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『芳水 純米 冷卸 備前雄町』

今日は台風の影響で大雨。

風がないのが幸い。

でも、こんな日に飲みに出ようという方は少ないですねえ、やはり。


というわけで、営業時間中にゆっくりとブログの更新です。

こういう時にはブログをやっていて良かったと思います。


『芳水(ほうすい)純米 冷卸 備前雄町』。

四国、徳島県三好市の芳水酒造の銘柄です。
『芳水 純米 冷卸 備前雄町』_f0193752_23413611.jpg


和酒処さなぶり開店以来、500以上の銘柄をメニューに載せてきましたが、

徳島県のお酒はこれが初めて。

改めて徳島県酒造組合のHPを確認してみると、徳島県には25蔵もの酒蔵が

あるんですねえ。 

残念ながら未知の銘柄ばかりです。

お隣の香川県はたった7蔵しかないのに、『凱陣』『金陵』『綾菊』『川鶴』

と聞いたことのある銘柄があります。

それに対して徳島県は私の中では少し影が薄い存在。

6月15日の日本酒フェアで徳島のお酒を重点的に飲んでこようかな・・・・


幸い『芳水』は以前純米酒のワンカップを飲んだことがありました。

イメージはサッパリとしたライトな感じのお酒で、愛媛や香川のイメージ

近いなという印象でした。

三好市は香川県との県境近くですから当然かも。
『芳水 純米 冷卸 備前雄町』_f0193752_029837.jpg


今回のお酒は備前雄町の60%精米純米酒の生詰です。

「生詰」というのは搾った直後に一度火入れを行っているが、出荷(瓶詰め)時の

二度目の火入れはしていないということです。

「冷卸」と表記されているので、本来ならば昨年の秋に飲むのがスタンダード

なんでしょうが、それをさらに半年ほど熟成させて只今開栓となったわけです。

やはりサッパリライト系ですが、雄町のふくよかさが熟成で一層ほんわりと

優しく広がっています。

酸は少なく、口に含むと気づかぬうちに喉に流れ落ちてゆく感じ。

ぬる燗にするとその傾向はますます強くなり、スルスルっと飲んでしまう

ちょい危険なお酒かも?

こういうお酒って、東北とか北陸にはないんですよね、案外。

四国の瀬戸内海寄りのお酒の特徴をよく現わしていると思った一本です。


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# by sakenihon | 2011-05-30 00:21 | さなぶり  

『仙禽 愛山 純米吟醸 無濾過生原酒中取り袋搾り』

関東地方も梅雨に入ってしまいました。

雨が続きますねえ・・・・

飲食店にとっては痛手だなあ~

長梅雨にならなけりゃいいんですがね。


『鍋島』の愛山に続いて、愛山をもう一つ。

栃木県さくら市の『仙禽(せんきん)』の愛山です。
『仙禽 愛山 純米吟醸 無濾過生原酒中取り袋搾り』_f0193752_14101455.jpg『仙禽 愛山 純米吟醸 無濾過生原酒中取り袋搾り』_f0193752_14121743.jpg

精米歩合が『鍋島』が50%に対して『仙禽』は55%。

ただし、『仙禽』の愛山はは無濾過生原酒の袋搾り・中取りという大変贅沢なお酒です。

日本酒度は-3~-5度と甘め。

『鍋島』の”膨らみ”に対して、『仙禽』は”透明感”を感じます。

その透明感の中に、ラムレーズンのような複雑な甘さ。

酸味も甘酸っぱさを増幅するグレープフルーツのような柑橘系。

『鍋島』と『仙禽』の二つの愛山。

どっちがおススメ?と聞かれたら困ってしまう、

それぞれ個性豊かに結実した逸品です。


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# by sakenihon | 2011-05-28 14:38 | さなぶり  

