきました。
のんべえも『國酒』を知ったのはホンの最近、酒蔵巡りを始めてからです。

しかし、醸造業界にはかなり浸透した”業界用語”のようです。
今回、酒米について調べている過程で、偶然こんな記事に遭遇しました。

醸界タイムスの最新記事。(醸界タイムスってネーミングもなんか凄いですね。)
日本酒造組合中央会第56回通常総会 國酒誇る「沖縄宣言」採択
 
結構長い記事ですがポイントは、
  ① 日本酒造組合中央会の総会が始めて沖縄県で開催されたこと
  ② 「沖縄宣言」を満場一致で採択
    伝統民族酒である國酒(日本酒、本格焼酎・泡盛)の製造業者が「國酒として誇りうる酒造り」を行う決意を表明し、法制において國酒たる明確な位置づけを求めた。
  
ということのようです。
つまり、『國酒』とは日本酒と泡盛を含めた本格焼酎であり、そのことを法的に明確にしてゆくそうです。ん~~すばらしい。
なるほど、泡盛も國酒なんですね。
泡盛は日本の焼酎の元祖ですからね。

凄いですねえ『國酒』
『國』の字が『国』でないとこが、またイイ! と思うのはのんべえだけ?


実はこの記事でのんべえが一番注目したのが、一番最後の竹下財務副大臣が業界に対し自らの言葉で語ったという一節。
是非ご一読下さい。
いや~いい事言うなあ!
のんべえもそう思いますよ!
座布団3枚くらいあげたいです。
今度の選挙、やっぱ自民党に入れよっかな・・・(いやいやそれは早計か)


ところで、竹下財務副大臣って竹下登元総理の弟さんなんですね。
さらに竹下総理の生家が造り酒屋だったて知りませんでした。(勉強不足です。)

調子に乗ってウィキペディアで調べてみると、造り酒屋出身の偉い人って沢山いるんですねえ。
  ウィキペディア⇒⇒⇒ 【造り酒屋出身の著名人一覧】
麻生さんも見方によれば酒屋の孫っ子ということか・・・・
ビックリ!です。 
さすが地方の名士が揃っておられるんですね。
なのになんで日本酒業界はこんなに衰退するのか?

ところで竹下財務副大臣!
民主党政権になったら民主党に移ってでも約束を守ってくださいねー。
ホント、お願いしますよぉ!



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by sakenihon | 2009-06-21 16:50 | 日本酒が抱える問題  

前回記事についての補足です

今回は肩の凝らない軽い話題にする予定だったんですが、急遽前回の『酒米の調達方法』の記事についての補足となりました。
興味のない方、ごめんなさい。

まずは、日本経済新聞の記事が日経ネットでも見つかりましたのでご報告。
         ⇒ 【日経ネット】

この記事をよく読むと、「加工用米」と書いてありました。
その点を見落としておりました。。
そのため酒蔵は酒造用酒米のほとんどを全農(JA)から購入しているというニュアンスの前回の記載は間違いです。
あくまで「加工用米」の調達の問題であり、酒造好適米や食糧米などの一般的なお米は、すでに食管法から食糧法へ変わった時点で、自主流通米の容認が始まり流通自由化が進んでいるということのようです。
「加工用米」は減反カウントから除外されるなど、難しい問題が関係しているようで自由化からも取り残されていた部分だったようです。(未だによく理解できてません。)

新聞記事を充分理解しないままに取り上げてしまったことをお詫びいたします。  ペコペコ。


その後、この件について少し調べてみて、解る範囲で補足します。

今回の20年3月の食糧法の法改正は、例の三笠フーズの事故米に端を発しているようです。
加工用米とは多目的用途米ともいい、米粉からほぼ食糧米に近いものまで含み、酒造のほか米菓子や切り餅、和菓子などに使われているようです。 (事故米は工業用米で加工米とはまた違うもの。)

その加工用米は各農家から全農に集められ、全農が各業界への割り振りや価格を決めているという構図だったようです。
しかし、今回の事故米混入によって、従来の方法がかえって流通を複雑にし、米のトレーサビリティーを妨げているという問題が明らかになったため、その改善のために今回の法改正が行われたという経緯のようです。
結果として価格が下がるのはさらにいいことですし、酒製造者と米生産者がより近くなり、顔が見えるようになることは大変いいことです。

今更ですが、「加工用米」は酒造好適米でもないし、一般米でもありません。
したがって、このブログを読まれている皆様がお飲みの日本酒にはほとんど使われていないものだと思います。
普通酒の中でもパック酒のようなもの、または大手酒造メーカーが行う、(米を蒸さずに高圧蒸気で融かす)融米造りなどで使われるお米なのではないかと推測します。

こんな記事も見つけました。   ⇒ 【醸界タイムス 6月5日】
今回の法改正とは関係なく、加工米全体の価格決定システムは生きています。
そして今年はJAを通して購入すると昨年より値上げになってしまうとのことです。
特定名称酒に軸足を移している酒蔵はそれほど関係がないのかもしれませんが、未だに普通酒に頼っている酒蔵にとっては死活問題です。


では、なぜ秋田県酒造組合が今回このような動きを行ったのか?
これは、完全なのんべえの推論ですが、米処・酒処としての秋田の特性が影響しているのだと思います。

第一に、秋田は日本有数の米処のため、米の減反政策による過剰米ができやすい(=程度の良い加工用米ができやすい)土地柄なのではないかという米の供給サイドの要因が考えられます。

第二に、秋田県は言わずと知れた酒処で、加工用米の需要が高いという需要サイドの要因です。
秋田県は兵庫・京都の大手メーカー集積地を除いて、清酒製造高は新潟に次いで全国第二位。
さらに日本酒の成人一人当たり消費量も新潟に次いで全国第二位。
 (出典) 平成19年度酒税統計情報
したがって、秋田県は地産地消での清酒消費傾向が高い有数の県です。
そこで地元で飲まれる普通酒製造用に加工用米を大量に必要にするのではないかと考えました。

以上の背景からJAを通して割高な原料を購入するより、地元の農協と直接契約するメリットが大きく、全国に先駆けて直接調達への変更を実施することのなったのではないか?
さらに農家側にとってもJAの中間マージンがなくなる分、高く売れるというメリットがあったために契約締結となったのではないか?

以上がのんべえの推論です。

秋田県の名誉のために書き添えますが、秋田に限らず酒処の日本酒呑みは普通酒が中心です。
純米だの吟醸だのを毎日ガブガブは飲めませんからね・・・・
そのため、「旨い普通酒」を如何に造るかに日夜真剣に取り組んでいる、地元顧客主体の酒蔵が数多く存在します。
残念ながら、それらは全く都市部へは出てこない、全国的には無名のお酒がほとんどです。
そのようなお蔵や銘柄が今後も生き残れることを、一人ののんべえとして祈ります。


また、今回の問題は灘、伏見の大手酒造メーカーが最も関係することだと思いますが、その部分は敢えてノータッチといたしました。(正直なところ、よく解りません。)

ド素人が推測ばかりで書いておりますので、多々間違いがあることと思います。
良くわからないままのことを長々と書いてしまって申し訳けありません。
間違いがありましたらご遠慮なくご指摘いただき、是非ご教授をお願いいたします。




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by sakenihon | 2009-06-21 01:52 | 日本酒の作り方