ホテルが取れなかった関係で宿泊は古川ですから、下りの最終新幹線までしか
時間がありません。 頑張って回らなくっちゃ!
で、一軒目に訪ねたのは仙台駅からも徒歩5分ほどの『自遊庵 ねぎぼうず』というお店。
さなぶりのお客様ご推薦のお店です。
雑居ビルの地下への階段を下ると狸がお出迎え。
十数人座れる長いカウンターに大小のお座敷部屋がある大きなお店です。
のんべえが入店した時はカウンターは無人でしたが、お座敷ではすでに数組の宴会が
始まっていて賑やかでした。
お酒のメニューを見ると宮城県のお酒が勢ぞろい。
以下のように『浜の酒 』『山の酒』 『野の酒』の三つに分けて紹介されていて感心しました。
浜の酒 = 日高見 すみのえ 浦霞 伏見男山 於茂多加
山の酒 = 澤の泉 栗駒山 迫力 綿屋 萩の鶴
野の酒 = 乾坤一 あたごのまつ 真鶴 宮寒梅 夢幻 鳳陽
もりいずみ 天賞 一の蔵 蔵王
宮城のお酒でも港町、田園地帯、山辺でそれぞれ酒質が違うということを
良く現わした分け方ですよね。 (これは使える!)
”小松菜のお浸し”のお通しとともに、まずは阿部勘さんの『於茂多加 特別純米山田錦』
を冷酒で頂きま~す。
お料理はまずは『鰹の刺身』を注文。
酒がすすんでしまいます。
二献目は岩牡蠣とともに『天賞 吟醸酒』をお燗でいただきました。
天賞を醸す宮城県川崎町のまるや天賞㈱は酒蔵自体には致命的な損傷は
なかったようですが、今回の震災をきっかけに休業されることになりました。
『天賞』は呑んだことがなかったし、これが最後になりそうなので迷わず注文。
宮城らしい柔らかい酒質で癖のない、微かな吟醸香を含んだぬる燗でした。
酒蔵が全壊した『伯楽星』の新澤酒造さんが天賞さんの設備を買い取り、
今季から天賞さんの設備を使って『伯楽星』を醸されることになったようです。
そんな事情が解っているだけに複雑な気分の一献となりました。
三献目は”ばくらい”とともに大崎市の森民酒造(分家)『もりいずみ』の純米酒をいただきました。
森民酒造は仙台市内と大崎市に2軒の酒蔵があり、仙台市内が本家で『森民(もりたみ)』を
醸しています。
『もりいずみ』は以前から気になっていたのですが、呑んだことがありませんでした。
おっ、これは旨甘系の好みの酒です。
時間があったら、明日酒蔵に行ってみようかな・・・
これが気まぐれ酒蔵めぐりの醍醐味ですねえ。
さあ、そろそろ次の店に行かなくっちゃ。
後ろ髪をひかれながら『ねぎぼうず』さんを後にしました。
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# by sakenihon | 2011-10-23 09:00 | 酒蔵めぐり