『鍋島 純米吟醸 愛山』

日曜日の田植えによる筋肉痛が徐々に出てきました。

体中に湿布薬を貼りまくってます。

運動不足ですねえ・・・

毎日長時間の立ち仕事ですが、立っているだけでは

何の運動にもなっていないことを痛感します。


さてさて、久々の新銘柄紹介。

お勧めの銘柄がずらりと入ってます。

で、まずは佐賀の『鍋島』。

今回は『愛山』の純米吟醸です。
『鍋島 純米吟醸 愛山』_f0193752_19291554.jpg

『愛山』というのは兵庫県で僅かに限定栽培されてきた希少な酒米。

『山田錦』と『備前雄町』を祖先に持つお米ですが、山形の『十四代』さんが

酒造りに使って注目を集めるまでは、ほとんど知られることがないお米だったようです。

日本酒の薫り(特に吟醸香)は主に酵母に由来すると思っていたのですが、

この『愛山』に限ってはお米自体に独特の薫りを出す特質があるようで、

『愛山』=『甘い薫り』という経験則があるように感じます。


その『愛山』を50%まで精米した、この『鍋島』もその経験則に当てはまります。

白桃のような甘い薫りに加えて、ユリの花のようなフローラルな薫りが重なります。

柑橘系のフレッシュでさわやかな酸味が心地いい。

かといって、甘ったるいかと云えば全くそんなことはない。

スッパリとしたキレも併せ持っていて、跡を引くことはありません。

22年の春に搾られ、10月に出荷されたものを酒販店さんとさなぶりの冷蔵庫で

じっくりと寝かせてようやく一昨日開栓。

旨みも増し、適度に空気にも触れて今が呑み頃。

是非楽しんでいただきたい一杯です、これは。

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# by sakenihon | 2011-05-26 19:54 | さなぶり  

田植え・・・酒浸りの一日

22日の日曜日は思い切ってお店をお休みにして田植えに行ってきました。

茨城県那珂市の木内酒造さんの酒造り体験講座に使う酒米の田植えです。

午前7時10分浦和発。

神立駅近くの『割烹 喜作』さんに集合時間9時ぎりぎりに到着。

この酒造り体験講座の仕掛け人は『喜作』の女将さん。本当にお世話になってます。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_2384362.jpg

9時ちょうどに中型バスで出発。

と、同時に・・・・
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_2403346.jpg
朝ごはん代わりのシャンパン。

お~っと、今回は豪華なスタート。 これも女将の心使い。

約一時間で木内酒造さんに到着。

木内酒造のある北茨城エリアは完全な被災地。

途中には屋根瓦が崩れてブルーシートをかぶったままの家屋が多数ありました。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_2454358.jpg

3月11日の震災のあと、都内から2~3日掛けて茨城まで徒歩で帰ってきた人が

多数いたそうです。コンビニの中なんかで仮眠しながら。 驚きました。

木内酒造さんの屋根瓦も一部壊れてました。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_2551398.jpg

大谷石(おおやいし)の立派な塀も、大谷石がゆえ、中に鉄骨が入っていないために

見事に崩れてしまっていました。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_2572116.jpg

酒蔵でさらにメンバーが増え、総勢約20名で田んぼへ向かいました。

もちろんシャンパンと日本酒を呑みながら・・・・

こりゃ、田植えまでに出来上がっちゃいますよん!

今年は例年と違う田んぼです。 

いつもの田んぼは震災の影響で水を引く設備が壊れて使えないため。

ん~~、いつもより滅茶苦茶広い・・・・・
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_342313.jpg


お米の品種は昨年と同じく『ひたち錦』。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_363430.jpg

裸足で田んぼに入ると、水が大変暖かい。気持ちいいのです。

一線に並んで一斉に田植え開始。 

早く終わらせないと雨が降ってくるかも・・・

早く終わらせて、早くビールを飲まなくっちゃ!お酒を飲まなくっちゃ!

その強い強い欲求が作業の原動力なのです。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_310540.jpg

なんとかお昼前には田植え完了。でも苗はかなりぐにゃぐにゃ。

ちゃんと育ってくれるのか?
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_315982.jpg

こちらは機械で植えた田んぼ。 やはりこっちの方が綺麗ですねえ。 
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_3201546.jpg

雲いきがあやしいぞ。 

さあ、すぐにバーベキュー。 いやいや、”さなぶり”だぁ~

早く!早く~!

矢代杜氏自ら、樽生のひたち野ネストビールをサービスしてくれます。

ホワイトエール。これが、本当に旨い! 幸せなひと時。 
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_3315185.jpg

この日は喜作の女将が造った『エスプレッソ・エール』もありました。

これはコーヒーをたっぷり加えたビール。 これも珍しくって楽しいビール。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_336892.jpg


田んぼの持ち主の長田さんの奥さんが造って差し入れていただいた煮もの。

これも毎度、美味しい。 今回は庭で採れたっていうフキが旨かったな。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_3411987.jpg

残念ながら雨が降り出してバスの中へ避難。

”さなぶり”はバスの中で続行。

そのままの勢いで近くの温泉で汗と雨と泥を流してスッキリした後、

水戸駅近くへ移動。

木内酒造さん直営の『な嘉屋』さんに場所を移して”さなぶり”は続きます。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_3462410.jpg
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_3472913.jpg

