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2009年 09月 16日 ( 2 )

 

宮城県大崎市 と 鳴瀬川

今回の酒蔵巡りの最初の目的地は「大崎市」

しかし、東北新幹線の駅名は「古川駅」

調べてみますと「大崎市」というのは2006年3月に合併で出来た新しい行政区分なんですね。

古川市、遠田郡田尻町、志田郡三本木町・松山町・鹿島台町、玉造郡岩出山町・鳴子町が合併。
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今回、この付近をレンタカーで走り回ったのですが、印象は「河」「お米」です。

鳴子温泉方向の源流から流れ、石巻市内で旧北上河に合流する”江合川(えあいがわ)”

山形県境から流れて松島湾へ注ぐ”鳴瀬川(なるせがわ)”の二つの河川。

さらにその二つの河川からわかれる無数の運河状の支流が網の目のように流れます。

その水を使って栽培される広大な稲田。

特に今回は稲穂が頭を垂れる季節だったため、その印象が強烈でした。
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新澤酒造さん付近を流れる鳴瀬川

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そして、この豊富な水とお米から醸され続ける銘酒の数々。

河村瑞賢が東廻り航路を開拓した江戸時代初期から、この付近はお米が豊富で江戸への

移出だけでなく、お酒を造る余裕も十分にあったのでしょう。

いま残る酒蔵も、もとは農家(庄屋)だった蔵もあります。

まさに水処、米処、酒処。

今回の行動エリアの地図です。(赤丸が酒蔵) クリック拡大してください。
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鳴瀬川に沿って酒蔵が存在することがわかっていただけますでしょうか?

できたお酒は運河や河で運ばれ、沿岸部へも流通していたのかな?などと空想が広がります。


次回は松山エリアの『一の蔵 酒ミュージアム』のレポートです。

”一の蔵”  第一次地酒ブームを支えた酒蔵の一つ。

のんべえのようなオヤジには懐かしい銘柄です。



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by sakenihon | 2009-09-16 19:50 | 日本の風景  

宮城県大崎市 新澤醸造店

宮城県大崎市三本木の新澤(にいさわ)醸造店
わずか300石の小さなお蔵さんです。
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”愛宕の松”は旧来の銘柄。
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今は”伯楽星”の蔵元といえば知名度はグンとアップするでしょう、
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この日は土曜日。午前中なら営業してます、とのことで一番に訪れました。
しかし、お蔵の中までは見せてはいただけませんでした。
代わりにカタログの写真を一枚。
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お店におられた女性がしっかりされた方で、
造りのことにも詳しく、しっかりと対応していただけました。
宮城県大崎市 新澤醸造店_f0193752_21552657.jpg
残念ながらここでは”伯楽星”は買えません。
想像はしてました。 
品薄の商品がお蔵では買えるとなれば酒販店さんの立場がありませんものね。
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伯楽星は酒販店で購入することにして、首都圏では手に入りにくい”愛宕の松”「限定純米吟醸ひやおろし」「特別純米」を購入。
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新澤醸造店さんのコンセプトは「究極の食中酒」「究極の三杯目」。
「究極の三杯目」とはわかりやすいコンセプト。
肴とのバランスが良くて邪魔にならない酒、口が汚れない酒、ということでしょうか。

しかし、この方向では鑑評会での入賞は無理でしょうが、それはそれ。
あくまでも、飲んで美味しい、飲み手のニーズに合ったお酒を醸すということなんですね。
(鑑評会にも「三杯目の部」なんてのがあってもいいじゃない?)

杜氏は蔵元(専務)杜氏の新澤巌夫氏
まだ30代の若き杜氏さんながら、利き酒の能力がとびぬけた方のようです。
いい舌をお持ちなんですね。 羨ましい限り。
(のんべえも昔は自信があったんですが、今ではボロボロ。 イビキの影響が大きいんだろうな・・・)

以前は誉められたものではない酒質のお蔵だったそうですが、
2002年に方針変更。 品質重視の”伯楽星”を自ら立ち上げて急成長。
JALのファーストクラス用機内酒にも選ばれています。

昨年から精米も自社精米に切り替え、さらに思い通りの酒が造れる環境が整ったとか。

伯楽星には山田錦や雄町が使われることが多く、
愛宕の松には”ササニシキ”や”ひより”などが使われているそうです。
(”ひより”については、他で詳しく紹介します。)
酵母も山形酵母のなかでも”愛宕の松”のほうが、いくらか香りが軽いものを使うようです。

搾ったお酒は火入れをして、すべて瓶詰めし-5度以下の貯蔵庫で貯蔵してます。
この店は大変好感がもてますね。
タンク貯蔵ではやはり温度管理が心配になります。
今後の温暖化傾向を考えると多くのお蔵さんでやってほしいものです。
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何と、伯楽星が南アフリカサッカーワールドカップのオフィシャル日本酒に選ばれたと・・・
オフィシャル日本酒なんてものがあったことも驚きですが、まずはおめでとうございます。
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シャンパンボトル入りの伯楽星ができるんでしょうか?
全国いくつかの蔵のお酒で記念ボトル入り商品を出し、並べて販売されるようです。
けっこう大々的に販売するらしいでが、量ができないでしょうからすぐに売り切れですね。

さて、お蔵の外観。
蔵の中では掃除や道具類の洗浄中の蔵人さんの姿が覗けました。

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なんと!無残な状況です。

そうです。地震です。ここは何度も大きな地震に見舞われているんです。
特に2008年6月に発生した岩手・宮城内陸地震マグネチュード7.2の大地震。
大崎市でも震度6弱で大きな被害が出たのです。
数千本の在庫が割れてしまったのだそうです。 なんと勿体ない。
正直なところ、こんな被害が出ていたとは知りませんでした。

当時、栗原市の一の蔵・金龍蔵が心配で問い合わせたところ、大きな被害はなかったとのことでしたので安心していたのですが、実情は全く違っていたことが今回わかりました。
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宮城県というところは大きな地震が何度も発生しているんですね。
その中で蔵を維持して酒造りを続けてきたのは大変だったと思います。
また、地震の度に廃業に追い込まれた酒蔵があったのではないかと思います。
今後、これ以上の被害が出ないことを願うばかり。

【最近の宮城県で発生した大きな地震】
宮城県沖地震 1978年6月12日 (震源地)宮城県沖 M7.2 死者28 負傷者1万人
三陸南地震 2003年5月26日  (震源地)宮城県気仙沼沖 M7.1
宮城県北部地震 2003年7月26日 (震源地)宮城県北部 M6.2
宮城県南部地震 2005年8月16日 (震源地)宮城県牡鹿半島東方沖 M7.2
岩手・宮城内陸地震 2008年6月14日 (震源地)岩手県内陸南部  M7.2




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by sakenihon | 2009-09-16 01:54 | 酒蔵めぐり