のんべえはここで今日初めてのお燗酒に突入。

これで、勢いが止まらなくなってしまいました。

『な嘉屋』さんにいたのは一時間半くらい。 

でも4合くらいは呑んだような・・・完全な割り勘勝ちしてます。

この後、再度スタート地点の神立の『喜作』さんに戻って、

”さなぶり”は続き、たぶん3合くらいは呑んでるな・・・・

神立駅から電車に乗ったのが21時半頃。 

朝9時のシャンパンから始まって、約12時間。

シャンパン、ビールと日本酒を一升近く呑んだんじゃないかな・・・・


で、浦和帰着が23時半頃。

しかし、一度付いた火は簡単には鎮火しません。

浦和に帰ってからあと3軒、ハシゴ酒。 もうトコトンの酒浸りの一日。

こんなに思いっきり呑んだのは久々。 満足。 感謝感謝。

さあ、また明日からがんばろう! 


帰りの神立駅のホームで発見したコーヒーの自動販売機。
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_472910.jpg

これ、スグレモノ!

なんと、スタバみたいにカップに蓋が!
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_484360.jpg

150円のコーヒー、お味の方もかなりのものでした。

砂糖とミルクの量の加減ができるのは当然。 

コーヒーの濃さの調整、そして蓋の要不要の選択もできます! 

これ、凄くないですか~~
田植え・・・酒浸りの一日_f0193752_4125493.jpg






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# by sakenihon | 2011-05-24 04:19 | 日本酒の作り方  

富山市のお酒 『羽根屋 特吟 中汲み』

今週は連日静かなさなぶりが続いてしまいました。

そんな状況を喜ぶお客様が多いんです。

たしかにお客様にとっては貸し切り状態のさなぶりは贅沢空間なんですねえ。

喜んでいただければ、まあいっか・・・・

そんな状態なんで、お酒の回転が少し滞っています。

でも、あと一合くらいの瓶が増えています。

そろそろ一気に変わりそうです。


そんな残り少ない一本を今更のご紹介。

富山県富山市の富美菊酒造さんの『羽根屋』の特吟 中汲み。

五百万石の45%精米で『特吟』の『吟』が入っているから吟醸造りでしょう。

普通なら大吟醸。その中汲みですから、かなり高スペックです。
富山市のお酒 『羽根屋 特吟 中汲み』_f0193752_3462488.jpg


富美菊酒造さんのメインブランドは『富美菊』なんですが、蔵元後継者の

羽根常務さんが頑張って立ち上げた純米酒中心のブランドが『羽根屋』。

すべてのお酒を大吟醸酒を造る時と同じ、限定給水で手間を掛けて丁寧に仕込み

小ロットタンクでじっくり丁寧にゆっくり発酵させているのが『羽根屋』です。

その中でも大吟醸造りで中汲み(中取り)のお酒ですからね。


気になるのが『特吟』という表現。

気になるので羽根さんに直接電話して聞いてしまいました。

精米40%の大吟醸酒が他にあるので、45%精米のこのお酒は『特吟』を使ったそうです。

「吟醸酒と大吟醸酒の間」という意味合いなのでしょうかね。

もう一つの疑問は、この『羽根屋』にはなぜ醸造用アルコールを添加したのか?

ということです。

『羽根屋』は基本的に純米造りですが、羽根さんは吟醸酒におけるアルコール添加を

お酒造りの一つの技術としてとらえていて、否定するものではありません。

高度なアルコール添加は、お酒の香味を引き出したり、キレを良くしたりという

有効性があります。

その技術の蓄積と習得のためにこのお酒は敢えて醸造用アルコールをほんの少しだけ

添加して造ってみたんだそうです。

『羽根屋』はまだまだこれから伸びる銘柄。

今でも十分旨いお酒ですが、試行錯誤しながら、

毎年毎年もっといい酒になってゆく銘柄なんですね。

そのためにはこういう『遊び』も部分も必要だし、呑み手にとっては楽しみなところ。


で、このお酒の感想。

9号系の酵母を使っていますが、吟醸香はほのかで控えめ。

日本酒度+7でキリッ。 

極めてキレのいい、透明感のある富山らしい辛口大吟醸。

邪魔にならない食中酒としても秀逸ですが、食中では少しもったいないかな?

これは、今が旬の富山湾産の”ほたるいか”のコクのある旨みとともに

楽しむべきお酒でしょう。

ことしの富山湾のホタルイカは大振りでプリップリ。旨いもんねえ。

羽根屋が残り僅かなのが残念だぁ!



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# by sakenihon | 2011-05-21 04:36 | さなぶり